女帝 小池百合子 の商品レビュー
コロナよりもオリンピックを第一に考えていたのに、中止が決まったら手のひらを返して国と対決するかのように、コロナ第一のようなパフォーマンスを見せつけられると胡散臭さを感じていた。 この本を読んでこの胡散臭さの原因が理解出来た。 これだけの影響力を発揮出来る能力は評価するが、「政界の...
コロナよりもオリンピックを第一に考えていたのに、中止が決まったら手のひらを返して国と対決するかのように、コロナ第一のようなパフォーマンスを見せつけられると胡散臭さを感じていた。 この本を読んでこの胡散臭さの原因が理解出来た。 これだけの影響力を発揮出来る能力は評価するが、「政界のペテン師」が東京のトップとは…。
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トーキョーミストレスユリ子、略して「トミ子」読了。 彼女に目的は無い。 彼女はただ敵を欲している。 彼女は戦場でのみヒロインになり得るのだ。 まあトミ子の人物造形の真偽はともかく、本書は80年代以降の政治史・マスコミ史を、一人の人物を軸に、おさらいできるテキストでもあるゾ
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取材力に脱帽しました。小池百合子について知るための参考にはなるが、全てが事実かというのがまた疑う余地がある気がしました。これから彼女がどんな動きをするか見守ります。
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家柄のバックグランドもなく、友達もなく、派閥もなく、人望もなく、それなのに大臣を経て都知事になっているという現実。なぜなのか。それは結局は周囲がそんな小池百合子を選んだから。小池百合子を異常というなら周りも異常。彼女を通して日本の脆弱な民主主義、無責任なマスコミなどが浮かび上がっ...
家柄のバックグランドもなく、友達もなく、派閥もなく、人望もなく、それなのに大臣を経て都知事になっているという現実。なぜなのか。それは結局は周囲がそんな小池百合子を選んだから。小池百合子を異常というなら周りも異常。彼女を通して日本の脆弱な民主主義、無責任なマスコミなどが浮かび上がってくる。 しかし嘘つきだろうが異常だろうが、とにかく女性都知事という前例を作った功績は大きいと思う。ちょっと前までは、女性の都知事なんて想像できただろうか。日本において、いわゆるガラスの天井をぶち破るにはとんでもないパワーが必要。尋常な女性ではできないのかもしれない。女性進出という観点から見れば日本はまだ過渡期。小池百合子に全てを求めなくてもいい。優秀で人格的にも整った後進の女性達が、これを機にどんどん政財界に進出していくための足がかりになればいいのではないか。 小池百合子が男性だったらこの本はまったく面白くないし、嫌悪感しか湧かないだろう。しかし、女性だからこそ意味がある。
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綿密な取材に基づき、小池百合子という人物の内面を探求した作品。一つの本になるくらいの傑物がゆえに批判も多い人物。もう少し何を達成してきたのかも語ってあげて欲しいと思った。ただこの本の批判には丁寧に答えていかないとその先はないと思う。
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小池さんの生い立ちから今までの姿がよく取材されて、詳しく書かれており、どんな人かがよくわか りました。傍から見たら厳しい局面でも、小池さんは凄まじい向上心、人脈をうまく使って乗り切り、男社会と言われる政治の中でどんどん上り詰めていく強さがある。 女性初の東京都知事として活躍されて...
小池さんの生い立ちから今までの姿がよく取材されて、詳しく書かれており、どんな人かがよくわか りました。傍から見たら厳しい局面でも、小池さんは凄まじい向上心、人脈をうまく使って乗り切り、男社会と言われる政治の中でどんどん上り詰めていく強さがある。 女性初の東京都知事として活躍されてますが、今後はどこに向かっていくのかが楽しみです。
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1.都知事として、よくテレビに出ているなーという印象なのですが、特にどんな人なのかを知らなかったので、読むことにしました。 2.芦屋の令嬢として兵庫に生まれた小池は難関カイロ大学卒業を武器にして、日本で目覚ましい活躍をします。しかし、その証拠はどこにもなく、詐称されているとの噂があります。また、ニュースキャスターを卒業後、政界のチアリーダーとして、名を挙げていくのですが、ここでのやり方はかつて見てきた父親と同じやり方をしているのです。自分がのし上がるためには権力者にすり寄り、興味がなくなれば即座に捨てたり、自分にスポットライトを当てるためにはメディアを狡猾に利用したりします。 こうまでして小池百合子は何になりたいのか、彼女が求めているものは何なのか、在学時代、政界での立ち回りについて記している1冊です。 3.この話をまるっきり信じたと仮定して、なぜそこまでして目立ちたいのか、プライド?過去の払拭?おそらく両方だと思います。そのようなところは父親譲りになったのだと思われます。さらに、常に自分がトップに立ち、注目の的でありたいという事故承認欲求が強すぎるがゆえに出た弊害といえます。 この本を読んで言葉のすごさと恐怖を知りました。選挙演説を見返してみると、具体的な政策など言わずとも、大衆を魅了するような物語をしっかりと構成していれば当選してしまうということが言えます。なんとも残念な世の中になってしまいました。
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小池百合子の自叙伝だと思いきや、暴露本だった。数多くの参考文献と100名を超えるインタビューによる情報をまとめ上げた著書の信憑性のあるリサーチ力には称賛。小池百合子の生い立ちや、環境をこの本で知れたが、小池百合子自身はどう思っているのか。本人から本心をいつか聞きたいと思った。 ...
小池百合子の自叙伝だと思いきや、暴露本だった。数多くの参考文献と100名を超えるインタビューによる情報をまとめ上げた著書の信憑性のあるリサーチ力には称賛。小池百合子の生い立ちや、環境をこの本で知れたが、小池百合子自身はどう思っているのか。本人から本心をいつか聞きたいと思った。 民間企業の中にも組織やカーストがあるし、根回しや贔屓は当たり前に存在するが、メディアや政界の中で小池百合子は自分の置かれた状況や損得を瞬時に理解し、凄まじい向上心を掛け合わせて登り詰めていく。いわゆるセルフプロデュースに長けている人だと思った。周りが何と言おうとも、これもまた彼女の魅力でもあり、誰にも負けないスキルなのでは無いか。 しかし、日本のマスコミの在り方については、どうかしている。
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コロナに脅かされる首都・東京の命運を担う政治家・小池百合子。女性初の都知事であり、次の総理候補との呼び声も高い。しかし、われわれは、彼女のことをどれだけ知っているのだろうか。 「芦屋令嬢」育ち、謎多きカイロ時代、キャスターから政治の道へーー 常に「風」を巻き起こしながら、権力の頂...
コロナに脅かされる首都・東京の命運を担う政治家・小池百合子。女性初の都知事であり、次の総理候補との呼び声も高い。しかし、われわれは、彼女のことをどれだけ知っているのだろうか。 「芦屋令嬢」育ち、謎多きカイロ時代、キャスターから政治の道へーー 常に「風」を巻き起こしながら、権力の頂点を目指す彼女。 今まで明かされることのなかったその数奇な半生を、 三年半の歳月を費やした綿密な取材のもと描き切る。
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二期目の東京都知事を歩み始めた小池百合子が、どのように形成されてきたのか、どれだけの人を裏切り、罠に嵌め、踏みにじってきたのかきたのかがこれでもかと書かれている。 権力の臭いをかぎ分け擦り寄ったり、女でありながら自身のおじさんの部分と女性の部分を使い分ける能力、嘘をついても罪悪感...
二期目の東京都知事を歩み始めた小池百合子が、どのように形成されてきたのか、どれだけの人を裏切り、罠に嵌め、踏みにじってきたのかきたのかがこれでもかと書かれている。 権力の臭いをかぎ分け擦り寄ったり、女でありながら自身のおじさんの部分と女性の部分を使い分ける能力、嘘をついても罪悪感など感じずに白を切ったりなど、およそまともに人間ではありえない精神構造、モンスターのように書かれている。なぜ著者を訴えないのか不思議でならない 個人的にはこんな胸糞悪くなるような内容をまとめてくれた著者に敬意を払いたいと思う。
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