ゴーストハント(2) の商品レビュー

小野不由美(著者)

2021/02/20

今のところ４まで読んだ中で一番楽しめた作品。
話の展開もすごく流れが良くて盛り上がって、怖くてでも楽しくて、一気に読んでしまった〜！もったいない…って思っちゃうくらい。
人形って定番だけど、その定番をめちゃくちゃ怖くしてかつ、それだけで終わらない展開が最高でした。
キャラクターもその関係性も魅力的！
リンさんの正体がめちゃくちゃ気になる。

2021/02/11

一気にきたねぇ〜、こっちの世界にって感じで
前回とは違って完全無欠のゴーストハント物語ここに現るって感じ
あまりの落差に・・・ビビってもうたわ。
でも、これほんと面白い！！
読む手が止まらない、またもや不由美にやられているのである・・・

2021/01/26

前回多発した、ナゾのウケ狙いの言葉遣いはぐっと減って大分落ち着いた印象になった。ユングやフロイトを引用し、洗練された印象。
内容は、かなり派手に霊障やら幽霊やらが出て怖い感じはない。

2021/01/17

またしても役に立たない綾子さんが不憫になってきた二作目。
彼女の活躍はまだ先の模様。
今回はぼーさんのかっこいい見せ場が多かったと思う。
結局はナルに持って行かれるんですけどね……仕方ないね。
そして安定のジョン。
彼がいるだけで安心感がある。
そして、皆のたまり場になるSPRである。

今回の怪異も十分に怖い内容。
前回はレギュラーメンバーにその危害が降りかかることが多かったが、今回はまだ八歳の子供がターゲットというのも怖い。
この「八歳」である必然性も物語の真相に絡んでくるところが見事。
しかも隙を生じぬ二段構えなボス登場……恐ろしすぎる。
それに悪霊になるのもやむなしと思える悲しい真相なのが、強制退場させ辛い部分もあった。
その辺もナルがちゃんと丸く収めてくれる訳だが。

舞台が古い洋館、勝手に動くアンティークドールとこれだけでも怖いところに、人間では到底不可能なポルターガイストの数々。
それでいてお祓いしても何しても手ごたえがなく、寧ろ状況は悪化していくという。
多種多様の恐怖仕様で、元は少女小説なのを忘れる作品である。
さすが小野先生だよな……麻衣ちゃんと軽口な一人称の文章でどうにか読めている気がする。
三人称で書かれると、怖すぎて読めない人も出るのでは……いい緩衝材だろう、あのツッコミやアホ発言の数々は。

2021/01/04

このテンションもなんかこう…時代を感じるよな…
最近十二国記読んだばっかりだからなんだろうけどもな…

2021/01/03

途中まで副題でネタバレしてるんやない？もったいないなぁ。人形って言葉をいれてなきゃ極上のフーダニットなのに…。と、思いつつ若干テンション上がらぬまま読み進めるも、そんな単純な考えが消し飛ぶぐらいの話の展開にもう呆然。
ラストバトルは息をもつかせぬ畳み掛け。
さすがです。

１作目ではややいつもの小野不由美カラーじゃないことへの戸惑いもありこのシリーズを読み進めるかどうかと思っていたところのこの２作目。

もうすっかり虜。
最後まで断然追いかけます。

大満足です。

2020/11/18

ホラー苦手なのに、1巻が面白かったので、引き続き購入。
1巻が思ったより怖くなかったので、同じほどかなーと読み進めて、唐突にハードルを上げられた感が強かったですが、やはりしっかりとした確かな表現と描写、破綻のない物語展開に、始終こわごわとしながらも、面白く読了しました。
クライマックスでは、夜に読めない事態となりましたが(笑)、それよりもこの先がどうなるのかが気になりすぎて、ついつい読んでしまうという、読書の醍醐味を味わえて、満足度がとても高い１冊でした。
解説の通りで行くなら、まだまだこれから恐怖度が上がるようで、ホラー苦手を小野先生作品が好きだけで乗り切れるか心配ですが、続きが楽しみです。

2020/11/15

再読。思ったよりも記憶が曖昧で、抜けてる箇所がチラホラ。

今回は古い屋敷でおかしな事が起きているとの依頼を受け
調査を進めるメンバー。
作者の『残穢』を彷彿とさせる流れ。

私は昔からリアルな人形が苦手で、ミニーちゃん恐ろしや…だわ。

再読という事もあり怖さは控えめ。

2020/10/31

長いシリーズ物なので、続くかな〜と思いながら読み始めると、やはり「うーむ、ワンパターンか？！」なんて思いつつ、すこーし我慢して読み進めるとやめられなくなりました。最後は横溝シリーズっぽく（苦笑）私の好きな陰陽師まで登場！読み続けて良かったー。

2020/10/27

一気に読みました。
洋館で頻発するポルターガイスト
不穏な気を放つアンティークドール
洋風な雰囲気の中で、突然あらわれる和風の幽霊
面白い。