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いのちの停車場 の商品レビュー

3.9

72件のお客様レビュー

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2020/09/29

切実であり、誰もが問い、悩む課題に、すばらしい仲間を揃えて、果敢に静かに戦った読み応えのある小説でした。

Posted byブクログ

2020/09/28

救命医療 在宅医療 安楽死 様々な問題提起がなされ、興味深く読んだ。 金沢の風景描写もいいなあ。 でも 肝心のラストに??? すべて分かってる父親が何故??? 脊髄損傷の肝細胞治療  が尻切れトンボになってて??? 共感できるところとそうでないところ ちょっと消化不良のまま...

救命医療 在宅医療 安楽死 様々な問題提起がなされ、興味深く読んだ。 金沢の風景描写もいいなあ。 でも 肝心のラストに??? すべて分かってる父親が何故??? 脊髄損傷の肝細胞治療  が尻切れトンボになってて??? 共感できるところとそうでないところ ちょっと消化不良のままページを閉じました ≪ 医療とは 命を送る 手伝いを ≫

Posted byブクログ

2020/09/16

在宅看護を望む患者は多いのかもしれないけれど家族の支えなくしてはなかなか難しいし特に看取りはどれだけ説明を受けても受け入れ難い面があるのかもしれない。色々と考えさせられました。

Posted byブクログ

2020/09/05

家に帰りたいと言われれば帰してあげたいと思うが 確かにその後間違いなく救急車呼んでしまうと思う。 最後はどうなんだろう、世の中に問題提起したいから?

Posted byブクログ

2020/09/01

電車内で読んではいけない本。審議官の話は、物語に現実味を持たせるが、再生移植の結果も気になる。「終末期にかかる医療費は約半分。この医学的な処置に意味があるのか…」「あすのことはあす案じよ」「私自身の人生の最終章、死を創るための処置だ。人生の最後の局面をどのように迎え、どのように死...

電車内で読んではいけない本。審議官の話は、物語に現実味を持たせるが、再生移植の結果も気になる。「終末期にかかる医療費は約半分。この医学的な処置に意味があるのか…」「あすのことはあす案じよ」「私自身の人生の最終章、死を創るための処置だ。人生の最後の局面をどのように迎え、どのように死を創るかー」含蓄深い言葉がいっぱい。

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2020/08/16

 残念ながら読み終えることができなかった。  面白くなくはないのかもしれないけれど、私には合わず、最後まで読む気力がなかった。半分くらいまで読んで断念してしまった。  でも、ラストは確認して、ある程度の内容は理解できたと思う。  東京の救命救急センターで働いていた咲和子は、現...

 残念ながら読み終えることができなかった。  面白くなくはないのかもしれないけれど、私には合わず、最後まで読む気力がなかった。半分くらいまで読んで断念してしまった。  でも、ラストは確認して、ある程度の内容は理解できたと思う。  東京の救命救急センターで働いていた咲和子は、現場のミスの責任を取り、退職する。故郷金沢に戻り、訪問診療医となる。救急センターで働いていた咲和子は、多少なりとも舐めていた訪問診療医の大変さを痛感することになる。  日々、癖のある患者たちに揉まれながら、訪問の仕事に取り組んでいく咲和子。  咲和子には慣れない仕事以外にも問題があった。体調を悪くした父親が『安楽死をさせてくれ』と訴えてきた。  安楽死を選ぶ父親の気持ちはよくわかる。もし、自分が病に侵され、まともに生活を送れないようになったら楽に死にたいと願うのではないだろうか。  また、周りの人間の気持ちは真逆だ。いくら身内の人間が安楽死を願っても、どんな姿であれ、長く生きて欲しいと願わずにいられない。  現役医師という作者。彼女の葛藤により生まれた作品なのかもしれない。

Posted byブクログ

2020/08/10

在宅医療がテーマ。 訪問診療や訪問看護と聞くと高齢者というイメージだったが一概に高齢者だけじゃないんだとわかった。 緩和ケアも在宅のひとつ。 自分も家族の死に立ち合ってきたがみんな病院で死を迎えている。でも自宅で死を迎えられることは本人も家族も厳しいこともあるが幸せなことでもある...

在宅医療がテーマ。 訪問診療や訪問看護と聞くと高齢者というイメージだったが一概に高齢者だけじゃないんだとわかった。 緩和ケアも在宅のひとつ。 自分も家族の死に立ち合ってきたがみんな病院で死を迎えている。でも自宅で死を迎えられることは本人も家族も厳しいこともあるが幸せなことでもあるのかもしれないと感じた。 金沢が舞台で親近感が半端ない。近所もいっぱい出てくるから読みながら頭の中で映像が流れていた。 最後は切なくて。誠実な人達にどうか温かい決着が訪れて欲しい。

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2020/08/07

内容(「BOOK」データベースより) 東京の救命救急センターで働いていた、62歳の医師・咲和子は、故郷の金沢に戻り「まほろば診療所」で訪問診療医になる。「命を助ける」現場で戦ってきた咲和子にとって、「命を送る」現場は戸惑う事ばかり。老老介護、四肢麻痺のIT社長、6歳の小児癌の少女...

内容(「BOOK」データベースより) 東京の救命救急センターで働いていた、62歳の医師・咲和子は、故郷の金沢に戻り「まほろば診療所」で訪問診療医になる。「命を助ける」現場で戦ってきた咲和子にとって、「命を送る」現場は戸惑う事ばかり。老老介護、四肢麻痺のIT社長、6歳の小児癌の少女…現場での様々な涙や喜びを通して咲和子は在宅医療を学んでいく。一方、家庭では、骨折から瞬く間に体調を悪化させ、自宅で死を待つだけとなった父親から「積極的安楽死」を強く望まれる…。

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2020/07/18

医療小説といえばの南杏子さんの新刊は、発売と同時に映画化も決定した一冊。東京の救急救命センターで働く医師の白石咲和子は、退職し地元の金沢に戻り「まほろば診療所」で訪問治療の医師となり、IT社長、老人、小児癌にかかった少女を治療していく。どの現場でも「患者」とその「家族」とのかかわ...

医療小説といえばの南杏子さんの新刊は、発売と同時に映画化も決定した一冊。東京の救急救命センターで働く医師の白石咲和子は、退職し地元の金沢に戻り「まほろば診療所」で訪問治療の医師となり、IT社長、老人、小児癌にかかった少女を治療していく。どの現場でも「患者」とその「家族」とのかかわり方が大きなテーマになっていると同時に、「安楽死」にかなり踏み込んだ作品だった。個人的には「人魚の願い」が一番印象に残った、ラストは賛否両論あると思うが 、最後まで読んだ人なら咲和子の行動は理解できると思う。

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2020/07/18

最後がどうしても納得できないので星一つ。 どうして点滴注入前に、寿命が訪れ自然死したのに、佐和子は警察に行くのか? 注入したとして、積極的安楽死になる要件は満たしているし、そのためにビデオ回したのでは? 宮下洋一氏の、安楽死を遂げるまで、安楽死をした日本人、などである程度積極的...

最後がどうしても納得できないので星一つ。 どうして点滴注入前に、寿命が訪れ自然死したのに、佐和子は警察に行くのか? 注入したとして、積極的安楽死になる要件は満たしているし、そのためにビデオ回したのでは? 宮下洋一氏の、安楽死を遂げるまで、安楽死をした日本人、などである程度積極的安楽死について、自分なりに学んだ。 そして最後の時、家族はどうすべきかも、過去の自分の経験をもとによく考えた。 これは最高に成功したパターンで、何の問題もないと思う。 萌ちゃんの章でほろっときたのに、最後でがっかり。 筆者はドクターで、もちろん医学知識は豊富でしょう。なのに、どうしてなのかな。

Posted byブクログ