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少年と犬 の商品レビュー

4

598件のお客様レビュー

  1. 5つ

    184

  2. 4つ

    245

  3. 3つ

    114

  4. 2つ

    21

  5. 1つ

    4

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2024/07/12

その犬は天使か死神か. 死に近い物語には心を揺さぶられる何かがある. それがどんな死であっても. 犬っていいね. 古くからの人間の友であり,犬がいるから人間という種は寂しくなかったのかもしれない.犬がいなければ狂っていたかもしれない. とてもフィクションしているけれど,本当にあ...

その犬は天使か死神か. 死に近い物語には心を揺さぶられる何かがある. それがどんな死であっても. 犬っていいね. 古くからの人間の友であり,犬がいるから人間という種は寂しくなかったのかもしれない.犬がいなければ狂っていたかもしれない. とてもフィクションしているけれど,本当にあってもおかしくないかも,とつい思ってしまうくらいに,犬って不思議.

Posted byブクログ

2024/07/11

東日本大震災を絡めた内容ということもあってか、読み終わる頃には涙が出てしまいました。 多聞の物語がメイン!とは分かっていつつも、それぞれのお話の主人公やその周りの人達のその後(亡くなってしまった主人公達もいますが…)、が気になってしまい、そこが描かれていないところがいいところで...

東日本大震災を絡めた内容ということもあってか、読み終わる頃には涙が出てしまいました。 多聞の物語がメイン!とは分かっていつつも、それぞれのお話の主人公やその周りの人達のその後(亡くなってしまった主人公達もいますが…)、が気になってしまい、そこが描かれていないところがいいところでもあり、残念なところでもあり… モヤモヤとしてしまいました(笑)

Posted byブクログ

2024/07/09

表紙に惹かれて手に取りました。 1匹の犬が各地を転々とし、事情を抱えた様々な 飼い主と出会い、絆を深め、癒していく物語。 ただ犬は誰かを探しているよう。物語の終わりで、犬は出会いたい人物と再会できるのか。 何気なく手に取った本ですが、 各地で出会う人々に影響を与える犬の姿は面白く...

表紙に惹かれて手に取りました。 1匹の犬が各地を転々とし、事情を抱えた様々な 飼い主と出会い、絆を深め、癒していく物語。 ただ犬は誰かを探しているよう。物語の終わりで、犬は出会いたい人物と再会できるのか。 何気なく手に取った本ですが、 各地で出会う人々に影響を与える犬の姿は面白く、一気読みしました。 馳さんの作品は初めてですが、 他の作品も手に取りたくなりました。

Posted byブクログ

2024/07/05

ブクログでたまに見かけてた表紙だったので思わず手にとり図書館で借りてきました(^^) 「老人と犬」までは多聞ってもしかして死神なのか⁈って思いましたがラストは、思ってた展開と違った!! とても勇敢で賢くときおり見せるかわいい仕草の多聞、いろんな人と大事な人に触れ合えて良かった〜...

ブクログでたまに見かけてた表紙だったので思わず手にとり図書館で借りてきました(^^) 「老人と犬」までは多聞ってもしかして死神なのか⁈って思いましたがラストは、思ってた展開と違った!! とても勇敢で賢くときおり見せるかわいい仕草の多聞、いろんな人と大事な人に触れ合えて良かった〜最後はうるっときちゃいました( ; ; )人と犬の触れ合いの大切さや温かさを感じる物語でした。

Posted byブクログ

2024/07/02

一匹の犬を中心に織りなすそれぞれの物語。 各々の事情が繊細に描かれながら、どの人物も納得して犬を送り出すので切なくも優しい気持ちになれます。 人と動物の関わり方に優しさを持ち込んで描いてくれたことに感謝。

Posted byブクログ

2024/06/18

著者、馳星周さん(1965~)の作品、ブクログ登録は2冊目。 で、本作の内容は、次のとおり。 ---引用開始 傷つき、悩み、惑う人びとに寄り添っていたのは、一匹の犬だった――。2011年秋、仙台。震災で職を失った和正は、認知症の母とその母を介護する姉の生活を支えようと、犯罪...

著者、馳星周さん(1965~)の作品、ブクログ登録は2冊目。 で、本作の内容は、次のとおり。 ---引用開始 傷つき、悩み、惑う人びとに寄り添っていたのは、一匹の犬だった――。2011年秋、仙台。震災で職を失った和正は、認知症の母とその母を介護する姉の生活を支えようと、犯罪まがいの仕事をしていた。ある日和正は、コンビニで、ガリガリに痩せた野良犬を拾う。多聞という名らしいその犬は賢く、和正はすぐに魅了された。その直後、和正はさらにギャラのいい窃盗団の運転手役の仕事を依頼され、金のために引き受けることに。そして多聞を同行させると仕事はうまくいき、多聞は和正の「守り神」になった。だが、多聞はいつもなぜか南の方角に顔を向けていた。多聞は何を求め、どこに行こうとしているのか……犬を愛するすべての人に捧げる感涙作! ---引用終了

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2024/06/16

図書館でオススメの本が目について 動物本て変に泣かせるから嫌かなと思ったけど 借りて無理やったらやめようと思って読んだ。 泣くけど悲しい涙ではない。 心いっぱいで感想書けない。 私が出会って飼った犬達はここまで賢くないが (犬さん達失礼します) 。゚(゚´Д`゚)゚。 犬さん達...

図書館でオススメの本が目について 動物本て変に泣かせるから嫌かなと思ったけど 借りて無理やったらやめようと思って読んだ。 泣くけど悲しい涙ではない。 心いっぱいで感想書けない。 私が出会って飼った犬達はここまで賢くないが (犬さん達失礼します) 。゚(゚´Д`゚)゚。 犬さん達はほんとに寛大だったと思う ほんと面白かった。

Posted byブクログ

2024/06/03

馳星周さんの直木賞受賞作品、20年以上前に作者原作の「不夜城」の映画は観たのだが本としては初読み。 今作品は被災した「多聞」という迷い犬のミックス犬が色んな人々と出会い、助け助けられながら6篇のエピソードを繋ぐ連作短編集。 凄く暖かい気持ちになる良い作品だった。 物語の始まりは...

馳星周さんの直木賞受賞作品、20年以上前に作者原作の「不夜城」の映画は観たのだが本としては初読み。 今作品は被災した「多聞」という迷い犬のミックス犬が色んな人々と出会い、助け助けられながら6篇のエピソードを繋ぐ連作短編集。 凄く暖かい気持ちになる良い作品だった。 物語の始まりは東日本大震災後の宮城県仙台市。 多聞は仙台から始まり、新潟、富山、滋賀、島根、そして終着地の熊本迄の道のりを約5年の月日をかけて渡りきる。その都度その土地土地で多聞と関わる主人公が変わるのだが、その6編全ての主人公達が多聞と関わった事によりドラマが生まれている。その6つのドラマが各々素敵だった。 自分も幼い頃から飼い犬がいる生活をしている。自分の人生の3/4以上は犬のいる暮らし。 一昨年末に最愛の愛犬を寿命で看取り、その為色々と感情を揺らされてしまうので犬の出てくる作品は読むのを避けていた。ただでさえぽっかりと空いた気持ちにわざわざ穴を広げるような事はしたくなかった。 しかし新たな縁があって先月からまた犬を家族に迎えいれた、その事により気持ちが前を向いている気がしている。その気持ちのままこの作品を読んだ、素直に読めたと思っている。 犬だけでなくペットは家族。ある意味ではこの作品のように家族以上の存在になっている時もある、よく分かる。 犬のいる生活が自分には一番だと思っている。自分にとって犬がいるのといないのでは心の安定度と日々の満足度が全然違う。 改めて今回この作品を手にとれたのも新しく家族に迎えた犬がそうさせてくれたのだと感じている。

Posted byブクログ

2024/05/19

面白かったです。犬の偉大さを改めて思い知らされるすごい作品でした。 印象に残った言葉は、やはり「人の心を理解し、寄り添ってくれる。こんな動物は他にはいない。」です。 確かにそうかもしれないと思いました。読んでいて、去年亡くなった愛犬のことを思いだして泣いてしまいました。 14年間...

面白かったです。犬の偉大さを改めて思い知らされるすごい作品でした。 印象に残った言葉は、やはり「人の心を理解し、寄り添ってくれる。こんな動物は他にはいない。」です。 確かにそうかもしれないと思いました。読んでいて、去年亡くなった愛犬のことを思いだして泣いてしまいました。 14年間一緒に過ごせて本当に幸せだったんだなとすごく思いました。 最初の章に出てくる、まゆみさんのことがずっと頭にひっかかっていました。ですが、最後の章で、まゆみさんのメッセージが見られてホッしました。 犬好きな人にこの作品を読んでもらいたいです。

Posted byブクログ

2024/05/18

東日本大震災で飼い主を亡くした犬、多聞はいろいろな人のもとを転々としながら南を目指していた。なぜ、南を目指すのか最後の章で分かります。その理由が分かったときはすごく感動します!!

Posted byブクログ