ラジオ・ガガガ の商品レビュー
ここ10年はラジオ>テレビの生活なので、ラジオならではの人のつながりがあるんだよなーと感じながら読んだ。わたしも聴いているTBSラジオ「伊集院光 深夜の馬鹿力」を毎週たのしみにしているおばあさんの話が特によかった。そう、「今週気づいたこと!」が面白いんだよね。 介護士の大沢さん(...
ここ10年はラジオ>テレビの生活なので、ラジオならではの人のつながりがあるんだよなーと感じながら読んだ。わたしも聴いているTBSラジオ「伊集院光 深夜の馬鹿力」を毎週たのしみにしているおばあさんの話が特によかった。そう、「今週気づいたこと!」が面白いんだよね。 介護士の大沢さん(ニセ伊集院)に信子さんが言った、「ただ、あなた、お元気で、いつまでもお元気で長生きして。それだけを望んでいる。お元気で、一日でも一分でも長く、ラジオを聴かせてください。そして、私を遠くまで連れて行って」。ここを読んだとき、頭の中に聞こえてきたのは… 「とにかく僕は『伊集院光じゃなきゃいけない』という人たちに向けて喋って、『伊集院光じゃないとダメなんだ』という人たちと一緒にものを作ってということだけはぶれずにやっていこうと」という、「伊集院とらじおと」番組終了時の伊集院さんのコメントだった。まるで呼応してるようで脳が揺れた。
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ラジオが好きなので読んでみました。 ちょっと物語に無理があるかなと。 ラジオが出てくる場面も唐突すぎて、あまり感情移入できませんでした。 作者の方がラジオが好きなのはなんとなく伝わったけど、 物語としてはイマイチでした。
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ラジオ好きな人が書いてるなあって感じ。ラジオを作る側の話もそれはそれであるのは分かるし面白くなる要素あるんだろうけど、リスナーのストーリーだけでオムニバスの方が読みたかったな~と個人的に思った…「ガガガ」っていうノイズ的響きから、受け手側の話を勝手に想像してたからかな。
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一話目でぐっと心をつかまれました。 どうも私は、高齢女性がたくましく生きる話が好みのようで。 自分の母に重ねるのと、母も、こうあってほしいという願望なのでしょう。 息子3人いるけど、世話にはならないと、施設に入った主人公。 かつてのつらい経験から楽しみはラジオ。 伊集院やナイナイ...
一話目でぐっと心をつかまれました。 どうも私は、高齢女性がたくましく生きる話が好みのようで。 自分の母に重ねるのと、母も、こうあってほしいという願望なのでしょう。 息子3人いるけど、世話にはならないと、施設に入った主人公。 かつてのつらい経験から楽しみはラジオ。 伊集院やナイナイのラジオ聞いてるなんてすてきじゃない。 すごく、いい話で、読後さわやかな涙。 そして、二話目を3行読んだときに気づきました。 私、、、この本読んだことある。 それは2019年の11月。 なぜならこの年に映画「ボヘミアン・ラプソディ」を見て、ラストの感動のライブシーンで歌われていたレディオ・ガガ、これがレディ・ガガの由来というのを何かで見て、この本のタイトルに惹かれ、借りて、読み。 その年の年末の紅白歌合戦でビートたけしが浅草キッド歌うのを聞いて、「これ!私が先月読んでた本に出てきた歌!こんないい曲なんだ!」と大騒ぎして、元々知っていた夫が「これ名曲だよー」と言い。。 ああ、こんなに、くっきりはっきり、思い出すのに。 なぜ、今回借りるときに思い出さなかったのか。 いや、ここまではまだわかる。 でも、一話目を初見のテンションで読み、感動の涙まで。 この、自分の記憶のゼロクリア感がもはや恐怖。 と、いうことで。 結局、読了したけど、 浅草キッドがモチーフの話は、二年前と同様、なんかひっかかるなーという感想だったし、その後の話もあまり感動なく。 自分の脳が心配になった読書エピソードとなりました。
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「We are シンセキ!」と「音にならないラジオ」は面白かった。 ストーリーが追いやすくて登場人物の感情もちゃんと伝わった。 ラジオ聴くの好きです。 そろそろ投稿してみようかなあ〜と思う今日この頃。
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いろんな年齢、性別、立場の人たちのラジオにまつわる短編。珍しく横のつながりは全くない独立した小編の6話からなる。 最初の一編が老齢女子の話だったので、もう自分の行く道とばかりむさぼり読んだ。共感の持てる老女が主人公。 うざっ。うざいうざい。 とか、結構現代的な年配女子。 残...
いろんな年齢、性別、立場の人たちのラジオにまつわる短編。珍しく横のつながりは全くない独立した小編の6話からなる。 最初の一編が老齢女子の話だったので、もう自分の行く道とばかりむさぼり読んだ。共感の持てる老女が主人公。 うざっ。うざいうざい。 とか、結構現代的な年配女子。 残りのお話もそれぞれよかったがたぶんすぐに忘れてしまう、今の私、老女の入り口のわたし。
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ラジオにまつわる6つの短編からなる1冊。実在の番組とそのリスナーにはお馴染みのエピソードも登場する。 読了後に装画の方の刊行当時のツイートを見たら、最初に収録されている伊集院光好きのお婆さんのエピソードが好きだと言っていた。妙に納得したのは、表紙のイラストの雰囲気などから受けた印象からすると意外にもヘビーな話が多く、あるエピソードではそこに登場する人物の恩人に対する言動に心から嫌悪感を抱き、フィクションの人物であるその人物を本気で軽蔑したほどだ。比較的ライトな最初のエピソードをあげたくなる気持ちが分かる(もっとも、装画の方がそういう気持ちで最初のエピソードを選んだのかは分かりませんが)。 ここだけの話、前職でとても深く関わった業界の本でもあり、ラジオドラマの作家のエピソードなんかは実際にそういう人のことを知っているし、自分にも覚えがあるし、そういったことの中でも割とつらかったような方面の思い出がよみがえる類の本だった。でも、だからといって各エピソードの登場人物に希望が与えられていないのかというと決してそんなことはなく、彼らは間違いなく幸運な人々である。ラジオがくれる幸せというのはどこか影があり、痛みを伴うものだなぁと思う。
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Wikiで見ると、著者はラジオドラマの脚本家出身。 最後の第6話「音にならないラジオ」。売れないラジオドラマの脚本家の話。読後感がスッキリ。 第2話「アブラヤシのプランテーションで」。深夜放送っぽいラジオのお話し。 単純ですが、久しぶりにラジオ聴いてみようか、と思いました。
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ラジオが、人生のとなりにあって、彩りになっている。 そんな短編の6話詰まった本でした。 ラジオが実名で登場するのがやっぱり最大の特徴で、 そのラジオ番組を少しでも知ってれば同じ番組のリスナーの話みたいな親近感を感じそう。 私は伊集院さんの深夜の馬鹿力をpodcastsできいてた...
ラジオが、人生のとなりにあって、彩りになっている。 そんな短編の6話詰まった本でした。 ラジオが実名で登場するのがやっぱり最大の特徴で、 そのラジオ番組を少しでも知ってれば同じ番組のリスナーの話みたいな親近感を感じそう。 私は伊集院さんの深夜の馬鹿力をpodcastsできいてたので、伊集院さんがこの本にどんな感想をもつか聞いてみたいと思いました。 私が1番良かったのはWe are シンセキ!でした。 誰でも経験していそうな感情を思い出しました。 ラジオには飾らない本音を言える気持ちは分かるなと思いました。
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実在のラジオ番組が多数登場!老若男女の歓びと切なさを鮮やかに描いた珠玉の短編集。 帯の惹句"誰にでも一人で抱えきれない夜がある"が秀逸。本音で語るパーソナリティーと、深夜に全てをさらけだした裸のリスナー。両者の秘密の時間を共有できるのがラジオのいいところ。私自...
実在のラジオ番組が多数登場!老若男女の歓びと切なさを鮮やかに描いた珠玉の短編集。 帯の惹句"誰にでも一人で抱えきれない夜がある"が秀逸。本音で語るパーソナリティーと、深夜に全てをさらけだした裸のリスナー。両者の秘密の時間を共有できるのがラジオのいいところ。私自身も、心身疲れて乗ったタクシーで流れるラジオドラマに涙が止まらなかったことがあります。
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