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合理的にあり得ない 上水流涼子の解明 の商品レビュー

3.6

132件のお客様レビュー

  1. 5つ

    15

  2. 4つ

    49

  3. 3つ

    53

  4. 2つ

    9

  5. 1つ

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2020/11/11

今まで読んできた著者の小説の中ではライトな内容に感じる部分があり、助手の貴山がスーパー過ぎるところがありますが、これはこれでアリなのかなと思いました。続編を期待します!

Posted byブクログ

2020/10/25

短編集。 美貌の元弁護士、涼子と東大出身頭脳明晰な助手、貴山が運営する探偵エージェントは殺人と傷害は請け負わない、がモットー。 詐欺、野球賭博、親の仇討ち、逆襲。 鮮やかな手際で解決していく様は痛快。 シリーズ化されないかな。

Posted byブクログ

2020/09/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

まぁ面白かったんだけど、探偵がそんなにすごいわけでもなく爽快感があるわけでもなく、小品という感じだった。むしろ助手がメイン。短編じゃなく長編ならもう少し満腹感がある気がする。ただこの雰囲気はドラマ化するのにちょうどかも。

Posted byブクログ

2020/09/25

勝手に、少し期待外れ。 勝手に、イメージしていた。 モデルはドクターXの米倉涼子を直感。 「〇〇的にあり得ない!」と言って、法で裁けない世の中の不条理に対し、バッサバッサと切り捨てていく水戸黄門的ドラマを。 又は、過去に怨恨を持つ元弁護士の女性が、社会の闇の中で世の中の矛盾を「...

勝手に、少し期待外れ。 勝手に、イメージしていた。 モデルはドクターXの米倉涼子を直感。 「〇〇的にあり得ない!」と言って、法で裁けない世の中の不条理に対し、バッサバッサと切り捨てていく水戸黄門的ドラマを。 又は、過去に怨恨を持つ元弁護士の女性が、社会の闇の中で世の中の矛盾を「〇〇的にありえねーなぁ」とつぶやきながら、法を越えて人知れず「処理」していくといった必殺仕事人的ドラマを。 又は、もともと作者が得意な「男臭く、社会や人の感情の闇や矛盾を描くドラマ」的社会派ミステリーを。 どれでも無かった。 多分、この本の前に、登場人物に十分にコミカルな印象を植え付け、かつ、生き方に読者の共感を得られるような事件を取り扱った中長編の物語があれば、この本も十分に楽しめたのかな…とも思う。 人を物語へ引き込み感情を揺さぶることが上手な作家だけに、少し残念。

Posted byブクログ

2020/09/16

弁護士資格を剥奪された上水流涼子とその助手である貴山のコンビが、毎回依頼を解決していく短編集。 詐欺師、将棋、野球賭博など色々トピックが変わって飽きさせない。涼子が弁護士資格を剥奪された理由も、ちゃんと書かれていて、すっきり。 続きがでたらまた、気軽な気持ちで読んでみたい。

Posted byブクログ

2020/09/15

さくっと読める自己紹介的な一冊かな?と思った。 ちょっと物足りないなぁ 続編は長編か、もう少し厚めの短編が読みたいぞ

Posted byブクログ

2020/09/01

女性探偵が活躍するハードボイルドタッチの作品。 しかしこのタッチの作品はかなり多いので、正直少し食傷気味かな。 主人公は米倉涼子的な(笑) 柚月裕子はやはりミステリー作家ではなく、ストーリーテラーなんだろうと思う。

Posted byブクログ

2020/08/27

前から気になっていた柚月さんの作品初めて読みました。 解説に書いてあったようにカジュアルに読める作品。キャラ設定が明確で、コンパクトな短編なので、テレビ向きに作ったのかな。 今度はじっくりと長編を読んでみたいです。

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2020/08/27

【収録作品】確率的にあり得ない/合理的にあり得ない/戦術的にあり得ない/心情的にあり得ない/心理的にあり得ない

Posted byブクログ

2020/08/20

ある出来事から弁護士資格を剥奪された上水流涼子(多分ご先祖様は鹿児島だな)は、IQ140の貴山(この苗字も意外と珍しいような)をアシスタントに探偵エージェントを運営、明晰な頭脳と美貌を武器に怪人物がらみの「○○的にあり得ない」依頼を解決に導いていく、ってお話。 ○○の中には、確率...

ある出来事から弁護士資格を剥奪された上水流涼子(多分ご先祖様は鹿児島だな)は、IQ140の貴山(この苗字も意外と珍しいような)をアシスタントに探偵エージェントを運営、明晰な頭脳と美貌を武器に怪人物がらみの「○○的にあり得ない」依頼を解決に導いていく、ってお話。 ○○の中には、確率、合理、戦略、心情、心理と入っていき、こういう趣向にすると話が似たような展開になりがちなんだけど、詐欺師をやっつける話の次に霊感商法が出て来た時にはやっぱり⤵と思わせながら、そこから手を変え品を変え結構手が込んでた。 最初の2話はこの作者にしては珍しいテイストと感じていたが、将棋ソフトにまつわる第3話では、コンピュータには美的感覚がないなんて話が出たり、後半になると段々本領発揮。 第4話では涼子が弁護士資格を剥奪された経過も明らかになり、ヤクザ、薬物、野球賭博と題材が広がる。 まずまず楽しませてもらったが、第3話、第5話で活躍するのは貴山ばかりというのは、ちょっとどうかな。 私怨を晴らす第4話はともかく、依頼に応えるだけなら胴元のヤクザに密告するだけで十分な第5話はお金も使って楽しみ過ぎて、「心情的にはあり」かもしれないけど「合理的にはあり得ない」ように思うな。

Posted byブクログ