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合理的にあり得ない 上水流涼子の解明 の商品レビュー

3.6

132件のお客様レビュー

  1. 5つ

    15

  2. 4つ

    49

  3. 3つ

    53

  4. 2つ

    9

  5. 1つ

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2020/08/16

柚月裕子さんに、こんな連作短編集もあったとは。上水流涼子と貴山のキャラクターが超魅力的で、どの話も爽快感があり面白い。2人の関係性がわかる「心情的にあり得ない」が特に良かった。実写化はあり得るのでは?観てみたいです。

Posted byブクログ

2020/08/13

ドラマ化希望。 若いころの米倉涼子さんとディーン・フジオカ氏のコンビでお願いします。←できるか。

Posted byブクログ

2020/08/10

著者の作品を読んだのは三冊目 赤いブックカバーがよく目立つ、出来ることなら連休中に読了し投稿したいと思っていたのです。読み始めると以前も読んだ文体で、テンポよくサクサクと読めた。途中で中断しても再開しやすい。  読みながら気付いたことは将棋がテーマの章と、それ以外の章にも将棋を比...

著者の作品を読んだのは三冊目 赤いブックカバーがよく目立つ、出来ることなら連休中に読了し投稿したいと思っていたのです。読み始めると以前も読んだ文体で、テンポよくサクサクと読めた。途中で中断しても再開しやすい。  読みながら気付いたことは将棋がテーマの章と、それ以外の章にも将棋を比喩したキーワードが書かれていたので調べてみると、「盤上の向日葵」と同時期に上梓されていたのです。なるほど納得作品だと思いました。以前読んだ「盤上の…」と同様で将棋のルールを知らなくても読めます。全ての章が秀逸でおもしろい。探偵事務所という基本ベースがあり、章ごとの案件をこなすという意味でテーマが変わっても方向性が変わらず安心感があると思う。  物語は、涼子が弁護士資格を剥奪され上水流エージェンシーという探偵事務所を開業するまでの経緯や、唯一の助手貴山伸彦との出会いは面白く、この作品の続編もありかなと思わせます。涼子は知的な行動派、一方貴山は、涼子を超える明晰な頭脳の持ち主でクールな性格。テンポよく案件が解明されるのは小気味好い。恐らく、どちらかがいなくなれば、事務所の経営は成り立たないだろう。お互いを惹きつけ合う何かがあると思いました。まだまだ読みたい柚木作品、こんな小説を書く人はどんな人だろうと、調べると、あらま!びっくり、思わず頭を垂れて右手を差し出し「お願いします」と叫んでしまいそう。 実におもしろい!

Posted byブクログ

2020/09/06

しっかり回収されている短編がぎっしり。 読みやすく気がつけば後書きでした。 世の中には騙す人・騙される人がいるけれど、騙されてしまった人が報われるといいな。

Posted byブクログ

2020/08/08

上水流涼子は弁護士資格を剥奪された後、頭脳明晰な貴山を助手に探偵エージェンシーを運営。金遣いが荒くなった妻に疑念を抱く夫、賭け将棋で必勝を期すヤクザ、野球賭博絡みのトラブルetc.。欲に塗れた人物たちの難題を涼子は知略と美貌を武器に解決するが。

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2020/08/04

柚月裕子作品ハズレなし。 今回は短編ということで、小気味良いストーリー展開と、いつもと比べ少しライトな謎解きとなっていますが、いやいやそれでも濃厚濃厚。 弁護士資格を剥奪されたイワクツキの美人何でも屋上水流涼子とIQ140のアシスタントの貴山のコンビで事件を解決していく様子は痛快...

柚月裕子作品ハズレなし。 今回は短編ということで、小気味良いストーリー展開と、いつもと比べ少しライトな謎解きとなっていますが、いやいやそれでも濃厚濃厚。 弁護士資格を剥奪されたイワクツキの美人何でも屋上水流涼子とIQ140のアシスタントの貴山のコンビで事件を解決していく様子は痛快で、かつ2人のキャラが立っていて楽しい読書タイムを過ごさせてもらいました。

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2020/07/28

これは面白かった。さすがだな〜と思いました。野球賭博とか、自分にとっては未知なものもあり、勉強になりました

Posted byブクログ

2020/07/26

5編の連作短編集。 柚月長編作品と比べてしまえば、 どうしたってライトな感じになってはしまうが、 賭け将棋、野球賭博などの裏社会、 上水流涼子が弁護士資格を剥奪されたストーリーなど、 興味深いテーマも盛り込まれ、楽しく読めた。 キャラクター設定も魅力的で、ドラマになりそう。 タ...

5編の連作短編集。 柚月長編作品と比べてしまえば、 どうしたってライトな感じになってはしまうが、 賭け将棋、野球賭博などの裏社会、 上水流涼子が弁護士資格を剥奪されたストーリーなど、 興味深いテーマも盛り込まれ、楽しく読めた。 キャラクター設定も魅力的で、ドラマになりそう。 タイトル通り、涼子が主人公なのだが、 助手・貴山の能力が極めて高く、 貴山の活躍の方が大きい作品もあり、 バランスとしてどうかな……とは思ってしまった。

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2020/07/11

弁護士資格を剥奪された後、探偵エージェンシーを運営する上水流涼子。頭脳明晰な貴山を助手にして、欲にまみれた人間たちの難題を知略と美貌を武器に解決する、極上痛快エンターテイメント。 "あり得ない"依頼を次々と解決する展開が爽快過ぎる。キャラクターが立っているので...

弁護士資格を剥奪された後、探偵エージェンシーを運営する上水流涼子。頭脳明晰な貴山を助手にして、欲にまみれた人間たちの難題を知略と美貌を武器に解決する、極上痛快エンターテイメント。 "あり得ない"依頼を次々と解決する展開が爽快過ぎる。キャラクターが立っているのでドラマ化必至でしょう。読者が各々好みのキャスティングする楽しみがあることも含め、想像力を高める作品である。

Posted byブクログ

2020/07/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

柚木裕子さんの作品、初読み。 軽いテンポのミステリーで、普通に読みやすい。タイトルの作品のほか、 ・確率的にありえない ・戦術的にありえない ・心情的にありえない ・心理的にありえない の合計5つの短編が入っている。 上水流涼子という元弁護士の便利屋さんと、その助手で頭脳明晰な貴山伸彦が、悪事を退治する物語。どれも、悪い人がきちんと成敗されるので、読んでて爽快です。 メインの2人についても、中盤でそのバックグラウンドが明らかにされていくので、親しみも湧いてくる。シリーズ化されてもおかしくない。 ただ、個人的にはもう少しそれぞれの登場人物の内面まで入り込んでぐちゃぐちゃドロドロしたところまで行ってもらった方が良いのですが。 右から左にずーっと通り抜けた感じで、爽快なこと以外、あまり感覚に残りませんでした。もう一冊、他のを読みたいという感じもなく。

Posted byブクログ