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ワイルドサイドをほっつき歩け ハマータウンのおっさんたち の商品レビュー

3.9

168件のお客様レビュー

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  3. 3つ

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2021/01/04

ブレグジッド直前のイギリスのおっさんたちの話。彼らも60代。そうだよね。私も50代なんだから。とりわけおばちゃんたちがパワフル。

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2020/12/24

イングランドの一般市民の生活を描いたエッセイ。ここでの一般市民はタイトルにもなっている著者の周りにいるさまざまなおっさん達。 日本でいう団塊の世代のおっさんの感覚か。だが日本のおっさんと違い今作に出てくるおっさん達はどこかチャーミングで愛すべき人達だった。 今作を読んだらイギリス...

イングランドの一般市民の生活を描いたエッセイ。ここでの一般市民はタイトルにもなっている著者の周りにいるさまざまなおっさん達。 日本でいう団塊の世代のおっさんの感覚か。だが日本のおっさんと違い今作に出てくるおっさん達はどこかチャーミングで愛すべき人達だった。 今作を読んだらイギリスのパブでビールを飲みたくなった。 最後の書き下ろし部分が用語や内容解説に偏っていて若干読むのに疲れたかな。

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2020/12/24

「僕は〜」で息子さんのファンになったが、本書では誰だろう?ダニーさんに会ってみたいけど故人だし、強いて言えばレイさんかな。ベトナムの彼女とうまくいくといいですね。

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2021/02/28

クセ強めだけど憎めないおっさんたちが面白おかしく、だけど愛情深く描かれている。 好きなところ ローラのマイケルに対する愛 ダニーのダウン症の甥っ子に対する愛 著者の連れ合いに対する愛 英国の抱える問題もそこに住む労働階級でなければわからない視点で描かれている。日本はまだ恵まれ...

クセ強めだけど憎めないおっさんたちが面白おかしく、だけど愛情深く描かれている。 好きなところ ローラのマイケルに対する愛 ダニーのダウン症の甥っ子に対する愛 著者の連れ合いに対する愛 英国の抱える問題もそこに住む労働階級でなければわからない視点で描かれている。日本はまだ恵まれていることも実感できた。

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2020/12/07

おっさんたちの様子を綴ったエッセイのような内容から、イギリスの社会情勢(ブレグジットと階級社会)を垣間見る。著者の周りにいるおっさんたちは、なんだかとても愛らしく思える。 コミュニティーセンターの図書室兼遊戯室で、本を読みながら子どもの世話を焼くスティーブの話がお気に入り。 ブレ...

おっさんたちの様子を綴ったエッセイのような内容から、イギリスの社会情勢(ブレグジットと階級社会)を垣間見る。著者の周りにいるおっさんたちは、なんだかとても愛らしく思える。 コミュニティーセンターの図書室兼遊戯室で、本を読みながら子どもの世話を焼くスティーブの話がお気に入り。 ブレイディみかこさんの文章はなんか読みやすい。 巻末の方の世代分けに照らし合わせると、自分はジェネレーションY、ミレニアル世代の年長組(1983年生まれ)だった。

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2020/11/30

面白かった。人間っていいなと思う。国や人種関係なく。年代はちょっとあるかな。自分もおっさん達の年代だからうんうんと言うとこある。最後の『人生の苦汁をたっぷり吸いすぎてメンマのようになったおっさんたちについて・・・』は笑えた。

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2020/11/28

ベビーブーマー世代は、日英そんなに差は無い印象です。 ただ、イギリスの方が恋愛話が多い気がしました。 それとも、単に離婚率が高くてシングルが多いから、なのでしょうか。 恋愛を含め、なにか「行動」をしているときのおっさんは、幸せそうに見えます そういう人に対する作者の温かい眼...

ベビーブーマー世代は、日英そんなに差は無い印象です。 ただ、イギリスの方が恋愛話が多い気がしました。 それとも、単に離婚率が高くてシングルが多いから、なのでしょうか。 恋愛を含め、なにか「行動」をしているときのおっさんは、幸せそうに見えます そういう人に対する作者の温かい眼差しもほのぼのします

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2020/12/05

良い。 相変わらずの作風。 英国と言えば、憧れの国だったのに、今は違うらしい。貧しい人が多く、苦労しているようだ。でも、人生を楽しんでいるようだ。

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2020/11/15

前作の“.....ちょっとブルー”と同時期のブレグジット時代のおっさん達の話。切なく哀感漂う話が多いがおっさん達は自分好きの楽しい人達である。 色々あるけど、頑張ってきた人達。 各章にワイルドサイドを歩け……等の歌詞が使われている。聞き直したくなる 『ハマータウンの野郎ども』も筑...

前作の“.....ちょっとブルー”と同時期のブレグジット時代のおっさん達の話。切なく哀感漂う話が多いがおっさん達は自分好きの楽しい人達である。 色々あるけど、頑張ってきた人達。 各章にワイルドサイドを歩け……等の歌詞が使われている。聞き直したくなる 『ハマータウンの野郎ども』も筑摩書房からでてますね。

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2020/11/15

『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』がすこぶる面白かったのでこちらも。ティーンの息子さんの日常を通じてイギリスの現代社会を鮮やかに映し出した『ぼくは~』と対になるような本でした。アイルランド出身の連れ合いとその友人たちのおっさんの日常を描くことにより、かつて「ゆりかごか...

『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』がすこぶる面白かったのでこちらも。ティーンの息子さんの日常を通じてイギリスの現代社会を鮮やかに映し出した『ぼくは~』と対になるような本でした。アイルランド出身の連れ合いとその友人たちのおっさんの日常を描くことにより、かつて「ゆりかごから墓場まで」と唱われた福祉国家イギリスが、鉄の女サッチャーの「小さな政府」の緊縮財政を経てどのように現在の格差社会へと繋がっているのかということを、ユーモアを交えながら鋭い観察眼による分析により見せてもらいました。2つの章からなっており、全体の半分以上のページを占める1章はおっさんたちのもの哀しくも個性的で愛すべき様子を、音楽ネタをふんだんに使いながら語るエンタメパート、それに続く2章は、おっさんたちを世代別年代別に、当時の社会情勢や政治・経済の解説と共に、分類してくれるというやや学術的(と言いつつもざっくばらんな文章なのでサクサク読める)なパートでした。政治とはけっして大げさなものでも大層なものでもなく、生きて生活するということに直結しており誰もが望むと望まざるとに関わらず政治的な存在なのだということが良く分かる良作です。大変満足して読了。

Posted byブクログ