告解 の商品レビュー
罪や罰や贖罪について問い続けてる薬丸さんが 今回は飲酒ひき逃げ事故をテーマに描いた作品。 いつも考えさせられるし、今回も被害者家族や加害者家族のそれぞれの気持ちが本当につらい。 ただ今回の戦争時の行為と絡めた最後は少し違和感を感じてしまった。
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告解。 薬丸岳さん。 やっぱり 薬丸岳さんはスゴイ。 誰にでも起きるかもしれない交通事故。 加害者。被害者。その家族。 自分かもしれない。 自分の娘かもしれない。 いろいろな事を、 考えながら、どんどん読み続けました。 さすがの薬丸岳さんです。
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久々に薬丸さんの作品を手にとりました。 少年犯罪を題材にした作品を書かせたら、薬丸さんの右に出る人はいないのではないでしょうか。 読んでて、過去の作品、Aではない君とを思い出しました。あの時の、加害者側と被害者側の心理描写、今回の同じく心理描写、何とも言えず。 お父さんの手紙から、多分泣くだろうなとは思ってはいたが、案の定泣いた。 最後の墓参りまで、泣きっぱなし。
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3.5 車を運転するって本当にいつ何があってもおかしくなくて、いつ加害者にも被害者になる可能性は誰にだってある。色んな気持ちを持ちながら読み進めたけど、最後が何だかな〜よい話だったけど、現実には絶対ありえない感が残ってしまった。
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事故の加害者と被害者の 葛藤と苦悩を描いているのだが、 もっと濃厚なものを期待していたので 割と安易な展開で ちょっと肩透かし。
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罪は償えるのか、償えないのか。最後に許されてしまったことで、なんとなくこの大きなテーマが簡単に片付けられてしまった気がした。これはフィクションだけど、誰にでも起こりうるある意味ノンフィクション。
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薬丸岳さんの新刊は、事故の加害者となってしまった少年の葛藤を描いた長編。飲酒運転で一人の老女の命を奪ってしまった翔太は、自分の犯した罪をなかなか認められずに懲役4年の実刑を受け服役する、一方で被害者の夫の二三久には「ある思い」があり、翔太の出所を待ち続ける。事故を起こした側の家族...
薬丸岳さんの新刊は、事故の加害者となってしまった少年の葛藤を描いた長編。飲酒運転で一人の老女の命を奪ってしまった翔太は、自分の犯した罪をなかなか認められずに懲役4年の実刑を受け服役する、一方で被害者の夫の二三久には「ある思い」があり、翔太の出所を待ち続ける。事故を起こした側の家族と被害にあった側の家族の様子が細かく描かれ、今の時代一度間違いを犯してしまうとネットに情報が拡散されて(被害者・加害者双方の家族が)生き辛くなってしまうというリアルを描いた作品だった。
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内容(「BOOK」データベースより) 飲酒運転中、何かに乗り上げた衝撃を受けるも、恐怖のあまり走り去ってしまった大学生の籬翔太。翌日、一人の老女の命を奪ってしまったことを知る。自分の未来、家族の幸せ、恋人の笑顔―。失うものの大きさに、罪から目をそらし続ける翔太に下されたのは、懲役...
内容(「BOOK」データベースより) 飲酒運転中、何かに乗り上げた衝撃を受けるも、恐怖のあまり走り去ってしまった大学生の籬翔太。翌日、一人の老女の命を奪ってしまったことを知る。自分の未来、家族の幸せ、恋人の笑顔―。失うものの大きさに、罪から目をそらし続ける翔太に下されたのは、懲役四年を超える実刑だった。一方、被害者の夫である法輪二三久は、“ある思い”を胸に翔太の出所を待ち続けていた。贖罪の在り方を問う、慟哭の傑作長編。 自動車事故は誰にでも起こり得ることですよね。 私は免許を取ったけど 運転をしない選択をした人間です。自分の運転技術に全く自信が持てませんでした。そんな自分が誰かの命を奪ってしまうんじゃないかと怖くなって 運転をしない選択をしました。運転出来たらもっと違った人生もあったのかなぁと思うこともありましたが めちゃくちゃ困ったことはありませんでした。 薬丸岳さんの作品は 初めて読んだ『天使のナイフ』で全く考えもしなかった犯人だったのが衝撃的で 好きでよく読んでる作家さんです。 一気に読んでしまったのですが 被害者の旦那さんの気持ちがイマイチ私には納得出来なかったかなぁ...戦争で人の命を奪ってしまったと感じている人には トラウマとして残ってしまっているのかなぁと想像しか出来ません。
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7月-26。3.5点。 飲酒運転で老婆をひき逃げし、殺害した主人公。実刑を受け出所。一方被害者の夫は何加害者を調べ続ける。目的は。 薬丸岳らしい作品。最後はストンと収まった。そこそこの意外性あり。面白い。
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飲酒運転をし人を轢き、救助もせずに走り去った大学生の主人公。このことが被害者家族のみず加害者家族をも不幸にしてしまう。さらに彼は、保釈後も真実を述べることもなく、被害者家族のもとに謝罪にも訪れない。一方、被害者の夫は主人公に接触を試みる。その目的は。デビュー当時の作品を思い出した...
飲酒運転をし人を轢き、救助もせずに走り去った大学生の主人公。このことが被害者家族のみず加害者家族をも不幸にしてしまう。さらに彼は、保釈後も真実を述べることもなく、被害者家族のもとに謝罪にも訪れない。一方、被害者の夫は主人公に接触を試みる。その目的は。デビュー当時の作品を思い出した。
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