わたしたちは銀のフォークと薬を手にして の商品レビュー
サラサラと読めた。主人公が過ごしている時間は、私にとって遠く過ぎてしまった日。結婚して子どもがいる今、懐かしい気持ちにもなった。時間を気にせず女友達とのおしゃべりっていいなぁー。子育てがひと段落したら、おしゃべりを楽しむ時間を作ろうと思う。
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久しぶりの島本理生さん作品。 30代の少し大人の恋愛小説で、すいすい読めた。 美味しそうなごはんと、ちょっと贅沢な旅の描写がたまらない本だった。 椎名さんの抱えるものがあまりに大きすぎて、私ならもっともっともっともっと、思い悩んでしまうに違いないと思った。
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さまざまな人生をさまざまな視点から。 なので共感できる考えもあれば、共感できない考えもある。でもそれぞれの人には、それぞれの悩みや考えがあってそうなってるんだなと。 島本理生さんの作品は、今まで読んだ作品が心を揺さぶりすぎたのに比べると、この本はそれほどでもなかった。 「死な...
さまざまな人生をさまざまな視点から。 なので共感できる考えもあれば、共感できない考えもある。でもそれぞれの人には、それぞれの悩みや考えがあってそうなってるんだなと。 島本理生さんの作品は、今まで読んだ作品が心を揺さぶりすぎたのに比べると、この本はそれほどでもなかった。 「死ななければ丁寧に生きることもないのだ」このフレーズが心に残った。 有限だからこそ人生は楽しめるのかも。
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愛することは自分意外にエネルギーをあびせること。お互いがエネルギーをあびせあっているときは幸せの時間。エネルギーが同調する相手と出会えたら幸福だね。 エネルギーをださせて搾取するかたもいるから気をつけて。エネルギーを一方的にあびせるのを幸せだと勘違いしないようにね。 エネルギー...
愛することは自分意外にエネルギーをあびせること。お互いがエネルギーをあびせあっているときは幸せの時間。エネルギーが同調する相手と出会えたら幸福だね。 エネルギーをださせて搾取するかたもいるから気をつけて。エネルギーを一方的にあびせるのを幸せだと勘違いしないようにね。 エネルギーを自分にむけることも大切。恋人だろうが夫婦だろうがエネルギーは有限なのでね。 あ〜美味しいご飯食べたくなるな〜 ぜひ〜
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大人の恋愛ってちょっとだけ怖くて、火遊び的な感じなんだなと思った。今私の隣にいる人を私に出来る限り大切にしようと思えた。
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こんな大人の恋愛、とても魅力的で素敵だと思った。 自分もいつかこんな2人みたいな素敵なお付き合いがしたいです。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
控えめで仕事熱心な知世は、年上の椎名さんとたまに食事に行く仲。 彼に惹かれていく知世に椎名さんは自身の秘密を打ち明ける。 誠実すぎるが故に臆病になってしまう椎名さんと、戸惑いながらも彼の全てを受け入れていこうとする知世。 一人でいれば、煩わしさも葛藤もないけれど、誰かと生きるからこそ得られる幸福感を二人から強く感じた。 食べること、旅すること、何気ない日常の中で、同じ時間を共有して生を重ねていく尊い日々。 二人の静かで穏やかな、何より「こうふく」な日々がこれからも続いていきますように。
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もしかしたら一緒に焼き鳥が食べられるって、一緒に生きていけるくらい大きなことなのかもしれない。 たくさんのよけいなことを考えて、いくつもの現実をこなさなければならない。私たちは、そういう生き物だ。 どこへも行ける孤独だってあるだろう。だけど、どこへも行けない孤独だってあるんだ...
もしかしたら一緒に焼き鳥が食べられるって、一緒に生きていけるくらい大きなことなのかもしれない。 たくさんのよけいなことを考えて、いくつもの現実をこなさなければならない。私たちは、そういう生き物だ。 どこへも行ける孤独だってあるだろう。だけど、どこへも行けない孤独だってあるんだ。 1人だって生きられる。だけど2人が出会ったことで、お互いやまわりまで変えるほどの波がどこまでも広がって打ち寄せていくのだ。
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知世ちゃんと、彼女を囲む人たちのお話。一人ひとりの想い、葛藤、価値観、選択、行動が密に描かれており、とりわけ椎名さんと知世ちゃんのやりとりは 大事に慎重に2人の繊細な関係を育んでいく様子が綴られており美しい。誰しも人には見えない悩みや棘を抱えていて、見えないからこそ他人に嫉妬した...
知世ちゃんと、彼女を囲む人たちのお話。一人ひとりの想い、葛藤、価値観、選択、行動が密に描かれており、とりわけ椎名さんと知世ちゃんのやりとりは 大事に慎重に2人の繊細な関係を育んでいく様子が綴られており美しい。誰しも人には見えない悩みや棘を抱えていて、見えないからこそ他人に嫉妬したり求めたりしてしまうんだろうな。章で語り手が変わるので これは誰だっけ、となりながらも、最後はまあるく着地できる温かい小説。(なにより美味しいものの描写が素敵!)
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主人公の心情の描写だけでなく、周りの人の心情の描写、葛藤、自分なりの折り合いのつけ方の描写が素晴らしいです。何が大切なのか、何が不満なのか、その不満に対してどう付き合っていくのか、もしくはかわしていくのか、それぞれの登場人物が結論に行きついてそれでも生きていく様が素晴らしいです。...
主人公の心情の描写だけでなく、周りの人の心情の描写、葛藤、自分なりの折り合いのつけ方の描写が素晴らしいです。何が大切なのか、何が不満なのか、その不満に対してどう付き合っていくのか、もしくはかわしていくのか、それぞれの登場人物が結論に行きついてそれでも生きていく様が素晴らしいです。また日を置いて必ず読み返したい。
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