わたしたちは銀のフォークと薬を手にして の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
17歳のデビュー作であるという「シルエット」。特に刊行年関係なく島本理生さんの作品を読んでいたこともあり、いい意味で何処か磨く前の石のような粗さがあるような作品で。(雑でという意味ではないです。)でも確実にそこに島本理生さんの原点があるような(烏滸がましいけれど)そんな印象を抱いた小説でした。こんな感情の機微を、登場人物たちと同世代のときに書けてしまうなんて。でもそんな彼女だからこその葛藤とかがあったのだろうか。なんて、勝手に想像してしまった。
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このお話はいろんな人の目線で書かれてた。 主な主人公はエイズの彼を持つ女の人 愛とは、恋とは、結婚とは、て考えてるときに たどり着いた彼女の答えが素敵だなとおもった。 「何一つ特別でないわたしと向き合ってくれる関心と愛情」 これなんだけど、本当にそうだよなあ~て。 ...
このお話はいろんな人の目線で書かれてた。 主な主人公はエイズの彼を持つ女の人 愛とは、恋とは、結婚とは、て考えてるときに たどり着いた彼女の答えが素敵だなとおもった。 「何一つ特別でないわたしと向き合ってくれる関心と愛情」 これなんだけど、本当にそうだよなあ~て。 悲しいけど人間、代わりなんていくらでもいるし(探せば) 似たような顔の似たような性格の人なんてありふれてて、特別な人ってそうそういない。 特別な人ていうのは会う回数とか、なにか運命的なものを感じるとか、そうやって心のなかの存在が大きくなっていく人のことだと思うんだけど 自分からすると、他者からして特別ではないだろうって思っちゃう。 相手が素敵な人ならますます。 向き合ってくれる人てそうそういない。 向き合うってめんどくさいし、見ないように気づかないようにするのが、一番得策。 そんななかで精神も時間も費やしながら向き合ってくれるひと、大切だなあ。。
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読みやすかった。主人公以外が視点の短編もあったのがよかった、読む前と後でそれぞれ登場人物の印象がかわった 好きな人が多そうと思ったけど、主人公の恋愛など、自分にはあまり良さを感じられなかった。都会の30代前後の…こういう感じの人はよくいるのか?
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とても読みやすい文章で、いろんな人の価値観に触れられた作品でした。料理の描写はどれもすごく美味しそう! 好きな一文 「高速沿いの木漏れ日が、ラメ入りのマニキュアを二度塗りしたように細かく輝いていて、世界の色が眩しい。夏の近い青空。」
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よかった!まさに大人の恋愛小説。 知世、まな、飯田ちゃん、知夏 全員に共感できてしまう。 女って思考回路がやっぱり複雑…笑笑 最後はハッピーエンドだと信じたい!
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シンプルな文章にぐっとくる言葉がたくさん散りばめられていた。1話完結のドラマをみているような感覚だった。
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この本の味がわかるほど、大人になったんだな、と思った。自分の足りなさや限界がわかって、それを受け入れられる。諦め、なのかな。 自分が美味しいと思うものを、共有できる人の有り難さ。失くす前なら、その有り難さに気づいて。
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一年かけてやっと読み終わった 誰に対しても共感できる部分があるし、最初は知夏うざいと思ったけど読み終える頃には自分と重ねてしまった、、前進するといいね 椎名さんと知世の世界があまりにも優しくて綺麗で澄んでいて涙でそうになった、 私もそんなふうにひとを想いたい
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だめだー。私にはこういう文章はもう読めない…。と、思いつつなんか気になって結局全部読んでしまった。人の人生は他の人の立場から見た途端にいいものに見えるねえ。身近にいるあの子やあの子の本音がわかる気持ちになるお話でした。
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大人たちのどう転がるかわからない恋愛と人間模様。いくつもの食と旅を通じて他者や自己の価値観を発見していく様子が描かれている。椎名さんに落ちちゃう女性は多いかも? 玉城ティナさんの解説も一読の価値あり。
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