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RANGE の商品レビュー

4.1

76件のお客様レビュー

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2024/04/07

・向き不向き分からないから早期教育は必要無い ・いろんな種類の知識の多様性大事 おおよそ上の主張をいろんな実験やデータで裏付けしていく内容。ジャンルとしては行動経済学系かな。適当に生きてる身としては、背中押してくれてありがとうという感じ。

Posted byブクログ

2024/04/04

実は幅が大事!!一つのことを狭く深くよりも、広く浅くさまざまな体験を積んでおく方が後々、道が開けやすい。人生において無駄なことなどないのである。

Posted byブクログ

2024/01/14
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様々な事例を用いながら、早期の専門化による影響と、様々な経験を経る(寄り道する)ことで、新たな発見や特出した成果を残すことを説明している。 早期に専門化が決して悪いという観点ではなく、専門化が遅くなっても、決して悪くはないし、様々な道を通ることで、成功した事例を紹介している。1つの分野にとっては、当たり前なことでも他の分野に適用した際には、新しい発見を生み出すこともある。 任天堂の枯れた技術の活用 フェデラーのテニスへの専門化の時期など、 いくつか刺さる部分があった。 チャレンジャー号の例を見ていると、数値やデータだけに頼るというのが間違いというわかる。 * 何かが違っているのであれば、そこには何かがある。 多様な視点、様々な経験、知識の幅(レジン)を得ることがこの不透明で不確実な現代を生き抜く上で重要な考え方だということだ。 最初から自分にあった仕事や、スポーツをやっている人は本当に恵まれている人だ。たいていの人(自分もあなたも)は何度も挑戦して失敗して、そこから学んで自分のやりたいことを徐々に見つけていければいい。そのためには、自分の経験の幅(レジン)を非効率で地道で遠回りしながら見つけていこう。

Posted byブクログ

2024/01/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

◯まとめ ①幅広な学び、他領域の経験を重ねることで、優れた結果、成績を残すことができる(スポーツから学術領域まで) ②専門に特化すると、得意な領域に関する知識、経験のみで判断する近視眼的思考に陥りやすくなる。結果、誤った結論が導かれることがある。別領域の観点から物事を俯瞰するアナロジー思考によりたどり着く答えもある ③科学や企業活動におけるブレイクスルーの元となるアイデアは、専門外の別領域との掛け合わせで生まれる(グラフェンや枯れた技術の水平思考の事例)。それらを起こすには、分野同士の接点を増やす機会を増やすことが必要。 ◯意識の変化 早期に専門特化をしなかったことによる「遅れをとった」という意識は不要 興味と経験、学びの幅を増やすことが、結果的に全く別の分野で役に立つことになる

Posted byブクログ

2023/12/07

様々なスポーツを経験することで運動能力や反射神経が養われる。 自分がかつてしていたこと(スポーツや楽器)を子供に指導してはいけない。イライラするだけ。ほっとく。 - タイガーウッズの場合 10000時間の法則。 意識的な練習、つまり最も良いやり方を明確に教えインストラクターが個...

様々なスポーツを経験することで運動能力や反射神経が養われる。 自分がかつてしていたこと(スポーツや楽器)を子供に指導してはいけない。イライラするだけ。ほっとく。 - タイガーウッズの場合 10000時間の法則。 意識的な練習、つまり最も良いやり方を明確に教えインストラクターが個別に指導してやってみた結果に対してすぐに有益なフィードバックと知識を共有し、同じことを何度も繰り返す。 - フェデラーの場合 体験期間を必ず経ている。その間にさまざまなスポーツを自由に緩い枠組みの中で経験し、幅広い身体能力を育み自分の力や性質を知って集中的に練習に取り組む。 成功者はウッズよりフェデラータイプが圧倒的に多い。様々な分野で経験を積んだ人の方が一つの分野を深めた人よりクリエイティブで影響力の大きい発明ができる 永続的な知識を得るためにはゆっくりと学習した方がいい。一見するととんでもなく非効率で遅れをとっているように思える。でもそれは短期的にみたら成績が良くても長期で見たらなんの役にも立たない。 チェスやゴルフやクラシックのようにルールと答えがわかっている時には、またそれが時間と共に変化しないならサバン症候群のような究極的に専門特化した練習が、有効。人間の最大の強みは専門特化とは正反対で幅広く知識や情報を統合すること。パターンや慣れ親しんだ構造ではない。それはAIに取って代わる。 最高レベルのアカデミックな科学者やノーベル賞受賞者は本職以外に本格的な趣味や副業をもっている。 片足を別の世界に置くことの重要性。クリエイティブな成果を上げる人は幅広い興味を持っている。この幅広さが専門領域の知識からは得られない洞察を生み出す。 →たしかに山中先生や椛島先生はそう。 幼い頃にあまりに多くのレッスンを受けても効果はない。さまざまな楽器や活動を経験し、あまり厳しくないレッスンをある程度受けその後になってようやく焦点を絞ってより厳しいレッスンを受けて練習量を激増させる。 望ましい困難にはいくつかあるがそのうちの一つは生成効果。自分1人で答えを出そうと奮闘することはたとえ答えが間違っていたとしてもその後の学びは強化される。 そして過剰修正効果もあり、答えに自信を持っていればいるほど正しい答えを学ぶと強く記憶に残る。大きな誤りに耐えることが最高の学習機会となる。 学ぶ時はまず問題を解くこと。出来なんてどうでもいい。 1st 問題(出来問わず) 2nd覚える 勉強でいうと予習が1番大事。 早期教育プログラムでは閉じられたスキル、つまり決まったやり方を繰り返すことで習得できるスキルを教える。これはいずれだれもが身につけることなので意味がない。早い時期に歩けるようになっても仕方ない。 継続的な学習効果を生み出したいのであれば早期教育プログラムは開かれたスキルにフォーカスすべき。その後の学びの足場となる。子供達に読み書きを少し早く教えてもそれが継続的な強みとはならない。そうではなく読んでいる内容を理解するための手がかりを探したりそれらを関連づけたりする方法を教えれば継続的な強みとなる。 早期教育プログラムはすぐに成果が出るが深い学びには時間がかかる。 遅れをとったと思わないことが大事。 多様な経験をもつ個人は専門家のグループよりも創造に貢献する。ある分野から別の分野に移ってもその経験が無駄になることはない。 とはいえ、専門特化は少しも悪いことではない。程度の差はあってもみんなどこかの時点で専門を決める。問題なのは早期の専門特化。

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2023/11/29

早い段階から専門に特化して学んだ者よりも、専門を絞らず色んな勉強や経験をした者の方が結果として成功しやすいという話。仕事で色んな部署を転々としてる自分としては勇気のもらえるテーマ。仕事に無関係なことを積極的に行う免罪符になる。 「ヒントを使った練習は、一見習得が早いように見えて...

早い段階から専門に特化して学んだ者よりも、専門を絞らず色んな勉強や経験をした者の方が結果として成功しやすいという話。仕事で色んな部署を転々としてる自分としては勇気のもらえるテーマ。仕事に無関係なことを積極的に行う免罪符になる。 「ヒントを使った練習は、一見習得が早いように見えて実は忘れるのも早く、持続的な学びは得られない」ということが書かれていて、職場のパソコン苦手おじさんに簡単に答えを教えてしまうのは問題なのかと思った。

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2023/10/20

現在の仕事では目まぐるしく働く部署が変わり必要なスキルが変わるため、一つ一つのスキルでプロフェッショナルになるための十分な時間がなく、焦ってしまっていた。しかし本書を読み、必ずしも結果はすぐ出ないことや幅広い知識をつけることで後に大きな成果につながることを学べたため、自信をもって...

現在の仕事では目まぐるしく働く部署が変わり必要なスキルが変わるため、一つ一つのスキルでプロフェッショナルになるための十分な時間がなく、焦ってしまっていた。しかし本書を読み、必ずしも結果はすぐ出ないことや幅広い知識をつけることで後に大きな成果につながることを学べたため、自信をもって様々なことに挑戦していきたいと思った。

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2023/07/08

ひとつの事に専門特化するよりも 長期的には幅広くやっている人の方が有利 ということが分かる本 短期的には役立つスキルを効率的に求めがちですが 変化が激しい世界においてはスキルの価値も変動が激しいので 改めて幅広くやることの意義を理解出来るのがいいですね

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2023/06/12

専門性に特化した教育vs多様性の教育 経験が役に立つ分野では 専門性に偏る意味はあるかもしれないが、 世界のほとんどは急速に変化していて 新しいアイデアを結びつけたりする必要がある。 経験が役に立たないから多様性の方が大切。 やり抜く力が強すぎると 多様性は身につかず専門性だ...

専門性に特化した教育vs多様性の教育 経験が役に立つ分野では 専門性に偏る意味はあるかもしれないが、 世界のほとんどは急速に変化していて 新しいアイデアを結びつけたりする必要がある。 経験が役に立たないから多様性の方が大切。 やり抜く力が強すぎると 多様性は身につかず専門性だけ高くなる。 選択肢を全力で試し、それが自分に合っているか できるだけ早く知ろうとしないといけない。 ゴッホみたいに何度も職種を変えていくのが例 早く学ぶ方法では、 誰もができることを人より早くできるように なるかもしれないが それは遅いか早いかでみんなできる。 大切なことを学ぶには時間がかかる 目の前の問題を解決するには、 かけ離れた分野で根底の構造が似てる状況を 活用するべき。 1つの領域の経験で考えることはリスク

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2023/05/20

 「知識の幅が最強の武器になる」というキャッチコピーに惹かれて手にした本。幅広いあらゆる経験が自分の中で消化される、経験値を貯めていくような感覚の裏付けになるような論旨であり、まさに期待していた内容だった。スポーツ選手や芸術家から色んな分野の研究まで、根拠としてあげるエピソードの...

 「知識の幅が最強の武器になる」というキャッチコピーに惹かれて手にした本。幅広いあらゆる経験が自分の中で消化される、経験値を貯めていくような感覚の裏付けになるような論旨であり、まさに期待していた内容だった。スポーツ選手や芸術家から色んな分野の研究まで、根拠としてあげるエピソードの多種多様さにも驚いた。  できるだけ早期に狭い領域に専門特化すべきという考え方は、過大評価されている。より複雑化した現代社会では、従来のパターンに頼らず新たなパターンを導き出して変化に対応することが求められ、1つの問題や領域の概念的な知識を全く別の問題や領域に適用する、「知識移転」の能力が求められる。多くの文脈で学べば学ぶほど学習者は抽象的なモデルをより多く構築することができ、これまでに見たことがない状況に知識を応用することかでき、クリエイティビティを発揮できる。経験の「幅」が重要。  ある人の能力や性質と仕事との相性を表す「マッチクオリティー」という言葉が出てきていたが、早くから1つの領域に特化して成功した人はこのマッチクオリティーが高かったというだけで、マッチクオリティーが低い人は専門特化しても効果は低いのだと思う。これまでのどんな経験もこの先に活かしていける、遅れを取っていると考える必要はない、という前向きなメッセージを感じた。

Posted byブクログ