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RANGE の商品レビュー

4.1

76件のお客様レビュー

  1. 5つ

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  2. 4つ

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  3. 3つ

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2022/01/21

ロジャーフェデラーは最初からテニスの選手ではなかった。 成功者は早期教育だけの人じゃない。幅広く経験して、成功のヒントを掴んでいる。 個人的に面白かったのは、論理や数値を気にすぎたあまりNASAが事故を起こしたこと。 正しい判断ではなく良い判断を下すのがいかに難しく葛藤を迫られ...

ロジャーフェデラーは最初からテニスの選手ではなかった。 成功者は早期教育だけの人じゃない。幅広く経験して、成功のヒントを掴んでいる。 個人的に面白かったのは、論理や数値を気にすぎたあまりNASAが事故を起こしたこと。 正しい判断ではなく良い判断を下すのがいかに難しく葛藤を迫られるか。 読むと今までの経験は決して無駄ではなかったと思わせてくれる、勇気の出る本だった。

Posted byブクログ

2022/01/10

久しぶりに読んでよかったと思える良本。 私自身、アカデミック領域を横断して学ぶことを目的として開設された、社会学部を学舎としていただけに大変興味深かった。同時に、心のなかに飼っていた「専門特化した学問を修めた人へのコンプレックス」を払拭することができた。 多様な分野に好奇心を持...

久しぶりに読んでよかったと思える良本。 私自身、アカデミック領域を横断して学ぶことを目的として開設された、社会学部を学舎としていただけに大変興味深かった。同時に、心のなかに飼っていた「専門特化した学問を修めた人へのコンプレックス」を払拭することができた。 多様な分野に好奇心を持ち、方々に首を突っ込みながら、自分の信念をアップデートさせていく。そんな人物を目指していきたい。 また、本書の第11章では「人間は慣れ親しんだツールを捨てることに躊躇う」と記載されている。 読みながら、過去に読了した「影響力の武器」にも、人間は「一貫性のあるものを信用しがち」だと書かれていたことを思い出した。 人間はやはり「一貫性してなにかを為すこと」に強い魅力を感じるのだなと思うと同時に、複数の本の主張をつまんで(些末であっても)自身の考えを深めることができたことを嬉しく思う。 これはまさに本書で説かれていた姿勢ではないか、と。

Posted byブクログ

2022/01/06

多様な経験をもつ個人は専門家グループよりも創造性に貢献する 専門特化が必要とされる中でのジェネラリストのありかた、育て方についての本。興味関心のための寄り道や実験をしていく。マッチクォリティは早期にあらわれるものでなくても、かまわない。 学生時代の師の言葉、成長とはトライアンドエ...

多様な経験をもつ個人は専門家グループよりも創造性に貢献する 専門特化が必要とされる中でのジェネラリストのありかた、育て方についての本。興味関心のための寄り道や実験をしていく。マッチクォリティは早期にあらわれるものでなくても、かまわない。 学生時代の師の言葉、成長とはトライアンドエラーの繰り返しである、を思い出した

Posted byブクログ

2022/01/03

とても興味深い本です。 スポーツや音楽は幼い頃から始めないと大成できないと言われてますが、それを覆す事例が沢山あるのですね。これを読めば既成概念に縛られることなく行動が無意識のうちにできればしめたものです。

Posted byブクログ

2021/12/30

幼児期から一つのことに専門集中教育よりは、いろんな経験をして引き出しを多く作って、長じてから自分に向いているもの、好きなものに特化していけばいい。みたいなこと。 タイガーウッズに代表される専門集中教育、「グリッド・やり抜く力!」へのアンチ本。 特化して得られる技能よりも、幅広...

幼児期から一つのことに専門集中教育よりは、いろんな経験をして引き出しを多く作って、長じてから自分に向いているもの、好きなものに特化していけばいい。みたいなこと。 タイガーウッズに代表される専門集中教育、「グリッド・やり抜く力!」へのアンチ本。 特化して得られる技能よりも、幅広く学ぶことでそれらに共通するノウハウ、認識力、上達法などを会得する方が大人になってからいろいろ助かるでみたいなこと。閉じられた変化しない世界であれば専門特化することは有用だが、、、現代社会は複雑で変化が激しいので「幅」がある方がセカンドキャリアやら何やらいいんやでという主張。 専門蛸壺は科学やビジネスでも弊害。分野横断的な人が必要。部外者や非専門家の方が革新的アイデアを発見できてしまう、そんなことが起きている。など。

Posted byブクログ

2021/11/22

洋書によくある冗長さと学術的な文体で、少し読みずらいところがあるが、とても学びが多い本でした。 専門特化がもてはやされる今の時代に一石を投じる本で、幅広い知識や経験がもたらすものについて書かれている。 特に印象に残ったのは幅広い知識、経験によって、 ・不確実性に対応する力が高ま...

洋書によくある冗長さと学術的な文体で、少し読みずらいところがあるが、とても学びが多い本でした。 専門特化がもてはやされる今の時代に一石を投じる本で、幅広い知識や経験がもたらすものについて書かれている。 特に印象に残ったのは幅広い知識、経験によって、 ・不確実性に対応する力が高まる →異なる領域の構造、共通点をあてはめて考えることができる ・クリエイティビティの向上 →うまく統合して新たなものを生み出す ・マッチクオリティの向上 →早めに専門を絞るより自分に合うものを見つけられ、よい結果をもたらす可能性が高まる。 ・ものごとをより広い視野で柔軟に考えることができる という4つ。 マッチクオリティに関しては進路選択のときから薄々疑問に感じていたことで、読んでいてとても共感できた。 専門特化は悪ではないが、一見遠回りで非効率と思えるかもしれない人生における「実験」や「寄り道」が大きな学びや、思わぬ発見をもたらすことが多く、早めの専門特化によってこれらの可能性を狭めてしまうと著者は語る。 とてもいい本だった。若いうちに読めてよかったです。これからあまり好き嫌いせず色んな経験をしたり、色んな知識や考え方に触れてみようと思える一冊でした。

Posted byブクログ

2021/09/25

この本は一言で言うと「これからの世界はスペシャリストよりジェネラリストになる方がいいかもよ」というものである。 昨今は、なにかと専門特化が推奨されてスペシャリストになることを要求されることが多い。しかし、幅広くさまざまな経験をして多様な視点を持つ「レンジ」のある人が、これからの不...

この本は一言で言うと「これからの世界はスペシャリストよりジェネラリストになる方がいいかもよ」というものである。 昨今は、なにかと専門特化が推奨されてスペシャリストになることを要求されることが多い。しかし、幅広くさまざまな経験をして多様な視点を持つ「レンジ」のある人が、これからの不確実性の増す世界において大事になってくる。 人間の最大の強みは、幅広く情報や知識を統合することであり、新しい価値を創造すること。 【感想】 人生は常に一貫性を求められ、これまでのキャリア・スタイルに矛盾しないように生きることを強いられるが、そもそも人は変化するのが当たり前である。何を始めるにも遅すぎることはない。自分の中のレンジを広げて、実験の旅を楽しんでいきたい。

Posted byブクログ

2021/09/23

本著はアメリカの科学ジャーナリストによるゼネラリスト賛歌の本(?)です。 アメリカなんて、英才教育のスペシャリストが信仰されてるのかと思いましたが、ロジャー・フェデラー(色々なスポーツに触れた後、13歳ごろから本格的にテニスを開始)の例を取って、色々やって「ゆっくり専門を決める」...

本著はアメリカの科学ジャーナリストによるゼネラリスト賛歌の本(?)です。 アメリカなんて、英才教育のスペシャリストが信仰されてるのかと思いましたが、ロジャー・フェデラー(色々なスポーツに触れた後、13歳ごろから本格的にテニスを開始)の例を取って、色々やって「ゆっくり専門を決める」ことが成功のカギになっている、というのが本著の主張です。 そして、単なるタイトル通りの「色々やると良いよ」本というだけでなく、効果的な学びとは何なのかというのを教えてくれる本。 また同時に、これはひょっとすると、「考える」コトについての教科書なのかもしれません。だとすると、全若人や若手社員にオススメしていきたい書なのかも。 中室牧子さんの解説にもあるように、「今こそ、この本を読まなければならない」と思ったのは、研究者ではない私(ただのリーマン)も読んでいてしみじみ感じました。 ※図書館で借りて読んだんですが、結局買ってしまったくらい。 本著、色々な本や人物のエピソードを集めているので、本として凄くオリジナリティの高い主張をしているようには思えないのですが、有用な知識が集積しているのはそれだけでも実務的に便利です。 解説されていたアナロジー(別の分野のやり方を当てはめて適用すること)を自分の今の仕事にも活かしていきたいものです。 しかし、本著で言われているように「枯れた技術」や「大昔の経験」が今の目の前の問題を解決する助けになる(かもしれない)のなら、「記憶を外部ストレージにアウトソースして…」なんてのは言語道断な振る舞いになりますね。 結局、スマホやらが発達しても、人間が人間たり続けるためには、記憶力も手離しちゃいけないのかもしれません。 その他にも本著で印象的だった内容はいくつかあり、例えば目先の理解を優先して、本質的な(抽象度の高い)理解をなおざりにすると、受講者の主観的な理解度は高くても、実は長期的な応用については成績が低くなる。 生徒の人気が高い授業が、長期的に役立つ能力を育成するとは限らない、というコトで、これは個人的には驚きでした。少ししんどくても抽象的な概念を理解する必要があって、これがつまり、本著で「望ましい困難」と呼ばれる事象。 あと感じたのは、「人間の多様性」の素晴らしさ。 本著の主張を敷衍すると、偏差値のような1本軸で優秀かどうか、という考え方ではなく、時と場合によって誰が輝くかが変わるので、ある意味では人間賛歌とも言えると思います。 自分の能力がたまたま時代のニーズに合っていればまぁそれはそれで良いけど、それも一面的な見方にすぎない。色々な人が、色々な切り口で問題に迫るから、解決の糸口が見つかる、というコトですね。 ちなみに、翻訳で少し親切でないと感じたのは、プロジェクトの見積と実績で差異が出る(予算が膨らむ)ことを書いたくだりで、見積が3億2000万"ポンド"、実績が10億"ドル"近く、と記載されていたこと。 ポンドも結構暴れた時期があったので、まぁ増えてはいそうだけど結構ブレるな…と思いました。 (とは言え、基本的には読みやすい翻訳でした) 良著だと思います。なお、本著の影響を受けて、色々やってみよう!とウクレレ入門セットを買いました(笑

Posted byブクログ

2021/09/16

超良本。 年を経ってから何かを始める時には0から始めるんじゃなくて、今既に持っている何かを元に始めることで、オリジナルの技ができあがるんだなと学んだ。 例えば、陸上からサッカーに転向(?)したウサインボルトだって、サッカーの技術は微妙でも、サッカー選手より速い足の速さを武器に戦え...

超良本。 年を経ってから何かを始める時には0から始めるんじゃなくて、今既に持っている何かを元に始めることで、オリジナルの技ができあがるんだなと学んだ。 例えば、陸上からサッカーに転向(?)したウサインボルトだって、サッカーの技術は微妙でも、サッカー選手より速い足の速さを武器に戦える。 例えば、大学では生物を学んでその後生物の研究をしていたが、図書館が好きになって司書になった。でも分類がなんとも言えない。という時に、昆虫の分類を参考に図書の分類を作ることができるよね。 など、そんな、他分野を横断的に応用していく方法を学べた。 ほんとに良本。

Posted byブクログ

2021/09/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ゴルフ、将棋のようなAIに取って代わられる一点突破ができるものは除いた分野、特にクリエイティブさが求められるところでは、さまざまな知識や経験が必要だということが書かれている。そのこと自体はたいへんよく理解できたのだが、外国のビジネス書特有の、日本人にとって馴染みのない人々の例があまりにも多くて、通読するのが困難であった。

Posted byブクログ