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〈あの絵〉のまえで の商品レビュー

3.9

143件のお客様レビュー

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2021/05/08

美術館に行きたくて仕方なくなる短編集 特に最後の、さざなみという話が好きだった 私も直島に行ってうどん食べて、タレルの部屋で何時間もボーッとしたい、、

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2021/05/04

『楽園のカンヴァス』から続いて原田マハさん。『常設展示室』も良かった。 でも、長編読んだ後だと短編は物足らないかな…(›´ω`‹ ) ゲルニカかゴッホの方にすればよかった。

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2021/04/07

これでまた、「行きたい美術館」に「ひろしま美術館」「豊田市美術館」を追加して、「また行きたい美術館」に「地中美術館」を追加! 最初の1、2編は、面白いが、やはり原田マハさんは長編の方が面白いかな?と期待せずに読み進んだが、「豊穣」「聖夜」は、惹き込まれて、最後は涙ぐんでしまった。...

これでまた、「行きたい美術館」に「ひろしま美術館」「豊田市美術館」を追加して、「また行きたい美術館」に「地中美術館」を追加! 最初の1、2編は、面白いが、やはり原田マハさんは長編の方が面白いかな?と期待せずに読み進んだが、「豊穣」「聖夜」は、惹き込まれて、最後は涙ぐんでしまった。 そして最後に「アートのパワーをもらいよったんね」に、そうだ!私もパワーをもらいに美術館に行ってたんだと、納得。

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2021/03/28

とても綺麗な本です。登場人物それぞれの人生と一枚の絵画。どれもリアリティに溢れるお話でありながら、切なく美しい。出てくる絵画を無意識的に調べてしまいます。話の終わり方もその先を想像させるような文です。思わず美術館に行きたくなる、自分にとって特別な絵画をみつけたくなる、そんな作品で...

とても綺麗な本です。登場人物それぞれの人生と一枚の絵画。どれもリアリティに溢れるお話でありながら、切なく美しい。出てくる絵画を無意識的に調べてしまいます。話の終わり方もその先を想像させるような文です。思わず美術館に行きたくなる、自分にとって特別な絵画をみつけたくなる、そんな作品です。

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2021/03/21

6篇の短編集。 主人公たちには、かけがえのない大切な人がいる。思い出の中にそっと寄り添う、1枚の絵。 そして再びその絵の前で、想いを馳せる。 6篇とも、どれも優しくて、切なくて、温かい。 この本は、ずっと読みたいと思っていた。私の好きな東山魁夷のことが描かれてい...

6篇の短編集。 主人公たちには、かけがえのない大切な人がいる。思い出の中にそっと寄り添う、1枚の絵。 そして再びその絵の前で、想いを馳せる。 6篇とも、どれも優しくて、切なくて、温かい。 この本は、ずっと読みたいと思っていた。私の好きな東山魁夷のことが描かれていると知って。 内容は、予想以上の面白さだった! ・ハッピー・バースデー → 「ドービニーの庭」(ゴッホ) 祖母、母娘。三世代で暮らす夏生まれの3人の絆の物語。 私もまた母と美術館に行きたくなった。 ・窓辺の小鳥たち →「鳥籠」(ピカソ) これはマハさんが10歳の時初めてピカソ体験をした時の有名な絵ですね。 絵は表紙にも使われています。 6篇の中で1番明るい話。長く付き合っている恋人のひとときの別れ。湿っぽく感じないのは、彼氏のなっしー君のほのぼのとしたキャラクターのおかげかな。 ・檸檬 →「砂糖壺、梨とテーブルクロス」(セザンヌ) 箱根のポーラ美術館。また行きたくなる。セザンヌの絵は誰にも似ていない。パースも合っていないんだけど、それが不思議な魅力を持っている。美大出身としても、思わず模写したくなる気持ちもわかる。 ・豊穣 →「オイゲニア・プリマフェージの肖像」(クリムト) これも結構好きな話でした。 作家を目指す主人公と、隣に越してきたおばちゃんとの交流が暖かくて。 豊穣、という言葉もすごくしっくりくる。 ・聖夜 →「白馬の森」(東山魁夷) 長野の蓼科に住む夫婦。亡くなった一人息子の誠也を思う。あの絵の前で。 マハさんは実際に蓼科に別荘を持っているよう。だから東山魁夷も好きになったのかな。 この物語は、泣けます。本当に…。 長野の東山魁夷美術館も、まだ行けてないので行かないと。 ・さざなみ →「睡蓮」(モネ) 病を負い、退院して早々、主人公は、導かれるようにして直島に向かう。モネの睡蓮を見るために。 モネ好きなのに、直島に睡蓮があることを初めて知った。まだ直島行ったことがないんだよな。ここもいつか行きたい。 これ、ラジオドラマ化されているようだ。絶対聴きたい! マハさんの本を読むと、行きたいところ、見たいものが増えて大変だ。 まずは、もう少し落ち着いたら都内の美術館に行こう。

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2021/03/21

短編集です。どのお話にも美術館と1枚の絵が出てきます。個人的には「聖夜」が悲しいけど素敵なお話しでした。出てくる絵も検索して見たら綺麗な絵でした。

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2021/03/20

絵に出会い元気をもらう。そして又、歩きだす。読みながら最近、絵を見に行けてないなと思った。やはり自分にとっても絵は心の栄養なのかもしれない。

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2021/03/18

原田マハの短編集。個人的には檸檬が好き。結末よりも、「また、朝が来た。望んでもないのに、朝が来る。」という本当に憂鬱な気分を素直に表現している描写が秀逸。俺もおんなじって思えた。 ふとしたことから美術館に行き、生きて挑戦しようと思えるようになる主人公の心の動きに、自分にもまだで...

原田マハの短編集。個人的には檸檬が好き。結末よりも、「また、朝が来た。望んでもないのに、朝が来る。」という本当に憂鬱な気分を素直に表現している描写が秀逸。俺もおんなじって思えた。 ふとしたことから美術館に行き、生きて挑戦しようと思えるようになる主人公の心の動きに、自分にもまだできることがあると思わせてくれるような気がした。 ひねくれてるから完全にはそうは思えないけどさ。

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2021/03/10

ひとつの絵がきっかけで何かが変わる。そういう話を集めた短編集。自分にとってのあの絵が何かを考えた。 2021/3/10

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2021/02/24

【また読みたい一冊】 人々のささやかな生活にアートが寄り添っている短編。 特別な人たちではなく、生きづらさをかか得ている人たちに共感できる。そして、アートが人々を元気づける様子に感動。 やっぱりアートは素敵。

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