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〈あの絵〉のまえで の商品レビュー

3.9

143件のお客様レビュー

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2020/11/14

人生の中で、ほんのささやかな彩りを添えてくれる絵画。 だが、その絵画に人生を変えられてしまうほど、魅入られてしまう人々。 そんな人たちの物語。 どの物語も爽やかで、胸の中に青空が広がるような読後感。 最後の物語に出てくる、地中美術館に一度でいいので行ってみたくなった。

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2020/11/10

原田さん自身が大切に思われている絵ではないかと思いました。アートには、人生に寄り添い、心を温かく癒すパワーがありますね。絵を見に行きたくなりました。

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2020/10/01

気がつくと原田マハの本を読む頻度が高くなっている。完全に私の好きな小説家になった。ふつうの人々の物語を、アート小説の名手らしく絵画作品を通じて紡いでいる短編集。心温まる人間関係に惹かれる。広島と岡山の作品はそこに足を運んで自分の目で見てみたいと思った。

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2020/09/30

美術館に行きたくなる。 思い出の味、思い出の場所は身近であるが、思い出の絵画となると……。なんか、それも素敵。

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2020/09/27

6話の短編集なのだけど、えっここで終わり⁉︎ もうちょっと読みたい、あと5ページくらい続きを読みたい…と思う話ばかりだった。アート小説という括りは初めてだけど、初心者にとても優しい。アートの世界を知っているから…という高飛車な視点が全くなく、普通の人の感性を大事にしてくれている。...

6話の短編集なのだけど、えっここで終わり⁉︎ もうちょっと読みたい、あと5ページくらい続きを読みたい…と思う話ばかりだった。アート小説という括りは初めてだけど、初心者にとても優しい。アートの世界を知っているから…という高飛車な視点が全くなく、普通の人の感性を大事にしてくれている。なので、美術館へ足を運びたくなる。運べない今の自分の状態が不健全なのであって、アートに身を委ねるゆとりが人生には必然なのだと実感した。

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2020/09/20

絵をモチーフにした短編集。豊田市美術館以外は行ったことがあり、そのクリムトのオイゲニア・プリマフェージの肖像も東京の展覧会でみたことがあったので、想像しやすかった。とくに最後の「さざなみ」は、アート目当てで行ったことのある直島なので、さらに。 作中のセザンヌの砂糖壺、梨とテーブル...

絵をモチーフにした短編集。豊田市美術館以外は行ったことがあり、そのクリムトのオイゲニア・プリマフェージの肖像も東京の展覧会でみたことがあったので、想像しやすかった。とくに最後の「さざなみ」は、アート目当てで行ったことのある直島なので、さらに。 作中のセザンヌの砂糖壺、梨とテーブルクロスとピカソの鳥籠はみたことがないのでみたくなった。

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2020/08/22

短編で、こうやって一つの絵がテーマなのって、珍しい気がしつつも、楽しく読めました。絵がテーマというより、美術館がテーマだったのかな。そろそろ行きたいなぁ。 2020/7/3読了

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2020/08/17

直島行きたいなー。この本を読んで、行きたいところ一位に上昇。 広島人として、最初の「ハッピー・バースデー」の広島の描写が、若干違うところが気になった。路面電車からひろしま美術館の森は見えない…。広島弁もすごくうまいところと、それあまり使わないなあ…というところと。備後寄りの広島...

直島行きたいなー。この本を読んで、行きたいところ一位に上昇。 広島人として、最初の「ハッピー・バースデー」の広島の描写が、若干違うところが気になった。路面電車からひろしま美術館の森は見えない…。広島弁もすごくうまいところと、それあまり使わないなあ…というところと。備後寄りの広島弁もあり。細かい所気にして、性格悪いかな…。

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2020/08/10

「絵画」にまつわる6つのハートフルな作品たち。 原田マハさんの作家に関する作品も大好きですが、この本は、普通に暮らしている人たちが、ふとしたきっかけである作品と向き合うストーリーです。 作品は、国内にある6つの作品がテーマになっています。 「ハッピー・バースデー」 <ドービ...

「絵画」にまつわる6つのハートフルな作品たち。 原田マハさんの作家に関する作品も大好きですが、この本は、普通に暮らしている人たちが、ふとしたきっかけである作品と向き合うストーリーです。 作品は、国内にある6つの作品がテーマになっています。 「ハッピー・バースデー」 <ドービニーの庭>フィンセント・ファン・ゴッホ/ひろしま美術館蔵 地元なので何回か観に行きました。作品中の地名、8月6日に寄せる気持ちなども近しい感じで読みました。 「窓辺の小鳥たち」 <鳥籠>パブロ・ピカソ/大原美術館蔵 「檸檬」 <砂糖壺、梨とテーブルクロス>ポール・セザンヌ/ポーラ美術館蔵 ポーラ美術館、年初に行きたかった美術館ですが行けずにいて、美術館の様子が興味深かったです。 「豊饒」 <オイゲニア・プリマフェージの肖像>グスタフ・クリムト/豊田市美術館蔵 この作品のあたたかさが心に残りました。 「聖夜」 <白馬の森>東山魁夷/長野県信濃美術館・東山魁夷館蔵 「さざなみ」 <睡蓮>クロード・モネ/地中美術館蔵 是非一度アートのパワーをもらいに訪れたい場所です。 どの作品も観てみたい、と思わされました。そして、絵画の持つパワーで元気になれるなんてすばらしいなぁと。そしてそして、読んで幸せな気分になれる本もやっぱりいいなぁと。

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2020/08/10

原田マハの美術館と人との関わりの一端を表す短編集。 何かを抱えた人、何かが起きてしまった人々が、それぞれの絵の前で気づきを得たり、大事なものに出会えたり、前に進む決心をしたりする。それは美術館である絵の前に立ったときの感覚。 あの絵の前で。 わたしは何を感じるだろう。

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