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〈あの絵〉のまえで の商品レビュー

3.9

143件のお客様レビュー

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2021/01/28

6個の美術館の6個の作品と、6個の物語。 物語自体はそれほど深いものもなく、さらーっとよめてしまうものばかりだけど、美術館の彩りや作品の佇まいが伝わり、美術館に行きたいなぁ、と単純に思わせてくれた。

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2020/08/07

半世紀近く生きてきて、美術館に行ったことがないことが、すごくもったいないことに思える。 そんなに絵に興味があるわけでもないのに。 絵にまつわる、優しい、ちょっと悲しい物語が6つ。 特に、最後の『さざなみ』が印象的。 瀬戸内海の直島にある地中美術館、きれいな風景が浮かび、主人公...

半世紀近く生きてきて、美術館に行ったことがないことが、すごくもったいないことに思える。 そんなに絵に興味があるわけでもないのに。 絵にまつわる、優しい、ちょっと悲しい物語が6つ。 特に、最後の『さざなみ』が印象的。 瀬戸内海の直島にある地中美術館、きれいな風景が浮かび、主人公と一緒に訪れた気分になり、モネの絵の前のシーンでは気付いたら泣いてた。。 どの美術館もいきたい。 いつか絶対いく。

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2020/08/05

美術館に行きたくなる物語ばかりでした。 絵だけでなく、絵にまつわる人の気持ちの変化の描写が原田さんはうまいです。いつも感心してしまいます。 そして絵を見に行きたくなる。 最後の直島にはちょっと遠いが是非行きたいな。

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2020/08/03

国内の美術館に収納された作品を題材に書かれた短編集。 主題があまり明確でないものもあるが、その場所を知る者にとっては別の感慨もある。

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2020/07/26

英題―A Piece of Your Life―というテーマのもと、六人の画家、6つの美術館の6作品を、小説という手法でキュレーションした「小さな物語による展示室」 あなたにとって、 「あの時出会ったたった一枚のあの絵」は何ですか?

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2020/07/22

忘れていた、自分の好きなことを 思い出させてくれた。 これからでも遅くない。 好きなことをはじめるために、 背中を押してくれました。

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2020/07/22

著者の長編集は読んできたが、短編は初めてかもしれない。6編の短編であり、超有名な絵画と美術館の紹介小説でもあった。しかし仕事に疲れた小説が多く、日本の生き方の間違いを指摘しているようでもあった。美術好きには嬉しい小説であり人間の幸せも再考させられる作品であり、著者の短編でもなかな...

著者の長編集は読んできたが、短編は初めてかもしれない。6編の短編であり、超有名な絵画と美術館の紹介小説でもあった。しかし仕事に疲れた小説が多く、日本の生き方の間違いを指摘しているようでもあった。美術好きには嬉しい小説であり人間の幸せも再考させられる作品であり、著者の短編でもなかなかいけるんじゃないかと感心した。

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2020/07/17

なんとわたしの家の近所の美術館も舞台になってる!と小躍りしてしまった。 どの美術館も訪れたことがあるので、そのときのことを思い出しながらゆっくりと思い出を巡るように読みました。 有名な美術館じゃなくても。 たった一枚の絵に、人生を救われることがある。 ちいさな町の美術館に、心...

なんとわたしの家の近所の美術館も舞台になってる!と小躍りしてしまった。 どの美術館も訪れたことがあるので、そのときのことを思い出しながらゆっくりと思い出を巡るように読みました。 有名な美術館じゃなくても。 たった一枚の絵に、人生を救われることがある。 ちいさな町の美術館に、心奪われることもある。 わたしはこれからも旅に出るたびに美術館を探すし、そこで出会うまだ見ぬ絵に、心躍らせている。

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2020/07/12

+++ どこかの街の美術館で小さな奇跡が今日も、きっと起こっている。人生の脇道に佇む人々が“あの絵”と出会い再び歩き出す姿を描く。アート小説の名手による極上の小説集。 +++  「ハッピー・バースデー」 <ドービニーの庭> ゴッホ ひろしま美術館  「窓辺の小鳥たち」 <鳥籠> ...

+++ どこかの街の美術館で小さな奇跡が今日も、きっと起こっている。人生の脇道に佇む人々が“あの絵”と出会い再び歩き出す姿を描く。アート小説の名手による極上の小説集。 +++  「ハッピー・バースデー」 <ドービニーの庭> ゴッホ ひろしま美術館  「窓辺の小鳥たち」 <鳥籠> ピカソ 大原美術館  「檸檬」 <砂糖壺、梨とテーブルクロス> セザンヌ ポーラ美術館  「豊穣」 <オイゲニア・プリマフェージの肖像>  クリムト 豊田市美術館  「聖夜」 <> 東山魁夷 白馬の森 長野県信濃美術館  「さざなみ」 <睡蓮> モネ 地中美術館 +++ もっと絵が前面に出た物語かと思ったが、さにあらず。絵がなければ始まらない物語ではあるのだが、美術に疎い人でも、美術館に行ったことがない人でも、思わず美術館に足を運んで、その絵のまえに立ってみたくなるような、心の奥底にほんのりと明かりがともるような、満ち足りて穏やかでしあわせにしてくれるような、やさしいストーリーなので、いつの間にか惹きこまれている自分に気づくのである。何度も熱いものがこみ上げてくる。心が豊かになるような一冊だった。

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2020/07/08

ああ、おもしろかった。あっという間に一気読み。 絵に関わる短編集でしたが、どのお話も、それで一冊小説が書けるような内容でした。中でもこのお話が1番好きです、と選ぼうと思ったけれど、結局選べませんでした。どれもステキ。 中に書かれている絵や美術館をiPadで検索しながら読みました。...

ああ、おもしろかった。あっという間に一気読み。 絵に関わる短編集でしたが、どのお話も、それで一冊小説が書けるような内容でした。中でもこのお話が1番好きです、と選ぼうと思ったけれど、結局選べませんでした。どれもステキ。 中に書かれている絵や美術館をiPadで検索しながら読みました。日本にも、いろいろな美術館が有るんですね。行ったことのあるのは、大原美術館だけでした。もっと訪ねて行かなくちゃ。 印象に残ったのは、「アートは生きている」という言葉。ずっと昔のアートだって、現代の人々の心にこんなにも響くのだから、本当に「生きている」んだと思います。

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