〈あの絵〉のまえで の商品レビュー
クリムトの絵は知らなかった^_^モネのジヴェルニーの日本橋は石神井公園の風景と同じと妻と話したばかり。こうした気ままな美術館巡りもいいかも。
Posted by
「A Piece of Your Life」Maha Harada それぞれ1枚の絵をモチーフにした、マハさんからのプレゼントのような1冊の短編集。絵にまつわる6編の物語。 その中の1編『窓辺の小鳥たち』に出てくる高校生の詩帆とその後、恋人となる男子なっしーが、初デートで出かけ...
「A Piece of Your Life」Maha Harada それぞれ1枚の絵をモチーフにした、マハさんからのプレゼントのような1冊の短編集。絵にまつわる6編の物語。 その中の1編『窓辺の小鳥たち』に出てくる高校生の詩帆とその後、恋人となる男子なっしーが、初デートで出かけた地元岡山県の大原美術館。 その時に二人が見たパブロ・ピカソの『鳥籠』の絵のなっしーの解釈がいいと思いました。 ピカソの『鳥籠』はこの本の表紙にもなっていますが、私は初めて見ました。 「かごの向こうに窓があるじゃろ。鳥が飛んできてたまたま、窓辺にとまった。それが、空っぽの鳥かごの向こうに鳥かごを通して見えてるだけ」 「つまり鳥は「かごの鳥」として飼われているんじゃなくて、自由に飛び回っているんじゃないか」 絵を見ると、なっしーの言っている意味がよくわかりなるほどと思います。 他の5編もよかったです。
Posted by
美術館巡りをした気分になる一冊。 それぞれの主人公の人生の帰路に、「絵画がいる」。 元気の出る一冊。
Posted by
素敵な一冊。 6点の絵画にそれぞれのstory。 絵があって、この絵にどんなstoryを描くか。 原田さんの思いを想像すると一段と楽しい。 storyを得た絵画はまた見方が変わってくる。 絵画と小説のコラボが素敵で面白い。 どのstoryもとっても良かった。
Posted by
今回の原田マハさんの作品は、暖かい中にもドキッとグサッと切なくなる要素もしっかりあったが、読後感は気持ちのいい感じであった。 いつも原田マハ作品は、爽やかな気分になる気がする。 今作は『あの絵のまえで』がキーワードととなり、様々な人のエピソードが紡がれる短編小説。 今回はどん...
今回の原田マハさんの作品は、暖かい中にもドキッとグサッと切なくなる要素もしっかりあったが、読後感は気持ちのいい感じであった。 いつも原田マハ作品は、爽やかな気分になる気がする。 今作は『あの絵のまえで』がキーワードととなり、様々な人のエピソードが紡がれる短編小説。 今回はどんな絵で、どんなエピソードなのかが気になる、あっという間の1冊でした。
Posted by
この本に出てくる美術館全てに行きたい気持ちになりました。年齢的に無理だと思いますが、大原美術館ぐらいには行けたらなぁ〜なんて思っています。
Posted by
「豊穣」と「聖夜」と「さざなみ」良かったです。長野で東山魁夷を見たいと思いましたし、特にさざなみは香川に行って主人公と同じ行程を辿ってみたい。地中美術館へ行ってみたいと言う思いが湧き上がってきました。
Posted by
読んだあとは、美術館に行きたくなる。その絵に会いたくなる。ひろしま美術館のゴッホ、大原美術館のピカソ、ポーラ美術館のセザンヌ、豊田市美術館のクリムト、長野県信濃美術館の東山魁夷、地中美術館のモネ。特に、直島には旅行に行きたくなる!
Posted by
短編で読みやすくどれもいい話でした。 今まで1度も行ったことなかったけど、この本を読んで美術館に行ってみたくなりました。
Posted by
短編集。一作品が短いから、どうしても原田さんの良さたる「絵画の背景と登場人物の背景の重なり」が描ききれてなくて薄っぺらく感じてしまう。それぞれを長編として読みたい。
Posted by