凶犬の眼 の商品レビュー
「虎狼の血」に続くの第二弾! ドンドン引き込まれてしまった。 この作者は女性なのに、なぜこんなに男臭いストーリーが書けるのでしょうか? ストーリー三部作の完結編、「暴虎の牙」を早速本屋さんに買いに行きます。
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しまった!「孤狼の血」が先だった。その続きが「凶犬の眼」。成長した?いや、元々有能だが、前作の行動で左遷されて何とか這い上がりたい、刑事2課に戻りたい、何とか手柄をと狙っている日岡。 しかし、一ノ瀬を通じ超大物のやくざ、日本最大の暴力団組織の組長を暗殺した超大物、全国指名手配中の...
しまった!「孤狼の血」が先だった。その続きが「凶犬の眼」。成長した?いや、元々有能だが、前作の行動で左遷されて何とか這い上がりたい、刑事2課に戻りたい、何とか手柄をと狙っている日岡。 しかし、一ノ瀬を通じ超大物のやくざ、日本最大の暴力団組織の組長を暗殺した超大物、全国指名手配中の国光に会い、その魅力に惹かれる。そしてとうとう兄弟の盃を交わす。しかし、国光は死ぬまで仁義を守るヤクザを押し通す。一方日岡は、最後まで警察官として正義を通そうとする。どちらも魅力的だ。最後の結末は寂しいが、これが女流作家の作品かと感心した。前作を読もうと思う。
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★★★★ 今月4冊目 おもろい。シリーズ2作目。ヤクザモノ。 警察とヤクザの癒着、前回の続き、まさか警察とヤクザが盃。 次でラスト、楽しみ
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前作『狐狼の血』の続編。 新米刑事だった日岡が、殉職したガミさんの意思を継いで逞しく成長した様を見せつけてくれる作品。 一気読み。今回も実に見応えがあった。 極道・国光の生き様と振る舞いの潔さ、格好良さが本作品の見どころだ。それだけにエピローグは震えた。本当に震えたのだ。 ...
前作『狐狼の血』の続編。 新米刑事だった日岡が、殉職したガミさんの意思を継いで逞しく成長した様を見せつけてくれる作品。 一気読み。今回も実に見応えがあった。 極道・国光の生き様と振る舞いの潔さ、格好良さが本作品の見どころだ。それだけにエピローグは震えた。本当に震えたのだ。 さらなる続編を期待したいと切に願う。
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「孤狼の血」シリーズ2作目。 こんな暴力団どっぷりの警察小説が好きだなんて、コンプライアンス的にどうよ?と思う。 でも理屈じゃなく、好きだわ。このシリーズ。 「正義」ではなく「仁義」。 それがこの小説の倫理として一貫している。 「正義」は偉いけど、やっぱりそれだけじゃ、疲れち...
「孤狼の血」シリーズ2作目。 こんな暴力団どっぷりの警察小説が好きだなんて、コンプライアンス的にどうよ?と思う。 でも理屈じゃなく、好きだわ。このシリーズ。 「正義」ではなく「仁義」。 それがこの小説の倫理として一貫している。 「正義」は偉いけど、やっぱりそれだけじゃ、疲れちゃうんだよな… だからこそ読まれるべきなのかもしれない。 解説で吉田大助さんが柚月さんを、 「同性も惚れる男のかっこよさを書かせたら天下一」と書いているが、ほんと、そう思った。
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警察官である日岡秀一と暴力団の国光寛郎の絡みが楽しめる異色の小説だ.駐在所に左遷された日岡が地元の人との付き合いの難しさを実感しながら、情報収集する中で、ゴルフ場建設に絡んで国光が登場.暴力団の抗争で大物組長の殺害実行犯として国光の行方を警察も暴力団も追っていたが、身近な所に現れ...
警察官である日岡秀一と暴力団の国光寛郎の絡みが楽しめる異色の小説だ.駐在所に左遷された日岡が地元の人との付き合いの難しさを実感しながら、情報収集する中で、ゴルフ場建設に絡んで国光が登場.暴力団の抗争で大物組長の殺害実行犯として国光の行方を警察も暴力団も追っていたが、身近な所に現れ、日岡が探りを入れる.突然、国光の存在が警察に知れ、人質交換として日岡が指名されるが、約束通り日岡の手柄を画策した国光.収監された国光から親分殺害犯の確認を依頼された日岡も約束を果たす.警察官と暴力団員の固い結びつきは現実には皆無と思うが、それがあるかのような描写は素晴らしいと感じた.晶子と祥子の存在が男ばかりの物語の中で光っていた.
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- ネタバレ
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虎狼の血の続編。すっかりガミさんに魅了されてしまいそのまま映画も観たほどハマった。やっぱり柚木裕子さんが描く男性はステキ。そして日岡の覚悟には読みながらドキドキ!国光の人柄に惚れ惚れ。これも映画化されるらしいけど、国光を誰がやるのかがとても気になる!
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『孤狼の血』シリーズ、その2。 警察組織からはみ出した日岡は自身の信じる道を行く。捜査の仕方もはみ出している。大丈夫かと思う半面スッとした気分もある。確固たる信念はまぶしい。彼はどこまで走って行くのだろう。
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「孤狼の血2」というより、「孤狼の血1.5」という感じか。前作のキャラが引き続き登場しており、特に大上の相棒だった日岡が物語の主人公となっている。 再び暴力団の抗争が激化する中で、大上の跡目を継ぐように暴力団と渡り合いながらも清濁併せ持って成長する日岡の姿が熱い。 前作のよう...
「孤狼の血2」というより、「孤狼の血1.5」という感じか。前作のキャラが引き続き登場しており、特に大上の相棒だった日岡が物語の主人公となっている。 再び暴力団の抗争が激化する中で、大上の跡目を継ぐように暴力団と渡り合いながらも清濁併せ持って成長する日岡の姿が熱い。 前作のように全編にみなぎる暴力の緊張感はないが、今回は(ややだれるが)牧歌的な田舎の駐在所生活から、少しずつ話の展開が早くなっていき、それぞれの人生が錯綜し決着していくラストまでの話運びは巧い。 次が本格的な「孤狼の血2」になるかな?
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『孤狼の血』の続編。キーワードは“約束” 作者はまたしても魅了される人物を読者に送り込んでくれる。魅了されればされるほど、切ない。プロローグの二人の会話の意味が後にわかった時、二人の関係が単なる友情を超えたものであることに胸が熱くなり、そして無情を感じて、切ない。秀作です。
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