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凶犬の眼 の商品レビュー

3.9

143件のお客様レビュー

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2020/06/22

『孤狼の血』シリーズ第2弾。広島県警の日岡。地元国立大学出身の異色の警察官にして、マル暴担当。しかし、主人公の日岡は、県北の山間地の交番に勤務というところから、ストーリーは展開する。全国を震撼させる暴力団同士の抗争事件が勃発。県北山間地の日岡にも、その関係者との関わりができてくる...

『孤狼の血』シリーズ第2弾。広島県警の日岡。地元国立大学出身の異色の警察官にして、マル暴担当。しかし、主人公の日岡は、県北の山間地の交番に勤務というところから、ストーリーは展開する。全国を震撼させる暴力団同士の抗争事件が勃発。県北山間地の日岡にも、その関係者との関わりができてくる。

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2020/06/20

孤狼の血の続編 大上さんの意思を引き継いだ日岡は2年前の事件で田舎の駐在所へ飛ばされた 何もない田舎暮らし、平和な日常、村全体が家族、飲み会は月に1回 こんな田舎にリゾートの計画が、そこに出入りしているのは暴力団トップを暗殺した指名手配の国光とその部下、国光は日岡に言った言葉...

孤狼の血の続編 大上さんの意思を引き継いだ日岡は2年前の事件で田舎の駐在所へ飛ばされた 何もない田舎暮らし、平和な日常、村全体が家族、飲み会は月に1回 こんな田舎にリゾートの計画が、そこに出入りしているのは暴力団トップを暗殺した指名手配の国光とその部下、国光は日岡に言った言葉 「わしゃやることがある!それが終わるまでムショにはいけない!  ワッパを掛けるのは日岡にお願いする」 暴力団同士の収集を見届け日岡にワッパを掛けさせた国光 日岡は元の職場4課に戻ることができた 国光は・・・トップ暗殺の恨みで追ってきた若造に刑務所で殺される。。 それを聞いた日岡は次の行動へ 晶子に「例の物受け取ります」 日岡の新たな戦いとは!!! ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ いちばんゆるい読書会In町田 第一金曜日の夜に読書会を町田にて開催していまーす。。 参加資格は・・・本が好きなこと以上! 持参した本を紹介するのではなくメンバー同士本の貸し借りを するのが特徴の読書会です。。 気になったあなた!ご連絡してくださーい。。 megumegu0753@yahoo.co.jp 「読書会希望」と書いてメールお待ちしています^^ ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

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2020/06/16

まるで男性作家が書いた小説といったら、偏見になってしまうだろうか。このような骨太な小説をものにしてしまう、著者の力量に驚くばかり。 『孤狼の血』の主人公大上刑事が死んでしまったので、単発の作品かと思っていたら、準主役の日岡が主人公となって続編が発表されるとは! 本作では、大上の薫...

まるで男性作家が書いた小説といったら、偏見になってしまうだろうか。このような骨太な小説をものにしてしまう、著者の力量に驚くばかり。 『孤狼の血』の主人公大上刑事が死んでしまったので、単発の作品かと思っていたら、準主役の日岡が主人公となって続編が発表されるとは! 本作では、大上の薫陶を受けた日岡と、日本最大の暴力団のトップを暗殺した仁義の男国光とが、ガップリ四つに組む。 名前のないプロローグ。この二人の男は誰と誰なのだろうと、たちまち物語の世界へ引き込まれる。 そして、2年前の事件で、ど田舎の駐在所に左遷となっている日岡の日常が綴られる。この静の世界から、国光と出会ったとたん一転怒涛の展開となる。 エピローグはなるべくしてなったのだろうが、一抹の哀れさを感じないではいられない。 最後、前作で大上からあるものを預かっていた晶子に、日岡は言う。 「例のもん、受けとります」と。 新たな戦いの始まりの予感。シリーズ完結編という『暴虎の牙』が楽しみだ。

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2020/06/16

柚月裕子の筆が最も生き生きしているように感じられて好きなシリーズ。今作は大上に替わり大物ヤクザ国光の生き様が核で、日岡の影は薄い。怒涛の展開の前作に比べると静かな流れだが、ヤクザ社会のリアルな描写は相変わらず。大上が再登場するという完結編の最新作も楽しみ。

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2020/05/24

虎狼の血の汚さが凄く良かったなと思いながら読んでみた。 日岡は大上の後継者というならもっと汚く生きて欲しいと思った。どこか清廉潔白な匂いがして好きになれない。 後半の事件もそんなことを信じる警察いる?って思ったしなんとなくちぐはぐな気がした。

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2020/05/17

 前作「孤狼の血」は最初の1ページ目からフルスロットルで物語が展開していったが、本作は打って変って静かな滑り出しだ。それもそのはず、主人公は広島の山奥、比婆郡の駐在さんになっているのだから。そう、ヒバゴンで有名(50代の男子だけ?)な比婆郡だ。静かではあるが、力強く物語は進行する...

 前作「孤狼の血」は最初の1ページ目からフルスロットルで物語が展開していったが、本作は打って変って静かな滑り出しだ。それもそのはず、主人公は広島の山奥、比婆郡の駐在さんになっているのだから。そう、ヒバゴンで有名(50代の男子だけ?)な比婆郡だ。静かではあるが、力強く物語は進行する。何せ極道の抗争だからね。この、ちょうど良い加減のありえなさが、フィクションとしての面白さを支えていると思う。  全編通じて面白く、また、未回収のプロットが次回作「暴虎の牙」で回収されるはずだ。お楽しみは尽きない。

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2020/05/14

柚月裕子の小説「狐狼の血」の2年後を描いた続編(2018年3月単行本、2020年3月文庫本)。 前作では新米刑事だった日岡が今回主人公。前作の結末で所轄署のマル暴刑事の大上が殺されて相棒だった日岡がその意志を継ぐようなエピローグで終わっていたのに、実際は田舎の駐在に飛ばされてヤク...

柚月裕子の小説「狐狼の血」の2年後を描いた続編(2018年3月単行本、2020年3月文庫本)。 前作では新米刑事だった日岡が今回主人公。前作の結末で所轄署のマル暴刑事の大上が殺されて相棒だった日岡がその意志を継ぐようなエピローグで終わっていたのに、実際は田舎の駐在に飛ばされてヤクザとは無縁の環境にいたことに何か期待感が募る。そして日本を分断する暴力団抗争が勃発する中で期待通り日岡はその抗争に巻き込まれていく。 前作で大上刑事が暴力団と癒着しながらも作った人脈や精神が今作につながってストーリー展開されていることがわかり、前作の暴力団関係の重要人物が今回の抗争中心人物と日岡をつなぐ役として登場し、狐狼の血が受け継がれていくことがわかる。 日本最大の暴力団組長を殺害した今回の暴力団抗争事件の中心人物で最後の任侠と言われる国光寛郎35歳の仁義と警察官日岡秀一27歳の正義が結びつく様の信頼と熱い人情の物語である。 最後は日岡は田舎の駐在から県警の刑事に引き上げられ、立派なマル暴刑事に戻るのだが、大上刑事と違って暴力団の金に関わらずに暴力団との人脈を作っていくところがいい。大上刑事の血を引き継ぎながら新しい眼を得た日岡刑事の今後の続編があるならば、大上刑事のような悲しい死の結末にならないことを祈りたい。

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2020/05/05

狐狼の血シリーズ第二作目。 前作では狐狼=大上が、今作では凶犬=国光が日岡を成長させるキーパーソンとして書かれている。テーマは「正義と仁義」。正義(警察)と仁義(任侠)の狭間で葛藤する日岡。 クライマックスの立てこもりシーンにおける刑事たちの敬礼シーンはしっかり感動させられたが、...

狐狼の血シリーズ第二作目。 前作では狐狼=大上が、今作では凶犬=国光が日岡を成長させるキーパーソンとして書かれている。テーマは「正義と仁義」。正義(警察)と仁義(任侠)の狭間で葛藤する日岡。 クライマックスの立てこもりシーンにおける刑事たちの敬礼シーンはしっかり感動させられたが、このまま終わるはずがない、と最後まで気を抜かずに読み進めると、やはり。個人的に最も望まない結末に…。せめてもの救いは、仁義に沈んだことか。

Posted byブクログ

2020/05/04

上(ガミ)さんの不在が最初は物足りなさを感じさせられるが、途中からは『狐狼の血』と同様怒濤の緊迫感。

Posted byブクログ

2020/05/02

「孤狼の血」の続編。強烈キャラ大上が死んだので続編は正直面白くないかなと。 日岡の頬の傷、ヤクザとの盃。捜査四課復帰後、少し大上っぽく?三作目への布石か? 少々ケチをつけたが、一気に読んだ。面白かったということだ。

Posted byブクログ