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クスノキの番人 の商品レビュー

3.9

607件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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  3. 3つ

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2020/04/19

月並みな感想ですが とても心暖まる感動の1冊でした。 さまざまな登場人物の長くてドラマに富む人生。それに寄り添いながら1ページづつ一緒に進んでいける感動小説はやっぱりいいものですね。 玲斗くんのアフターストーリーもみてみたいです。

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2020/04/19

珍しいファンタジー要素が入った作品。いくつかのエピソードが後半に終息するのはいつもながら見事。欲を言えば終息ではなく絡み合って収束して欲しかった。

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2023/12/23

クスノキでつながった千舟と玲斗。 祈念者の佐治家と大場壮貴。 全然別の物語が紡がれていると思いきや、個々つながっていく感じ、東野圭吾、さすがだなと。 最初玲斗が優美に過去の祈念者(結局は親族だったからよかった?ものの)の事を話した時は、おいおい、コンプラ!って突っ込みかけたけど、...

クスノキでつながった千舟と玲斗。 祈念者の佐治家と大場壮貴。 全然別の物語が紡がれていると思いきや、個々つながっていく感じ、東野圭吾、さすがだなと。 最初玲斗が優美に過去の祈念者(結局は親族だったからよかった?ものの)の事を話した時は、おいおい、コンプラ!って突っ込みかけたけど、そもそも留置場にいたからしょうがない!?笑 そんな彼を千舟が躾け(?)、そして彼女を敬う玲斗。 人は誰と出会うかで人生豊かにも不幸にもなるんだなと。 玲斗の今後と、そして壮貴の未来を、またちょっと覗きたい明るい希望の物語だった。 (2020/04/17) 途中まで、ただの普通の物語じゃん。やっぱ東野圭吾、腕落ちたよね~と思っていたんだけれども。。。 伯母に当たる千舟からクスノキの番人を引き受けた玲斗。 そしてそのクスノキに祈念する3組の人たち。 そういうつながり(?)があったのね~。やっぱ、上手いわ!(なぜか上から目線)と。。。 その後の物語も読みたいね。成長した番人、恋の行方は、そして千舟の余生は・・・・ あと、できることなら、ジャニーズによる映像化は、もういいや。。。

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2020/04/17

その木に祈れば、願いが叶う。まずは読み易い。物語が優しい。ちゃんと裏のストーリーもあって良かった。さすが東野圭吾。

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2020/04/16

読んでいる内にクスノキの祈念 意味と玲斗の成長が気になり、一気に読みました。 とても良い物語でした。

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2020/04/16

祈念すると思いが相手に届くクスノキの謎。 人との繋がりが丁寧に書かれてた。 家族の大切さも感じた。 主人公が千舟との出会いで、大きく成長する。 ほろっと心温まる内容。 映画化希望!

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2020/04/16

クスノキを媒体に肉親に念を届ける。俄には信じがたい現象を、守り続け、その裏にある思いを描いている。主人公の青年、玲斗と叔母の千舟の心の交流もよく描かれている

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2020/04/16

犯罪を犯してしまい途方にくれる玲斗。それを救ったのは叔母の千舟だった。スクノキの番人になるという条件と引き換えに。 母親を亡くし、祖母と暮らす玲斗。最初は無気力なイメージだったけど、金持ちの千舟が置かれている状況や、祈念にくるひとたちと触れあううちに、大人たちの理不尽に目を向け...

犯罪を犯してしまい途方にくれる玲斗。それを救ったのは叔母の千舟だった。スクノキの番人になるという条件と引き換えに。 母親を亡くし、祖母と暮らす玲斗。最初は無気力なイメージだったけど、金持ちの千舟が置かれている状況や、祈念にくるひとたちと触れあううちに、大人たちの理不尽に目を向けていく。 最初はツナグの様に死者と話せるみたいなイメージでしたが、結果として裏切られました。 神社やお寺に対して願う。願いはひとの意識の集合だけど、これを具体化したものという感じでしょうか。 玲斗と千舟。性格は異なるように見えて、お互いに似た者同士の様な気がしました。忘れることは悲しいけど、新しい思い出を作って行けばいいと、自分もいつか思える時が来るとよいです。

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2020/04/14

ミステリーも、もちろん最高に楽しめるけれど、ミステリーばかりではないのが、東野圭吾さんの魅力の1つだと思う。それを、存分に感じさせてくれる作品だった。 あるクスノキをめぐる、ファンタジーなのだが、そこには確かに、関わる人それぞれに、人間ドラマがあり、それぞれの想いがある。 願い...

ミステリーも、もちろん最高に楽しめるけれど、ミステリーばかりではないのが、東野圭吾さんの魅力の1つだと思う。それを、存分に感じさせてくれる作品だった。 あるクスノキをめぐる、ファンタジーなのだが、そこには確かに、関わる人それぞれに、人間ドラマがあり、それぞれの想いがある。 願いを叶えてくれるというクスノキ。自分なら、何を祈念するか。まだまだ人生が薄すぎて、ピンとこないけれど、すでに、いいことだらけではない人生だけれど、だからこそ、自分の人生を、関わる人たちを、大切にしたいと思った。 家族のかたちって、何だろう。血の繋がり?過ごした時間?関わりの密度?それとも。。。 きっと、それぞれ、答えは違うはずだ。でも、それぞれの答えが、人を思いやるあたたかさに満ちていれば、それで十分なのだと思う。 東野作品らしく、後半になるにつれて、一気に話が進んでいくおもしろさがある。是非、いろんな人に一読してほしい。

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2020/04/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

東野圭吾の新作。 帯にある通り、「秘密」「時生」「ナミヤ雑貨店の奇 蹟」の流れを汲むファンタジー小説。うだつの上がら ない生活を送っている青年が、ひょんなことからある 神社の巨大クスノキの番人を務めることに。パワース ポットとして知られるクスノキには秘密があって・・・ という内容。 東野圭吾のファンタジーは当然全て読んでおり、どの 作品からも強い影響を受けている。つまりどれもこれ も最初から最後まで鋭く面白かったのだが、今回はち ょっと・・・という感じ。 問題はおそらく物語前半。いや、おもしろくないワケ では無いのだが、何故か他の作品に比べて展開が冗長 気味。ハッキリ言えばテンポがゆったりで、集中して 読むのが少し辛い。 しかし、後半以降のたたみかけるような展開はいつも の東野圭吾。クライマックスで明かされた事実にはか なり意表を突かれたし、そこに至るまでの重要な要素 としてのゆったり展開だとすれば納得が行く。 読むのに少々時間がかかったが、最後にはやっぱりス ッキリさせてくれるのが東野圭吾が天才作家である由 縁。出来れば次は、ハードなミステリーが読みたいなぁ・・・。

Posted byブクログ