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クスノキの番人 の商品レビュー

3.9

607件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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  3. 3つ

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2024/06/14

社長を非難したために一方的に解雇された玲斗。 その会社に盗みに入り捕まってしまう。 父はおらず、母も死んでおり、唯一の肉親・祖母に電話をかけると、千舟と言う人から連絡が来る。 不思議な祈りができるクスノキの番人見習いとして、玲斗の新しい生活が始まる…

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2024/06/07

不幸な生い立ちの青年直井玲斗が、亡くなった母の異母姉千舟と出会い、神社の管理人を任され、その御神木の番人となる話。 人生に投げやりだった玲斗が千舟と出会い、クスノキの番人を任されるようになり、少しずつ成長する姿が心を打たれた。 樹齢何百年のクスノキに新月、満月。信じられないよ...

不幸な生い立ちの青年直井玲斗が、亡くなった母の異母姉千舟と出会い、神社の管理人を任され、その御神木の番人となる話。 人生に投げやりだった玲斗が千舟と出会い、クスノキの番人を任されるようになり、少しずつ成長する姿が心を打たれた。 樹齢何百年のクスノキに新月、満月。信じられないような出来事が起きても不思議ではない気がする。 殺人事件が起きない東野圭吾の作品も私の好みの作品。 続編でどこまで玲斗が成長し、千舟を支えているのか期待大。

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2024/06/05

不思議な力を持つ木とその番人、そして祈念する人々の物語。 ひょんなことからクスノキの番人となる玲斗とその伯母千舟を中心に物語は進んでいく。少し複雑な家庭環境、血縁関係ではあるけれど、少しずつ情が交わされ伯母と甥らしくなっていく様子に心が温かくなった。 人生いろいろ。 それぞれにい...

不思議な力を持つ木とその番人、そして祈念する人々の物語。 ひょんなことからクスノキの番人となる玲斗とその伯母千舟を中心に物語は進んでいく。少し複雑な家庭環境、血縁関係ではあるけれど、少しずつ情が交わされ伯母と甥らしくなっていく様子に心が温かくなった。 人生いろいろ。 それぞれにいろんな想いを抱えて生きていて、伝えたいことも伝えたくないこともあって… クスノキを通して伝える想い、伝わってしまう想い、伝えたい想い… 切なく優しく、時に残酷。 じんわりと心に染みた。

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2024/06/24

満月·新月·クスノキ…神秘的で信仰心の強い日本人らしい価値観のストーリーだった。神社の境内に入ると感じるあの”空気感“が伝わり、読んでいて心が清められる思いがした。 認知症に対する絶望感をポジティブな考え方で励ますところなど、東野さんのメッセージが伝わってきた気がして良かった。...

満月·新月·クスノキ…神秘的で信仰心の強い日本人らしい価値観のストーリーだった。神社の境内に入ると感じるあの”空気感“が伝わり、読んでいて心が清められる思いがした。 認知症に対する絶望感をポジティブな考え方で励ますところなど、東野さんのメッセージが伝わってきた気がして良かった。 「忘れたという自覚さえないなら、そこは絶望の世界なんかじゃない。ある意味、新しい世界です」 それにしても東野圭吾の「血縁」へのこだわりはブレないなと感心してしまった。

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2024/05/15

事件があって推理を進めるミステリーとはちょっと異なるけど、謎が解明されて行く過程は体験できる。 最後はほんのりと心が温かくなる。玲斗が賢く優しい人徳者になりそうな予感。辻村 深月『ツナグ』を思い出す。

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2024/05/11

新刊で買ったのに4年も積読でとっくに文庫も出てるというのに、ようやく読んだ。 まあほんといつもながらさすが東野圭吾、面白い。 ただ今回の本はノッてくるまで少し時間がかかった。いつもなら20ページくらいで読む勢いがついてくるのだが、半分くらいまでちょっとゆるやかだった。 だが半分以...

新刊で買ったのに4年も積読でとっくに文庫も出てるというのに、ようやく読んだ。 まあほんといつもながらさすが東野圭吾、面白い。 ただ今回の本はノッてくるまで少し時間がかかった。いつもなら20ページくらいで読む勢いがついてくるのだが、半分くらいまでちょっとゆるやかだった。 だが半分以降はいつものようにページをめくる手が止まらなくなった。

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2024/04/27

東野さんのファンタジー系の小説。殺人事件などを想定すると肩透かしとなるが、やはり内容が面白いので一気に読んでしまう。 クスノキの番人となった玲斗は、当初は前の職場に恨みを持って盗みに入るという、とんでもない若者。突然現れた伯母に、クスノキの番人となれば助けてあげると言われて番人に...

東野さんのファンタジー系の小説。殺人事件などを想定すると肩透かしとなるが、やはり内容が面白いので一気に読んでしまう。 クスノキの番人となった玲斗は、当初は前の職場に恨みを持って盗みに入るという、とんでもない若者。突然現れた伯母に、クスノキの番人となれば助けてあげると言われて番人になった。何やらこのクスノキには秘密があるようで、この秘密探しが興味を引く。伯母からの忠告も半ば無視して、秘密に辿り着いたのだが、不思議とこの行為は発覚しても怒られない。 最後は伯母と親族の仕事上の争いに玲斗も立ち入るようになるが、これもクスノキを通しての解決となった。 玲斗の淡い恋愛も出てくるが、クスノキの番人をこの二人の子供が引き継いで欲しいと勝手に思ってしまった。

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2024/04/15
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※このレビューにはネタバレを含みます

クスノキの番人とは一体なんなのか、主人公と一緒に解き明かす過程がとても面白かったです。 そしてこんなクスノキのような場所があったら、大切な誰かが生身の身体として2度と会えない存在になったとしても、いつでも存在を身体いっぱいに宿して感じることができるのに、いいなぁ、、、と思いました。 そして、それと同時に私の生きる世界にはクスノキはないかもしれないけれど、時々心に浮かぶ大切な人の存在は、今でも色褪せず自分の心の中にいるし、いつでも昨日今日のことのように思い出すことができることにも気付きました。 私の心の中にクスノキがちゃんとあるかもしれないと思いました。 最後の方感動しすぎて号泣しました。

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2024/09/04

クスノキにまつわるファンタジー小説でしたが、念はクスノキに頼らなくても今までの関わりや触れあい等から受け継がれているという結末が好きでした。 最後に最強のように描かれていた千舟の弱さが見れたことも良かったです。

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2024/04/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

東野圭吾さんの作品で人が死なないものは「ナミヤ雑貨店〜」以来に読んだかな。人の念を受け継がせてくれるクスノキ、本当にあったらいいなぁ。自分が預念をする勇気はないけれど。千舟さんがとにかくかっこいい。最後はジーンと心にくる結末でした。

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