クスノキの番人 の商品レビュー
いつもの東野さん作品と雰囲気が違う感じ。 理不尽な世の中で生きてきた主人公がクスノキの番人として、人の思いに触れながら成長していく。 読後、優しい気持ちになった。
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満月と新月の夜にクスノキに集まる人達がいる。 直井玲斗はクスノキの番人を任されることになり、人々の人生や自分や家族を見直すようになる。 心温まる物語。
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今回初めて東野圭吾さんの作品を読みました。 れいとくんの成長やクスノキに魅了され、生き様が変異していく。口が達者になり以前とは全く別人のようにクスノキを理解しながら祈念する人それぞれに思慮配慮するところ、番人として立派に認められた。 何より、千舟とレイトの絆。千舟の懺悔、苦しみがかなりジーんと来て涙があふれてしまいました。 佐治のお母さんがきくおの曲を聴いて泣いていたところ。色々な意味が入り混じった涙なんだなあ。 とにかく感動しました。クラシックピアノを聴きながら読んだので感情移入してしまいました。 ぜひ、映画やドラマで再現してもらいたいぐらい。
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いつもするすると読み進めることができて、その世界に入り込める東野圭吾さんの文章が素晴らしいと思う。 ファンタジーでほわぁっとした、でも起承転結のあるいいお話でした。
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人情の大切さを改めて感じる名著で面白かった。ヒューマンミステリー小説。東野圭吾はこういう話も書けるから尊敬する。読みやすく分かりやすい文体は健在だった。
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たぶん東野圭吾さんの本を読むのは これが初めて。 もっとクセのある作風かと思ってので意外だった この作品だけなのかどうかは分からないが、、 心温まるストーリーで 結局悪い人はいなかったように思う ファンタジー要素もありつつ 人間味もあってなかなか面白かった
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続編の「クスノキの女神」を読む前に、と。 東野圭吾さんの作品の為、普段のミステリー系かと思いきや、ファンタジーな内容。 雰囲気は違いますが、読んでしまう書き方や、所々の伏線の置き方は変わらず面白いです。 重ねて、今回の主人公は成長していくタイプなので 巻末近くでは、成長したそ...
続編の「クスノキの女神」を読む前に、と。 東野圭吾さんの作品の為、普段のミステリー系かと思いきや、ファンタジーな内容。 雰囲気は違いますが、読んでしまう書き方や、所々の伏線の置き方は変わらず面白いです。 重ねて、今回の主人公は成長していくタイプなので 巻末近くでは、成長したその姿も良く。 次回作が期待できる、良い一冊でした。
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突然現れた叔母の千舟から、借金を返す代わりに神社の御神木であるクスノキの管理を命ぜられる玲斗。神社にはクスノキの力をもとめて「祈念」しにくる人たちがいる。この木にどんな力があるのかは、番人見習いの玲斗には教えられず... そんななか、とある祈念者の娘が神社にやってきて、父が何をし...
突然現れた叔母の千舟から、借金を返す代わりに神社の御神木であるクスノキの管理を命ぜられる玲斗。神社にはクスノキの力をもとめて「祈念」しにくる人たちがいる。この木にどんな力があるのかは、番人見習いの玲斗には教えられず... そんななか、とある祈念者の娘が神社にやってきて、父が何をしているかどうしても知りたいという。 平和なミステリー。テーマは「家族」といったところでしょうか。こういうのもいいね。玲斗がクスノキの秘密を自分で解き明かすというより佐治パパに全部しゃべらせたのは若干拍子抜けだし、千舟がマメにメモをとっているという描写で認知症だとわかっちゃうんだけど、おおむね楽しく読み終えました。
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クスノキの女神を読む前に慌てて読んだ。 神秘的な話を背景に、曰くある青年が成長する物語。玲斗の素直さが救い。
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『クスノキの女神』を読む前に。 自分の思いが「全て」伝わってしまうというのは、なかなかに怖い。しかし、言葉にできない想いを伝えたい、受け取りたいという強い気持ちは、その恐れを超えるのかもしれない。 クスノキの女神でも主人公は玲斗なのかな? はじめ小物感がすごい青年が、ぐんぐん心豊かに成長していく様が、読んでいて気持ちよかった!
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