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13歳からのアート思考 の商品レビュー

4.4

670件のお客様レビュー

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2024/12/17

自分が価値あるアート、現代美術をどう定義してるのか初めて考えさせられた。 その定義はアートを楽しむ上で、とっぱらうことも自由。 文字を読んで背景を知った気になって、絵と文字を目で往復する事が多かった。 その前に自分で豊かな想像を働かせる事がすごく大事。 受験じゃないのだから、作者...

自分が価値あるアート、現代美術をどう定義してるのか初めて考えさせられた。 その定義はアートを楽しむ上で、とっぱらうことも自由。 文字を読んで背景を知った気になって、絵と文字を目で往復する事が多かった。 その前に自分で豊かな想像を働かせる事がすごく大事。 受験じゃないのだから、作者が感じてる通りに感じる必要もなし。 学生の時は自然に出来てたはずだ。 次の予定の時間を気にしながら楽しむアートよりも、気になった絵に立ち止まってずっと見てられる自分に。

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2024/10/18

今までわからなかった現代アートの意味合いを分かりやすく教えてもらえた。 空間アートが好きだったのでそこに至るアートの流れがあったんだなぁと。 これからまたアート作品を見に行った時に違う視点が持てそうで楽しみになった。

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2024/10/13

素直に面白かった。アートとかよくわからなかったけど、アウトプットしながら自分の内面に向き合って発見をするのは楽しかった。アートとはの固定概念がクラスを進むにつれガラガラと崩れていく感覚が楽しかった。

Posted byブクログ

2024/10/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

自分に足りないもの、それがアート思考だと思う。昔から数学中心に学校のテストは得意だった。それは答えがあるものだ。しかし、年齢が上がるにつれて自分の意見(特徴的で面白い意見)を言える人は数学の点が高い人の何倍も人としての魅力があるように感じる。 そんな面白いと思われる大人になりたいのでこの本を手に取った。そもそも美術館に行ってインスタ映えしかしてなかった。でも美術には色々な見方がある。なんで?なんで?と考えることで自分なりの意見が見つかる。 自分が思ったことを言葉にすることが大切。そう感じた。

Posted byブクログ

2024/10/01

ビジネスパーソンにとってのアート思考ほどうさんくさいものはないが、中高生に対する教育の現場ではむしろこういうのは良いと思えた。

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2024/09/23

アートというのは、「興味のタネ」「探究の根」「表現の花」の3つの部分からなり、単に表に現れている「表現の花」=作品から成り立つわけではないこと。 「興味のタネ」「探究の根」にあたる部分がアート的思考には大切で、単に他人の決めたゴールを目指して「花」に当たる部分を作るのではなく、内...

アートというのは、「興味のタネ」「探究の根」「表現の花」の3つの部分からなり、単に表に現れている「表現の花」=作品から成り立つわけではないこと。 「興味のタネ」「探究の根」にあたる部分がアート的思考には大切で、単に他人の決めたゴールを目指して「花」に当たる部分を作るのではなく、内発的な自分の興味、探究の上にある「表現の花」であることが重要。 20世紀以降のアートでは、特に過去のアートの常識からどう解放されていくかが、興味のタネであり探究の根であること。 いわゆる現代アート(コンテンポラリーアート)がどういう考えのもと成り立っているのかがすごく腑に落ちる表現をされているのと同時に、これからの時代を行きていくにあたって、このアート的思考(これは、必ずしもアートを作ることのみに有用なわけではない)が大切であることがわかる。 大人に対してもだが、確かにこれからの時代を生きる10代にこそ知ってほしいことだと感じた。 アートとの付き合い方は、それぞれであって良いとは思うが、ここで提案されていることは、表面的な知識に流されず、「じっくり向かい合い」「アートとのやりとりを楽しむ」ことにつながると思う。 現代アート関連や美術鑑賞に関連した本で共通した内容を扱っているものはあるが、本書はすごく平易にわかりやすく書いてあるところが良いなと感じる。

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2024/09/17

 学校の美術は、課題をあたえられただ自分の描きたいものを描くだけの能動的でただの作業でした。  親に連れられていった美術館では、展示されている絵とにらめっこし、黙って小さい解説を読むそれが大人だと思っていました。 この本を読め終わった頃には、良い意味で今までの概念を覆してくれて...

 学校の美術は、課題をあたえられただ自分の描きたいものを描くだけの能動的でただの作業でした。  親に連れられていった美術館では、展示されている絵とにらめっこし、黙って小さい解説を読むそれが大人だと思っていました。 この本を読め終わった頃には、良い意味で今までの概念を覆してくれてもっと美術館に行きたくなります。 実際読んでから、美術館へ行く頻度増えました(笑)

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2024/09/27

美術館で展示されている「芸術」「アート」と評される作品を見ても「きれい」だとか「なんとなく好み」とかのフワッとした感想しか持てず、「これのどこがいいのか素晴らしさがわからない。この作品の素晴らしさとは?」と作品横の解説文を読んで自分の感想との答え合わせをしては、解説にあるメッセー...

美術館で展示されている「芸術」「アート」と評される作品を見ても「きれい」だとか「なんとなく好み」とかのフワッとした感想しか持てず、「これのどこがいいのか素晴らしさがわからない。この作品の素晴らしさとは?」と作品横の解説文を読んで自分の感想との答え合わせをしては、解説にあるメッセージや意図を感じることができなかった自分は不正解、アートを正しく堪能できない残念な人だとがっかりすることしばしば。 作品をもっと存分に楽しみたい、そう思って本書を読みました。 「正解」や「常識」にとらわれず「自分のものの見方」で作品や世界をとらえて楽しみたいと思います。

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2025/01/18

学生の頃、美術は得意な方だった。でもアートを鑑賞することはあまり得意でない。どうしても他者評価を気にしてしまうからだと思う。 大人になって無縁だったのに、最近自分の中でアートがきてる。美術館にも行くようになった。 でも書籍のNGにあるようにタイトル、解説文を読んでから絵を見るこ...

学生の頃、美術は得意な方だった。でもアートを鑑賞することはあまり得意でない。どうしても他者評価を気にしてしまうからだと思う。 大人になって無縁だったのに、最近自分の中でアートがきてる。美術館にも行くようになった。 でも書籍のNGにあるようにタイトル、解説文を読んでから絵を見ることがほとんどだった。自分なりの見方が出ず、正解の見方をしようとしていた。 著書を読んで、もっと自由に、自分に正直にアートを感じていいんだと分かったら、早速美術館に行きたくなった。 このVUCA時代、人生100年時代では、みんなの、誰かの、正解ではなく、自分らしいものの見方を持って考えられることが大切。目に見えるものは簡単に残せる便利な世の中だけど、目に見えないものを見ようとするアート思考が必要とされているんだな〜。

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2024/09/07

仕事でアート思考に触れる契機があり手に取った一冊。 著書で題材となった中世から近代のアートの変遷を支えた偉大なるアーティストの活躍は、VUGA時代と言われる正解がない現代を生き抜くヒントになる。 優れたアイデアとは解放・破壊から始まり、人々を困惑させ、物議を醸し、様々な意見を生み...

仕事でアート思考に触れる契機があり手に取った一冊。 著書で題材となった中世から近代のアートの変遷を支えた偉大なるアーティストの活躍は、VUGA時代と言われる正解がない現代を生き抜くヒントになる。 優れたアイデアとは解放・破壊から始まり、人々を困惑させ、物議を醸し、様々な意見を生み出すもの。それだけのアイデアを生み出すには、自身の心底にある興味・好奇心・疑問を抱き続け、自分なりのものの見方で世界を見つめ探究を進め、自分なりの答えを見つけ出すこと。つい疎かになりがちな自分の内面に向き合うことの重要さを再認識。 純粋にアートの歴史的な転換を知る上で読み物としても非常に面白い内容であった。各章で取り上げられたアーティストの中でも、デュシャンは何でこんなことを思いついたのか?ポロックに至っては頓知じゃないか?ダメ押しのウォーホルの作品では、消化不良という意味でなく一周回って「アートって何なんだろう」と思わせる不思議な感情が残ったが、彼らの作品が我々に多大なるインパクトを与えたという事実は揺るがず、突拍子もないアイデアに対する評価や対価は時代に関わらず青天井なのだと実感した。

Posted byブクログ