13歳からのアート思考 の商品レビュー
美術館に行って解説文を読み納得していた気持ちになっていた自分にとって、目から鱗の内容だった。 アートの表現の仕方は自由だし、受け取り方だって自由。
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面白くて一気読み! 「アート鑑賞」を通して、頭の体操ができる良本! 「アート」=高い審美眼や感受性を持つ特別な人たちが楽しむもの、という固定概念が取っ払われた。 中学・高校生の時にはさっぱり頭に入ってこなかった美術史(ルネサンス期とか印象派とか)も、芸術家たちの挑戦や探究心が作...
面白くて一気読み! 「アート鑑賞」を通して、頭の体操ができる良本! 「アート」=高い審美眼や感受性を持つ特別な人たちが楽しむもの、という固定概念が取っ払われた。 中学・高校生の時にはさっぱり頭に入ってこなかった美術史(ルネサンス期とか印象派とか)も、芸術家たちの挑戦や探究心が作ってきたものだという背景を知ると、すんなり頭に入ってきてびっくり。 「アートとは?」を突き詰めていくアーティストたち。 この本を読み終える頃には、「結局なんでもアートなのでは?」というシンプルな考えに辿り着いてしまったのだが、この考え自体も、この本から自分が読み取った「アート思考」の種なのだと気づいて、著者の思惑通りなのかも。 この「結局ぜんぶアートなんじゃない」という感想の種から、さらに深掘りして、「じゃあ自分はどう思うのか?」「どうしてそう思うのか?」を考えていくことこそが、「アートの探究」なのだと思う。 正直、美術館は誰よりも早く回り終えて、退屈して待つことが多い私なのだが、この本で教えてもらった鑑賞方法を実践してみたい。
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アートの良さって全くわからず、昔から美術に苦手意識がありました。そんな感じの私でしたが、「子育てにも応用ができる」との文言から手に取ってみました。 結論、子育てに直結とはいかないものの、固定概念に囚われず、「自由な発想」を伸ばしていきたいと思いました。 また、美術の歴史的背景は非...
アートの良さって全くわからず、昔から美術に苦手意識がありました。そんな感じの私でしたが、「子育てにも応用ができる」との文言から手に取ってみました。 結論、子育てに直結とはいかないものの、固定概念に囚われず、「自由な発想」を伸ばしていきたいと思いました。 また、美術の歴史的背景は非常に面白かったです。
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絵画に正解なんてないし、自分だけの答えを見つけようよというメッセージを受け取りました。何でもかんでも顧客のアンケートを取り入れて改善、ではコモディティ化して似たりよったりになる。自分ならではの着眼点、発想を鍛えて良いもの作っていきたいなーと思った。
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美術は大の苦手です。特に現代美術はさっぱりわからないし、ピカソも何がいいのかさっぱりわからない、だからこそ、「アートって何か」を知りたいなと思い、手に取りました。 内容は目から鱗なことだらけで、アートについてちょっとわかった気持ちになれました。今度美術館に行く時は、もっと視野...
美術は大の苦手です。特に現代美術はさっぱりわからないし、ピカソも何がいいのかさっぱりわからない、だからこそ、「アートって何か」を知りたいなと思い、手に取りました。 内容は目から鱗なことだらけで、アートについてちょっとわかった気持ちになれました。今度美術館に行く時は、もっと視野広く鑑賞できると思います。 この本の中は6クラスに分かれていて授業のように進みます。クラスごとに一つの作品について「問い」をもって、考えを巡らせ、いろいろな意見を聞きながら、新しい視点を得る。さらに「もう一つの視点」からまた考えをもつ。そして、そのクラスを受ける前と後での思考の違いに気づく、とても好奇心を揺さぶられた読書でした。
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13歳とあるが、大人こそ読むべき。コスパ、タイパ、効率性、そうしたものにまみれている人こそ学ぶものがある。
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アート思考について学べる本。ついになる考え方として数学的思考がある。正解を探しに行くのではなく、答えを作る。 美術館には何度か足を運んでいたが、今までの自分は、何となくの自己満足や知識を習得すること、気晴らしのような趣味程度のものであったため、自分のこのような美術の見方に対する問...
アート思考について学べる本。ついになる考え方として数学的思考がある。正解を探しに行くのではなく、答えを作る。 美術館には何度か足を運んでいたが、今までの自分は、何となくの自己満足や知識を習得すること、気晴らしのような趣味程度のものであったため、自分のこのような美術の見方に対する問いに刺さるものがあり、美術だけでなくモノそのものの捉え方自体も変えてくれる、そんな学びのある本であった。 素晴らしい作品とは何なのか、リアルさとは何なのか、作品はどのように見るのか、アートとはそもそも何なのか、何がアートで何がアートでないのか。自分が勝手に思い込んでいた常識やイメージ的な考え方を否定し、モノそのものを見るときに、自分の興味、好奇心、疑問をもとに、自分なりの見方で見ること、そして自分なりの考えを持つこと、自分なりの答えを出すことが大事であること学んだ。他人の考え方に依らず、自分の考えをしっかり待つようにしたい。
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2024.12再読 アートは好きでよく見に行くけど、特に絵画は理解ができないことが多かった。 この本に書かれている、アート思考という観点から見ると、そういうことかと理解できた。 アート以外にも使える思考なので、繰り返し読みたい本です。
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アートてなんでもいいんだぁと思える本。 授業形式で進んでいく本。面白かった。自分も何かアートとして表現したくなった。
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p72 ルネサンス 画家が描きたいものを自分の好きなように描くという考え方はほとんどなし 教会やお金持ちに依頼された絵を描く 肖像画、宗教画 その後裕福な市民の登場 風景、日常生活、静物などが題材となる そのころの素晴らしい絵は、目に映るとおりに描かれた絵であり、それこそがア...
p72 ルネサンス 画家が描きたいものを自分の好きなように描くという考え方はほとんどなし 教会やお金持ちに依頼された絵を描く 肖像画、宗教画 その後裕福な市民の登場 風景、日常生活、静物などが題材となる そのころの素晴らしい絵は、目に映るとおりに描かれた絵であり、それこそがアートの政界だと考えられていた p79 カメラの登場により、目に映る遠い世界を描くというルネサンス以降のゴールが崩れてしまった p81 マティスは緑のすじのあるマティス婦人の肖像により、目に映るとおりに世界を描くという目的からアートを解放した p85 数学の答えは変わらないことに価値がありますが、アートの答えはむしろ変わることにこそ意味がある p125 ピカソ 多視点でとらえたものを再構成するという自分なりの答えにたどり着いた p141 ワシリー・カンディンスキー コンポジションVII なにという具象物を一切描いていない p163 具象物を描かない絵を生み出したことによって、美術の世界に作品とのやり取りへの可能性を推し進めた p191 マルセル・デュシャン Fountain それまで誰も疑うことのなかったアート作品=目で見て美しいものというあまりにも根本的な常識を打ち破り、アートを思考の領域に移した p211 類似のものは長次郎、黒楽茶碗 p243 ボロック ナンバー1Aによって、アートを何らかのイメージを映し出すものをいう役割から解放した p281 ウォーホル これがアートだと言える確固たる枠組みは、実はどこにも存在しないのではないかという問いを投げかけた p298 エルンスト・ゴンブリッチ これがアートだというものは、ほんとうは存在しない ただアーチストたちがいるだけだ p305 そのためには常識や正解にとらわれず、自分の内側にあり興味をもとに、自分のものの見方で世界をとらえ、自分なりの探求をし続けることが欠かせません そしてこれこそがアート思考なのです p297 素晴らしい作品ってどんなもの アンリ・マティス 緑のすじのあるマティス婦人の肖像 リアルさってなんだ パブロ・ピカソ アビニヨンの娘たち アート作品の見方とは ワシリー・カンディンスキー コンポジションVII アートの常識ってどんなもの マルセル・デュシャン わたしたちの目になにが見えている ジャクソン・ポロック ナンバー1A アートってなんだ アンディー・ウォーホル プリロボックス
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