丸の内魔法少女ミラクリーナ の商品レビュー
不思議な話が多かった。とくに「変容」。私たちが使う「エモい」は、年配の方は五十川さんのような気持ちで聞いてるんじゃないかと思った。
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全話好きなテイストでめちゃくちゃおもしろかった〜 わたしも自分を魔法少女だと思い込むことで、労働無理すぎ...の感情を帳消しにしたいな。コンパクト買おうかな。
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面白かった! 魔法少女になりきると乗り越えられるよねーって元気をもらえる話でもあり、自分の中の正義を押し付ける人いるよねーって話でもあり…ポップに書かれているけど、核心ついてくる
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表題作のミラクリーナは、途中一緒にパトロールに駆り出される主人公の友人の彼氏が気持ち悪過ぎて、途中読むのを辞めようかと悩んだけど、最後はすっきり痛快な終わり方で良かった。 やっぱり女はいつまで経っても魔法少女に憧れは持ってるんよなとか…思ってみたり。
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「変容」のパブリック・ネクスト・スピリッツ・プライオリティ・ホームパーティーって、もう言いたいだけやん(笑)となりました!
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そもそも装丁が好みでジャケ借りした本。(表紙のデザインから内側の紫としおり紐の配色バランスに至るまで最高。)そしてストーリーも大好物だったのでこれはもう絶対また読みたい。内容は、女性が主人公の相当クセつよな短編が4篇。特に「ミラクリーナ」が好き。私も魔法少女名つけてみよ。他3篇は...
そもそも装丁が好みでジャケ借りした本。(表紙のデザインから内側の紫としおり紐の配色バランスに至るまで最高。)そしてストーリーも大好物だったのでこれはもう絶対また読みたい。内容は、女性が主人公の相当クセつよな短編が4篇。特に「ミラクリーナ」が好き。私も魔法少女名つけてみよ。他3篇は現代への風刺的な感じもあってちょっとゾッとする…でもそんなところもグッとくる。すごくまみまぬんでらな本。
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表題作は正直に言うと、私の知っている村田沙耶香さんじゃないと感じた。変わった設定だけれども、理解のできる範疇なので。魔法少女といえば「地球星人」で、もっととんでもないものを期待してしまった。 しかし、秘密の花園、無性教室、変容と読み進めるにつれて、村田沙耶香さんの世界観に痺れて...
表題作は正直に言うと、私の知っている村田沙耶香さんじゃないと感じた。変わった設定だけれども、理解のできる範疇なので。魔法少女といえば「地球星人」で、もっととんでもないものを期待してしまった。 しかし、秘密の花園、無性教室、変容と読み進めるにつれて、村田沙耶香さんの世界観に痺れてしまう。長編小説に比べてしまうと物足りないところもあるのだけど、こっちの日常が変なではと思えてくるのは本当にすごい。 特に「変容」。なんとかホームパーティやら、まみまぬんでらやら、言葉や表現は奇抜に感じる。でも、人間の性格にも流行があり、そしてそれは誰かに作られているって、フィクションではないのでは?という気になってくる。 恋をしない結婚しない子供を産まない若者。子供を産み育てることこそが人生の全てという諸先輩方。その流行ってどこから来たんだろう。 「本当に怖いのは、世界に喋らされている言葉を、自分の言葉だと思ってしまうことだ。」とあったのは「地球星人」。 世界に喋らされている変容の人物たち、世界に抗っているのは無性教室の高校生たちとミラクリーナ。 自分はどっちなんだろう。どっちでいたいのだろう。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
表題作丸の内魔法少女ミラクリーナが意外に一番常識的というか、理解の延長線上にあったかな。 秘密の花園の普通の社会に紛れ込んでるサイコな描写は村田沙耶香、って感じで好き。 無性教室は設定が面白い以上に感情の描写が美しくて読ませる話だった。 変容が一番不思議というか、世にも奇妙な物語みたいな空恐ろしい感じもあり、ブラックコメディとか社会風刺のような、読んでる自分の価値観が揺さぶられる。まみまぬんでら、ズンドコベロンチョの前日譚みたいでおもろい。
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豊富な語彙力と調子の良いテンポで不思議な空間に誘う村田ワールド全開。 ミラクリーナ ポップでキュートで奇天烈 キラキラ 子どもの頃に信じてたことって根拠はないけど本物だ 秘密の花園 初恋を拗らせまくったJDに感情移入 現実と幻想の狭間はつらいよな 無性教室 恋は性別でするも...
豊富な語彙力と調子の良いテンポで不思議な空間に誘う村田ワールド全開。 ミラクリーナ ポップでキュートで奇天烈 キラキラ 子どもの頃に信じてたことって根拠はないけど本物だ 秘密の花園 初恋を拗らせまくったJDに感情移入 現実と幻想の狭間はつらいよな 無性教室 恋は性別でするものじゃない 変容 変わりゆく社会に飲み込まれすぎちゃいけないな
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初めての村田ワールド…。 衝撃が過ぎる。 すごい。こういう世界を創り出せることが。 怖さを感じながらも、ふと、ここまで文字化されてないけど、今の、この現代社会がこうなりかけているじゃないかと気付く。そんな三遍目。 奇天烈さを感じながら、いつの間にか、その中に、もしくは私の中に、...
初めての村田ワールド…。 衝撃が過ぎる。 すごい。こういう世界を創り出せることが。 怖さを感じながらも、ふと、ここまで文字化されてないけど、今の、この現代社会がこうなりかけているじゃないかと気付く。そんな三遍目。 奇天烈さを感じながら、いつの間にか、その中に、もしくは私の中に、この世界が入ってきている、と。そう、怖い実感が伴う四遍目。 久しぶりに小説を読もうと、軽く手に取ったその先の世界は、想像の針を限界なく振り切った世界だった。 いや、すごい。
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