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戦争は女の顔をしていない(1) の商品レビュー

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86件のお客様レビュー

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2024/04/26

深い内容であるが、漫画で読みやすい。 第二次世界大戦下、多くの女性が戦地に赴いて男性兵士と共に戦う。日本では考えられない。 戦争に関わった女性、それぞれの視点で語られる。 それぞれに違う戦争の姿がある。それぞれの涙がある。 しかし、戦争は女の顔をしていないのである。 今、まさにロ...

深い内容であるが、漫画で読みやすい。 第二次世界大戦下、多くの女性が戦地に赴いて男性兵士と共に戦う。日本では考えられない。 戦争に関わった女性、それぞれの視点で語られる。 それぞれに違う戦争の姿がある。それぞれの涙がある。 しかし、戦争は女の顔をしていないのである。 今、まさにロシアとウクライナが戦争状態にある。 早く、終結することと平和を願ってます。

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2024/03/11

書店に並び始めたころから気になっていた本作。やっと読めだけど、実に上手く漫画化されている。フィクション作品の漫画化はさておき、ノンフ作品については、ハードルが高い印象があるんだけど、本作は及第点以上。この原作は読んだことがないけど、”チェルノブイリの祈り”については、色んな語りが...

書店に並び始めたころから気になっていた本作。やっと読めだけど、実に上手く漫画化されている。フィクション作品の漫画化はさておき、ノンフ作品については、ハードルが高い印象があるんだけど、本作は及第点以上。この原作は読んだことがないけど、”チェルノブイリの祈り”については、色んな語りが纏められたものだけに、個人的に雑多な印象が否めなかった。本作でもそのきらいはあるけど、そのあたり、上手く表現されている。力作。

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2024/01/14

戦争は怖い、恐ろしい、嫌だ、悪などの言葉で表し、現実感の伴わない世界だが、そこにで前向きに毎日を生きた少女たちの話。そこに青春があったのは確か。思い出は美化されたり更新されたり、隠蔽されたりするのだろうがこのまま埋もれさせてはいけない。インタビュアーのアレクセイを通して彼女たちの...

戦争は怖い、恐ろしい、嫌だ、悪などの言葉で表し、現実感の伴わない世界だが、そこにで前向きに毎日を生きた少女たちの話。そこに青春があったのは確か。思い出は美化されたり更新されたり、隠蔽されたりするのだろうがこのまま埋もれさせてはいけない。インタビュアーのアレクセイを通して彼女たちの戦争について考えなければいけない。 ソ連(ロシアやウクライナ)についてもほとんど知識のないまま読んだが、おぼろげながらウクライナの位置づけもわかった。もっと多くの人に読んでほしい。

Posted byブクログ

2023/11/19

【戦争で一番恐ろしかったのは 男物のパンツを履いていることだよ】 第二次世界大戦従軍女性達の証言を漫画化 ハイヒールやお花畑が好きで 恋に憧れる女の子の手は 人を撃つ時、震えていた 憎しみが憎しみを生む戦争をやめ 平和が訪れますように

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2023/11/15

逢坂冬馬さんの本を読んで。 第二次世界大戦、男だけではなく女だって、戦争に傷つけられている。 日本だけじゃなく世界中の町や村やでも。

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2023/11/02

「ソ連では第二次世界大戦で百万人をこえる女性が従軍し、看護婦や軍医としてのみならず兵士として武器を手にして戦った。しかし戦後は世間から白い目で見られ、みずからの戦争体験をひた隠しにしなければならなかった-。五百人以上の従軍女性から聞き取りをおこない戦争の真実を明らかにした、ノーベ...

「ソ連では第二次世界大戦で百万人をこえる女性が従軍し、看護婦や軍医としてのみならず兵士として武器を手にして戦った。しかし戦後は世間から白い目で見られ、みずからの戦争体験をひた隠しにしなければならなかった-。五百人以上の従軍女性から聞き取りをおこない戦争の真実を明らかにした、ノーベル文学賞受賞作家のデビュー作で主著!」 「為政者が始めた戦争で、犠牲になるのは市井(しせい)の人々だ。一人一人の気持ちに、痛みに、耳をすます。そこからしか、平和への道はひらけない」 (『いつか君に出会ってほしい本』田村文著 の紹介より)

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2023/08/18

戦線に志願する女性は強い!だけど、女は女なんだと痛感する。だけど、この時代を生きぬいて語れる今があるから私たちは知ることができる。戦争は、二度と起こしちゃいけないものだと……。

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2023/07/24

戦争しても戦争しても、なお戦争を止めないこの人間の世界に訴えかけるものがあります。 描かれているのが独ソ戦ということもあり、現在のウクライナ情勢と重なります。酷な内容ながらも知っておかなければならない、同じ地球での惨状に胸が痛みつつ、ページをめくる手は止まりませんでした。 本...

戦争しても戦争しても、なお戦争を止めないこの人間の世界に訴えかけるものがあります。 描かれているのが独ソ戦ということもあり、現在のウクライナ情勢と重なります。酷な内容ながらも知っておかなければならない、同じ地球での惨状に胸が痛みつつ、ページをめくる手は止まりませんでした。 本書はコミックなので手に取りやすいし、状況や内容がわかりやすかったですしね。 自由がないどころか、殺戮が仕事という戦時下の異常さ。 ショックだったのが、毎月の生理に対して、男性の将校たちはまったく理解がないこと。 彼女たちが歩いた後、経血がポタポタ落ちてしまったあとが残るんです。 下着の用意もしてもらえず、血が乾いた軍服はガラスのようになり、当たる部分が切れたりすれたりして傷になる。 川を見つけると、弾丸が危険だろうとも、群れをなしてザブザブ入っていくそのシーンが衝撃的でした。 原作のレクシエーヴィチさんは2015年、ノーベル文学賞を受賞されています。 世界中の学校で、教材として取り入れてほしい作品です。

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2023/07/19

原作を漫画化しているということを理解して読んだ方が良い。エピソードのダイジェストという感じでどんどん話が変わる。 終わりにある解説があって勉強になった。通常では見られない、志願して戦争に参加する女性たちの姿が知れて良かった。漫画なので、服装なども分かりやすい。

Posted byブクログ

2023/04/23

第二次世界大戦中、ソ連軍に従軍していた女性たちに聞き取りをしたドキュメントの漫画化。 図書館の返却本コーナーにあったのを借りてみた。私的には、これは活字で読んだほうが良かったかも…

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