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戦争は女の顔をしていない(1) の商品レビュー

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86件のお客様レビュー

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2020/02/03

独ソ戦については映画「スターリングラード」を観たぐらいでほとんど知らない。ましてやこんなにも女性達が自ら志願して前線にいたとは。ソ連全体で270万人もの戦死者を出し、勝ったとはいえ戦場になった祖国は焦土と化し、実際には極めて凄惨な記憶なのだろうが、女性達の証言からは戦争の悲惨さよ...

独ソ戦については映画「スターリングラード」を観たぐらいでほとんど知らない。ましてやこんなにも女性達が自ら志願して前線にいたとは。ソ連全体で270万人もの戦死者を出し、勝ったとはいえ戦場になった祖国は焦土と化し、実際には極めて凄惨な記憶なのだろうが、女性達の証言からは戦争の悲惨さよりも女性達の逞しさが語られる。何よりこの中に描かれているように、戦時中に軍幹部がこれだけ女性の言葉に耳を傾けていることに驚きを隠せない。世界にはまだまだ知らないことがある。

Posted byブクログ

2020/02/03

第二次大戦の時にソ連邦では志願兵として100万人もの女性が兵士として、または医療や洗濯部隊として戦場で戦ったそうです。原作は未読だけど、コミックと同じように行間なりコマ間を読むのが大変な一冊かと。原作のレビューを読みながらコマ間の隙間を埋めていく。同じ女性だからこそ理解できるコマ...

第二次大戦の時にソ連邦では志願兵として100万人もの女性が兵士として、または医療や洗濯部隊として戦場で戦ったそうです。原作は未読だけど、コミックと同じように行間なりコマ間を読むのが大変な一冊かと。原作のレビューを読みながらコマ間の隙間を埋めていく。同じ女性だからこそ理解できるコマ間もあります‥。また平行して『独ソ戦』も読んだので、占領地から当然のようにミシンを持ち帰ったかもわかります。満州のこともあるから理解はしたくはない、でも数年に渡る地上戦、しかも収奪であり絶滅が目的の戦場を経験していないので簡単には非難はできない。良い作品です。

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2020/01/31

この年末年始に「独ソ戦」を読んだのと 富野由悠季の帯に惹かれて手に取りました。 無知なモンで原作本は所謂”古典”、定番的な本なのかと 思ってたんですがつい最近の本だったんですねえ。 「独ソ戦」末の史資料・文献の項目にこの原作本がしっかりとありました。 見逃していた・・・。

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2020/01/29
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※このレビューにはネタバレを含みます

タイトルから想像していたのとは大分違った、ソ連で従軍した女性志願兵たちへの聞き書き。反戦とかを前面に出すわけではなく、ジャーナリズムというかドキュメンタリー制作の結果としての本だったのかな。しかしそんなに女性志願兵がいたとは知らなかった。

Posted byブクログ

2020/01/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

文字だけでは表現できることのないものという、残念ながら存在している。 もちろん、ノーベル文学賞を受賞する原作を否定する気は微塵もない。 この作品は先ず原作在りきなのだ。 だからこそ、この作品は衝撃的なのだ。 普通の女性が戦争へ行く、志願して。 その先にある体験は、彼女達だけのものだ。 私たちに許されるのは、彼女達の体験を聴かせてもらうことだけ。 だからこそ、ドキュメンタリーとなり、コミカライズされることにより多くの人の元に届く。 共に彼女達の体験に耳を傾けようではないか。 そして私は願う。 戦争なんてものが無くなることを。

Posted byブクログ

2020/01/11

戦争の見せる表情を実に豊かに、そしてそれぞれの目線で描いた名著を、誰でも読めるように漫画で描いてくれた作品。 読みながら人の尊厳を思うと共に、厳しい環境でも人は感情豊かに活きてるのだと思わされる作品。 第二次世界大戦から人々にとって戦争とは何なのか?を他国の視点でみせてくれる素...

戦争の見せる表情を実に豊かに、そしてそれぞれの目線で描いた名著を、誰でも読めるように漫画で描いてくれた作品。 読みながら人の尊厳を思うと共に、厳しい環境でも人は感情豊かに活きてるのだと思わされる作品。 第二次世界大戦から人々にとって戦争とは何なのか?を他国の視点でみせてくれる素晴らしい作品です。

Posted byブクログ