1,800円以上の注文で送料無料

戦争は女の顔をしていない(1) の商品レビュー

4

87件のお客様レビュー

  1. 5つ

    28

  2. 4つ

    28

  3. 3つ

    17

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

2023/04/23

第二次世界大戦中、ソ連軍に従軍していた女性たちに聞き取りをしたドキュメントの漫画化。 図書館の返却本コーナーにあったのを借りてみた。私的には、これは活字で読んだほうが良かったかも…

Posted byブクログ

2023/04/23

「戦争は女の顔をしていない」を漫画化したもの 原作を読んだことがないので、はっきりとは分からないが、漫画化することで、ある程度読みやすくなっているのではないかと思う。 共産主義としての男女平等的な考え方からも戦争に参加した女性兵たち、インタビューをすることでリアルな状況が浮き...

「戦争は女の顔をしていない」を漫画化したもの 原作を読んだことがないので、はっきりとは分からないが、漫画化することで、ある程度読みやすくなっているのではないかと思う。 共産主義としての男女平等的な考え方からも戦争に参加した女性兵たち、インタビューをすることでリアルな状況が浮き彫りになる。

Posted byブクログ

2023/04/17

まだまだ子どものような少女たちが自らの意志で戦争に関わっていく。殺人も日常になって感覚が麻痺していく様子が生々しい。そしてその記憶は何年経っても残り続ける。 戦争は本当にしてはならないと改めて思う。

Posted byブクログ

2023/04/02

★戦争はなんでもまっ黒よ 血の色だけが別の色 血だけが赤いの・・・・・・(p.76) ▶独ソ戦争でソ連軍に従軍した女性たちへのインタビュー形式。▶戦争のただ中に、女性として、妻として、人として、親として、国民として・・・▶戦争を比較しても意味はなくどの戦争も等しく悲惨ですがおそら...

★戦争はなんでもまっ黒よ 血の色だけが別の色 血だけが赤いの・・・・・・(p.76) ▶独ソ戦争でソ連軍に従軍した女性たちへのインタビュー形式。▶戦争のただ中に、女性として、妻として、人として、親として、国民として・・・▶戦争を比較しても意味はなくどの戦争も等しく悲惨ですがおそらく最大の戦場だったとは言える独ソ戦争を、ぼくも含めおそらくほとんどの日本人が知識として以外はよく知らないと思われます。かなりつらいですが読んでおくべきという感想も抱きました。 ■戦争についての簡単なメモ■ 【痛み】《心の痛みはとてもつらいの》p.96 【恐ろしい】《戦争で一番恐ろしかったのは・・・・・・ 男物のパンツを穿いていることだよ》p.184 【記憶】《毎日思い出しているくせに いろんなことを 忘れてしまった・・・》p.37。 【幸せ】《殺された人ばっかりが横たわっている中に 生きている人が見つかること・・・・・・》p.114 【洗濯部隊】手だけでしかもすごいにおいで爪も抜けるほど強烈なK石鹸を使って軍隊の衣類の洗濯をする部隊。重労働。手には湿疹ができ重いものを運ぶので脱腸になる者がほとんど。そういう部隊のことを初めて知りました。 【独ソ戦争】ラストの解説的な部分によると、1941年6月から1945年5月まで。ドイツによるソ連侵攻に抵抗し耐えきり最終的にソ連が勝利した戦争。ソ連は1億9000万人の人口のうち民間人も合わせて2700万人を失った(この辺はいろんな数字があるようですが計算方法とかによる違いかもしれません)。ちなみに日本の第二次大戦での戦死者ですら300万人くらいだとか。この意味では第二次大戦でというより人類史上最大の戦場だったのでしょう。 【兵士】《私たちはたちまち兵士になった・・・ 考える時間なんかなかった 気持ちを大事にしている時間なんか》p.61

Posted byブクログ

2023/02/22

ロシアによるウクライナ侵攻、当初はロシアの圧倒的な有利でウクライナが占領されてしまうと思われていたが、いざ蓋を開けてみると共産主義時代、それよりもっと前の大戦から変わらないのでは無いかと思われるような時代遅れとも言えるロシア側の戦術に驚かされた。この書籍はそのようなかつて(第二次...

ロシアによるウクライナ侵攻、当初はロシアの圧倒的な有利でウクライナが占領されてしまうと思われていたが、いざ蓋を開けてみると共産主義時代、それよりもっと前の大戦から変わらないのでは無いかと思われるような時代遅れとも言えるロシア側の戦術に驚かされた。この書籍はそのようなかつて(第二次世界大戦…ロシアでは違う呼び方をされるようだが…)のロシアが行って来た戦争を「結果として」勝利に導いた、その裏側で無理やり(或いは思想操作されて)戦場に駆り出された女性達の声を取材した原作の漫画化であるらしい… 漫画、という事で読みやすくあり、その内容は一気に伝わって来るのであるが、それ故にいつまでも心に残る、という感動、気づき、は乏しいようにも思う。とは言えこの様な事実を分かりやすく大勢の気持ちに訴えるのには漫画という手法は「きっかけとして」正しいのでは無いかとも思う。すなわち、原作、或いは関連する書物、事実、を知ろうとする、考えてみる入り口、になるのでは無いだろうか… 取材した(された)女性達は皆、既に高齢で、その言葉を後世に伝えていく事は本書に限らず、前の大戦を経験した国家(戦勝国であろうと敗戦国であろうと)の国民にとって必須の事項であろう。繰り返しになるがそう言う意味において、入り口となって出版された本作品を私はかつての映画「この世界の片隅に」と同じ序列で評価したい。戦争は誰ひとりとして幸せにはしない。けれどその中にあっても日常生活はある(あった)。そういった興味を持って知ろうとしない限りわからない様な具体的な事実、その裏にある悲劇、を経験した方々の声を丁寧に取材して、後世に伝えていく事が、今を生きる我々にとって本当に大切な事なのでは無いだろうか…

Posted byブクログ

2023/01/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ロシアのウクライナ侵攻が長引く現状の中で、テレビか何かで本書が紹介されてあり、とても読みたかった本です。 戦争の悲惨さ、愚かさ等を知れることはもちろんですが、女性からの視点、思い、苦しみ等を知ることができます。 戦争に参加する、それも戦場で実際に殺し合いするのは、ほとんどが男性であり、それを語るのも男性ばかりと思っていました。本書のように、戦争に実際に参戦した女性が語る、戦争についての本はあまりないのではないでしょうか。 描かれてる女性たちは、ドイツのソ連侵攻に対抗するため、戦争に参加したロシア、ウクライナ等の女性兵士たちです。ドイツ対してロシア、ウクライナの女性兵士たちが女を捨て、命を懸けて、協力して戦っている姿がなんとも皮肉です。 女性ならではの戦場での問題や、女性であるがゆえの死ぬことよりも恥に感じること、男性兵士からの侮蔑、社会からの疎外等、男性では知りえることができない考え、思い、体験等を知ることができました。 改めて戦争は起こしてはいけない。起こさないために何をすべきなのか、考える、行動することが必要だと感じました。

Posted byブクログ

2022/11/22

戦争に積極的な女性たちに驚いた。 戦争での女性の役割 戦後の母国での対応 生き続ける 語るときの雰囲気、空気 作者の聴く姿勢

Posted byブクログ

2022/10/10

原作より先に漫画を読んで良かったかもしれない。 少女達は可愛らしい絵柄で読みやすいのだが、『戦場』を書く上ではどれだけの想像力を要しただろう。 特に三巻目が一番衝撃だった。少女達はもちろん、幼い子供達にとっても『戦争』は、決して拭い去れない記憶だ。 何よりも十代の少女達が自分か...

原作より先に漫画を読んで良かったかもしれない。 少女達は可愛らしい絵柄で読みやすいのだが、『戦場』を書く上ではどれだけの想像力を要しただろう。 特に三巻目が一番衝撃だった。少女達はもちろん、幼い子供達にとっても『戦争』は、決して拭い去れない記憶だ。 何よりも十代の少女達が自分から前線へと志願していく姿(時に男性以上の熱量を持って)、スターリンによる統制教育など、現代で生きる日本人ならなおさら想像し難い。女性が銃を撃つなんて、まず想像できない。『女性』であることの誇りを捨てざるを得なかった戦場で、少女達を突き動かしていたものはいったい何なのか。原作も読まなければ。 戦争は『記録』に遺された正しい事実以上に、『記憶』の中でなお息づく物語の中に見えるものがあると痛感した。

Posted byブクログ

2022/10/07

第二次世界大戦時、独ソ戦にて戦場にいた『女』兵士たちの声が聞こえる。戦争に男も女もなかったのだと思わされる。ソ連軍に多くの女性が志願したことに驚かされる。狙撃兵、パルチザン...本書の証言は生き残った女性の声によって成り立っているが、当然、亡くなった女性も多かったことだろうと思う...

第二次世界大戦時、独ソ戦にて戦場にいた『女』兵士たちの声が聞こえる。戦争に男も女もなかったのだと思わされる。ソ連軍に多くの女性が志願したことに驚かされる。狙撃兵、パルチザン...本書の証言は生き残った女性の声によって成り立っているが、当然、亡くなった女性も多かったことだろうと思う。ひとりの女性が戦っている姿が見られるが、彼女たちは『何と』戦っていたのだろうか。戦争とはそういうものなのかと思い知らされる。

Posted byブクログ

2022/08/16

コミック。生々しい戦った人たちの声。特に女の人だから響くものもあって。人が人を殺してやっぱり人間は何をやっているんだろうと思ってしまう。

Posted byブクログ