清明 の商品レビュー

今野敏(著者)

2020/07/15

好きなシリーズなので期待いっぱい、逆に期待大きすぎて、がっかりとかしないといいな、と思いつつ読み始めました。

竜崎署長は、今回から神奈川県警に異動です。

久々の竜崎さんは全くぶれない。
もう、サイコーに楽しかったです。読むと元気になりそうな1冊です。

2020/07/13

このシリーズのファンで、毎回楽しみ！今回、主人公の竜崎は神奈川県警刑事部長に着任。警視庁との軋轢、そして公安と中国の巨大な壁に立ち向かいます。それに妻の交通事故も絡んで…。竜崎はいつも原理原則にしたがって判断し行動します。たてまえと本音という概念、まして忖度なんかとんでもない。すべて本音なのです。「世の中、そんなに簡単じゃない」と言われても、「シンプルに考えればいいじゃないか」と考えを曲げない。それで事件を解決するのが痛快!現実はこんなにうまくいくはずないとは思うものの、竜崎のような人が組織の中で主流となる社会であって欲しい。

2020/06/30

相変わらずこのシリーズは面白い。警視庁対神奈川県警に公安も加わり、組織の小説として読ませる。一方ミステリーとしてみた場合は、署長時代の方が良かったかな。

2020/06/28

清明時節雨紛紛
路上行人欲断魂
借問酒家何處有
牧童遥指杏花村
この作品タイトル

お酒飲む所ある？（多分誤訳）

物を尋ねて雅な答えが気持ちイイです
（まだ意訳）

竜崎所長が神奈川県警刑事部長になる
長年キャリアで出世するのに本音しか
言えない行動障害があるものの全てが
良い方向へ転がる
自分の立場を誤解して尊大にふるまう
または忖度ばかりして、何が一番良い
答えかを見ようとしない

2020/06/24

隠蔽捜索シリーズは面白い。
今回も主人公の竜崎部長がその独特な感性を発揮し、人望を集めて事件解決に至った。
９作目が今から楽しみだ。

2020/06/17

隠蔽捜査シリーズ長編第８弾。神奈川県警刑事部長に着任早々の竜崎が対応する警視庁との合同捜査本部、県警内の行動ルール、警察ＯＢ、公安、外交問題など、原理原則で対応できてしまい、結局は周囲とも良い関係になっているのが気持ちよさだと感じる。
20-37

2020/06/13

このシリーズとしては、盛り上がり感に欠ける。あっという間に読めるし、中国と公安との軋轢や家族のエピソードも散りばめながらの展開ではあるが、ドキドキ感に欠ける気がする。次作に期待したい。

2020/06/08

竜崎が神奈川県警・刑事部長に。東京と神奈川の境界が入り乱れるところで、殺人事件が起こる。警視庁との共同捜査で犯人を追う。一方、竜崎の奥さんは脱ペーパードライバーを望み、自動車教習所へ。事故を起こしてしまうが、そのことで新たな人脈ができ…。
早速、伊丹刑事部長が出てきて、二人のやりとりが始まり、そして、家族のこと、中華街のことさらに公安、外務省とか…今まで以上にスケールアップしたなあと感じます。竜崎さんの合理主義はぶれることなく進んでるし、その人柄が今回も周りを魅了する（久しぶりのシリーズだったので私が忘れただけかもしれませんが、伊丹部長が少し気弱になった気がします）。今後、東京絡みのことばかりのわけにはいかないと思うけど、伊丹部長との会話、活躍、見てみたいなあ、神奈川新メンバーも気になるところですが。他に今野さん他作品の方々出てくるのかな。とにかく神奈川にようこそと、今後の隠蔽捜査に期待です。

2020/05/09

隠蔽捜査8シリーズ10作目　竜崎大森署署長から神奈川県警刑事部長に移動しての第1作目。事件現場は神奈川県に近い警視庁管内のため警視庁との合同捜査となり懐かしい面々が登場する一方で新しく神奈川県警OBや新たな参事官の登場で次作が楽しみ♪
大好きなシリーズ★5つ

2020/04/05

公安がらみの殺人事件を竜崎が追う。警視庁大森署長から神奈川県警刑事部長へ異動しても原理原則に則った行動は変わらない。その姿勢は、一癖ある部下の阿久津参事官や、警察ＯＢ滝口、協力者の信頼を勝ち得ていく…。自分もこうありたいものだ、といつものように実感。終末は「清明」、清々しく明るく読了。