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清明 の商品レビュー

4.1

107件のお客様レビュー

  1. 5つ

    36

  2. 4つ

    47

  3. 3つ

    18

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

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2020/02/23

噛みごたえはないが、読み易く読後感も爽やか。そうだよねーに、心に刺さる一言も。これはこれで良し。竜崎さんのように生きたいものだ。神奈川県警シリーズ三回は続きそう!

Posted byブクログ

2020/02/20

二人の主役が得意分野の刑事部に戻り、安定した面白さだった。いつものパターンなら次作はどちらかが異動になって新天地での活躍になるのだろうが、この舞台でもう一作ぐらい読みたい気もする。

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2020/02/16

隠蔽捜査シリーズ第8弾 大森署から神奈川県警に異動となった竜崎はやはりぶれない! 慣れ親しんだ登場人物が出なくなるのは寂しい気もするが、新たに中華街の顔役や県警OBなど、一癖も二癖もありそうな新たな登場人物に期待が高まる。 本作では冴子の強さが光っている気がする。

Posted byブクログ

2020/02/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

初読。図書館。シリーズ8作目。途中のスピンオフを入れたら10作目。竜崎さんが神奈川県警刑事部長に異動して初タイトル。ぶれない面白さ。今回もいっぱい転がしちゃいますよ。警視庁との合同捜査なので、警視庁側はすでに手の内。横浜に詳しい県警OB、元弁護士の手配師、公安、中華街の華僑の重鎮、中国人スパイ。上司の本部長は竜崎を面白がり期待しているし、部下の参事官は正体は読めないがどうやら信頼してされているようで大丈夫。まだまだいけそうだね。読み終えた瞬間から次が楽しみなシリーズです。

Posted byブクログ

2020/02/09

待ちに待った竜崎伸也の新天地、神奈川県警での新ストーリー 今作は新天地でのジャブのような作品。今後の展開が楽しみです

Posted byブクログ

2020/02/09

隠蔽捜査シリーズ第8弾。 大森署長だった竜崎が、神奈川県警刑事部長として着任早々に起きた死体遺棄事件。現場は、神奈川県と東京都が複雑に入り組んだ場所だった。土地柄、警視庁と神奈川県警の合同捜査となるが、互いにライバル心が強く、相手を出し抜いて手柄をとろうとする警視庁と神奈川県警...

隠蔽捜査シリーズ第8弾。 大森署長だった竜崎が、神奈川県警刑事部長として着任早々に起きた死体遺棄事件。現場は、神奈川県と東京都が複雑に入り組んだ場所だった。土地柄、警視庁と神奈川県警の合同捜査となるが、互いにライバル心が強く、相手を出し抜いて手柄をとろうとする警視庁と神奈川県警それぞれの幹部たちの思惑に、竜崎の原理原則が通用するのか。新たな角度からのシリーズの展開にワクワク。 結局、竜崎の裏のない、揺るぎのない態度、責任は自らとるという信ずるに足る言動に、一人また一人と心を開き、天敵公安部までも味方につけてしまうのも痛快。今回の上司、神奈川県警本部長がなかなか腹の座った人で、竜崎をうまく活用しようとしてくれるのもちょっとうれしい。 大森署の戸高のような一癖ある登場人物の出現は今後に期待するとして、これからまだまだ楽しなシリーズの転機でした。

Posted byブクログ

2021/05/27

文庫化を待ちきれない、隠蔽捜査シリーズ。 竜崎は神奈川県警刑事部長に赴任し、彼の原理主義が県警職員の意識をもたちまち変えてしまう。 観光客を筆頭に様々な外国人が来日する現代日本。外国人の犯罪も急増し、小説世界でも取り上げざるを得ない状況。 第8弾での被害者は中国人。 死体遺棄場所...

文庫化を待ちきれない、隠蔽捜査シリーズ。 竜崎は神奈川県警刑事部長に赴任し、彼の原理主義が県警職員の意識をもたちまち変えてしまう。 観光客を筆頭に様々な外国人が来日する現代日本。外国人の犯罪も急増し、小説世界でも取り上げざるを得ない状況。 第8弾での被害者は中国人。 死体遺棄場所は、神奈川県と東京都が入り組んだ地区。共同捜査本部が立ち上がり、赴任早々の竜崎も関わらざるを得ない。 事件が中国人絡みのため、公安も動く。竜崎は、彼らをも意のままにしてしまう。 「普段は刑事よりも高度なことを考えているのだろう?その高度な意見を聞かせてくれ」P272と、彼らの毒気まで抜いてしまう。 そんな竜崎の言動に、読者は痛快感が増すばかり。 さらに終局での彼の言葉には、歌舞伎の掛け声ではないが「よっ、竜崎屋!」と叫ばずにはいられない。 「公務員が、国民に隠し事をして、いいことなど一つもないと思います」P315. このシリーズ、漢字二文字が題名となっており、今作は『清明』。 竜崎が、中華街の顔役の店で話を聞く時のテーブルに彫られた漢詩の一部。 題名通りに、爽快感に浸れる読後感。

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2020/02/02

神奈川県警刑事部長に着任した警察官僚竜崎伸也。 着任早々県境の死体遺棄事件が発生します。 警視庁との軋轢、公安、中国との巨大な壁などが立ちふさがります。 家庭の問題なども描かれ、それがまたストーリーに繋がります。 とにかくこのシリーズは面白い!! 文句なしの作品です。 ますます目...

神奈川県警刑事部長に着任した警察官僚竜崎伸也。 着任早々県境の死体遺棄事件が発生します。 警視庁との軋轢、公安、中国との巨大な壁などが立ちふさがります。 家庭の問題なども描かれ、それがまたストーリーに繋がります。 とにかくこのシリーズは面白い!! 文句なしの作品です。 ますます目が離せません。

Posted byブクログ

2020/02/02

一番安定の隠蔽捜査シリーズ。 前作でやっと大森署から神奈川県警へ異動した竜崎。 警視庁と犬猿の仲と言われる神奈川県警への異動であっても、変わらない竜崎節が面白い。 さらっと流されているが、竜崎が赴任した時に神奈川県警が手掛けていた事件は、「みなとみらい署暴対係」シリーズで描かれて...

一番安定の隠蔽捜査シリーズ。 前作でやっと大森署から神奈川県警へ異動した竜崎。 警視庁と犬猿の仲と言われる神奈川県警への異動であっても、変わらない竜崎節が面白い。 さらっと流されているが、竜崎が赴任した時に神奈川県警が手掛けていた事件は、「みなとみらい署暴対係」シリーズで描かれていた事件。山手で殺人事件が起きて、それに不動産詐欺が絡んでいて、捜査一課と二課合同で捜査、そして、それにみなとみらい署の暴対係が協力している…事件解決時に竜崎が赴任したので、説明だけで終わっているが、どちらも読んでいるファンにとっては、冒頭から心を掴まれた感じ。 赴任早々、神奈川との境の町田市で中国人の遺体が発見される。首の骨を折られる、処刑のような手口であることもあり、警視庁から神奈川県警に捜査協力依頼があり、竜崎も捜査本部に関わることに。 同時に神奈川に引っ越したのを機に、竜崎の妻・冴子は車の運転をするためにペーパードライバー研修を受けに教習所に。しかし、誤って教習所敷地内の柵に車をぶつけてしまい、責任を問われることになる。この一件の裏には神奈川県警OBの嫌がらせも関係しており、それにも応対を迫られる竜崎。 事件本体は、今回は同期の伊丹とがっつりバディを組んで、幹部ならではの目線で描かれる。 捜査の現場を描いている訳ではないので、迫力にはかけるが、二人の掛け合いが面白い。 神奈川県警に異動して、新たな敵も現れるが、それも竜崎のペースにはまっていく様子が、このシリーズならでは。やっぱり隠蔽捜査は面白い。

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2020/02/06

やはり隠蔽捜査はいいなあ。今度は竜崎が神奈川県警の刑事部長として赴任します。 所轄でも原理原則を貫き通し、時には淡い恋をしたりとバラエティに富んで楽しかったので、所轄を去る前作では結構しんみりした気持ちになりました。心の中で敬礼で送りだしました。 さて、本作を読んでもいつも通りの...

やはり隠蔽捜査はいいなあ。今度は竜崎が神奈川県警の刑事部長として赴任します。 所轄でも原理原則を貫き通し、時には淡い恋をしたりとバラエティに富んで楽しかったので、所轄を去る前作では結構しんみりした気持ちになりました。心の中で敬礼で送りだしました。 さて、本作を読んでもいつも通りの竜崎です。四角四面のようでいながら、慣習ではなく一番効率が良い方向へ物事を運ぶという、原理原則を大事にぐいぐい進みます。 今回は肝っ玉奥さんが教習所で事故をおこすというトラブルも起こります。 いつも何らかのプライベートトラブルも発生する辺り、安定の隠蔽捜査感が出ています。 相性のいい本を読んでいる時に感じる没頭館が今回も凄かった。最近はそこまでのめりこむ事も少なくなりましたが、このシリーズだけは毎回周りが見えなくなります。 正直毎回そんなに変化があるわけではないのに、こんなに世界に入り込んでしまうのが自分でも不思議です。 ほぼ、水戸黄門並みの安定感のある展開なので、ハラハラドキドキはしないのですが、竜崎の言動で場の空気が変わったり、部下の見る目が変化していく辺りが何度読んでも痛快です。 腐れ縁の伊丹もしっかり出て絡みまくるので、ある意味最初期の雰囲気に戻っているかもしれません。もう所轄に戻ることは無いのでしょうが、また大森署の面々の顔も見たいです。

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