清明 の商品レビュー
相変わらず、難問をスパッと解決。公安部とのやり取りも痛快。ノンキャリアのOBとの展開も意外。もちろん、警視庁と神奈川県警との融合は、期待通りとはいえ、楽しい。まさに、タイトル「清明」でした。
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神奈川県警刑事部長に昇進して引っ越しもして心機一転した竜崎。神奈川と東京の境で起きた死体遺棄事件でまたまた警視庁と合同捜査となる。 神奈川県警ならではの中国人絡みの犯罪、新たな地での県警OBとの対立から共闘関係に持っていく様子など、面白く、一気読みした。 まだまだ神奈川県警は改革...
神奈川県警刑事部長に昇進して引っ越しもして心機一転した竜崎。神奈川と東京の境で起きた死体遺棄事件でまたまた警視庁と合同捜査となる。 神奈川県警ならではの中国人絡みの犯罪、新たな地での県警OBとの対立から共闘関係に持っていく様子など、面白く、一気読みした。 まだまだ神奈川県警は改革の余地あり。次巻が待ち遠しい。
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今回は中国諜報員との話。日常のニュースの不自然さなどにも気付かされました。 「そういう国に仕えていた」という重い指摘もありながら、尊い文化レベルの美しい漢詩を2度詠んで、両極端な「そういう国」の幅・奥深さを感じました。 新型コロナが落ち着いたら真っ先に横浜中華街へ行きたくなりました。個人的に山東という店の水餃子が大好物なのですが、そのお店は華僑の老、新、新新…何にあたるのかも気になりましたし、何度か行ったことのある数店もどうか、せっかくなので老華僑のお店で本格中華を食べてみたいと思いました。 そして神奈川県警の佐藤本部長の大ファンに☺️。阿久津参事官も気になる存在です。 今後、神奈川県警が竜崎部長によってどう変革するのか、大人物の神奈川県警 佐藤本部長によって竜崎部長自身が更に大物になっていくのか、早く次作が読みたいです。
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シリーズ8作目、新天地での第1弾です 安定したシリーズに大きな変化があるかと思えば、立場が変わるも事件への関わり方は変わらず、事件発生が警視庁管内で集まる人間も同様という展開です それ自体は複雑なものではないのですが、取り巻く環境が複雑だったという事件 新しい職場で癖のある部下...
シリーズ8作目、新天地での第1弾です 安定したシリーズに大きな変化があるかと思えば、立場が変わるも事件への関わり方は変わらず、事件発生が警視庁管内で集まる人間も同様という展開です それ自体は複雑なものではないのですが、取り巻く環境が複雑だったという事件 新しい職場で癖のある部下が活躍するいったこともなく、全体にもの足りなさは感じました その一方、政治的な話にも自身を貫く主人公は気持ちが良いですね 今後にも期待です
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神奈川県警刑事部長に着任直後、警視庁との殺人事件合同捜査で旧友の伊丹(警視庁刑事部長)と指揮を執ることになる。 事件も人間関係も思ったよりあっさりと進んでいくが、その土台にある竜崎らしさは健在。 新たな舞台のプロローグと見た。 神奈川県の土地柄を反映した事件は思わぬ展開を見せる...
神奈川県警刑事部長に着任直後、警視庁との殺人事件合同捜査で旧友の伊丹(警視庁刑事部長)と指揮を執ることになる。 事件も人間関係も思ったよりあっさりと進んでいくが、その土台にある竜崎らしさは健在。 新たな舞台のプロローグと見た。 神奈川県の土地柄を反映した事件は思わぬ展開を見せるが、謎解き自体は、推理や捜査よりも情報獲得が大きなポイントとなって、ややあっけない印象。 また新天地の神奈川県警や合同捜査にあたる警視庁のメンバー、さらに事件の展開で関わる人々とも比較的良好に物事は進んでいく。 ただ、竜崎の言動と周囲の反応の妙味は鉄板。 唐変木でありながら人間臭い竜崎が起こす変化に、相変わらず期待を持たせてくれる。
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隠蔽捜査シリーズ第八作。 竜崎が大森署から神奈川県警本部刑事部長に異動となって最初の事件は、いきなり警視庁との合同捜査。 犬猿の仲と言われる両者だが、そこは例によって伊丹とのコンビもあって、少しずつクリアしていく。 しかし被害者が中国人、そして容疑者も中国人ということから単なる...
隠蔽捜査シリーズ第八作。 竜崎が大森署から神奈川県警本部刑事部長に異動となって最初の事件は、いきなり警視庁との合同捜査。 犬猿の仲と言われる両者だが、そこは例によって伊丹とのコンビもあって、少しずつクリアしていく。 しかし被害者が中国人、そして容疑者も中国人ということから単なる怨恨や物取りの殺人事件ではない側面が見えて、公安やら外事やら、華僑の御大やらと話はスケールアップしていく。 しかし物事は常にシンプルに、原理原則に沿って動くという竜崎の姿勢はぶれない。 相手が公安部長だろうが、華僑の御大だろうが、被疑者であろうが変わらない。 伊丹が言うように『理想主義』であり現実には難しいところもあるが、小説の中くらいこんなことがあっても良い。 それでも敵対していた警察OBを上手く引き込むところなど、伊丹の言う政治的な能力も身に付けてきたということか。 大森署の戸高のような、スパイスになりそうな癖のある人物はまだ出てきていないが、敵なのか味方なのかよく分からない参事官は今後も注目したい。今後、他に個性的な部下が現れるかも期待。 ところで序盤で『みなとみらい署暴対係』という言葉が出て来る。未読だが、確かそういうシリーズ物があったように思うので、今後リンクがあるかも知れない。 竜崎のプライベートでは奥様の冴子さんがペーパードライバーを卒業。そのうち冴子さんが竜崎を現場へ緊急で送り届けるシーンが見られるかも。 娘の美紀は一瞬に横浜に付いてきたが、竜崎が思うように通勤が大変そうだ。それだけ仲が良い家族ということか。 タイトル通り爽やかな読後感。今後も楽しみ。
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神奈川県警でも変わらずに活躍していて安心した。新しく出会った人たちが(犯人も含めて)次々と毒気を抜かれていくところが痛快だった。竜崎は堅物という印象があったが人の話を1番聞く人物だということに遅まきながら気がついた。上司にしたい人物NO.1だ。
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- ネタバレ
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県警刑事部長に就任してもいつものスタイルは通す。相変わらずの建前通りに動くのが気持ちいい。 警視庁と神奈川県警の合同捜査にも関わらず、どちらも巻き込んで、ちゃんと解決に向けて補完し合うようにしていく流れが良い。敵か?味方か?良く分からないキャラクターも出てくるが、これからの神奈川県警編が続く中で明らかになるのだろう(きっとなんだかんだで頼りになる存在として共に進めていくのだろう)。 本シリーズは、まだまだ続きそう。竜崎さんはどこまで出世するのか?最後は長官か総監になるまで続くのかな?それはそれで読みたい。 本当にそうなったら、警察機構は大転換されるんだろう。現実はともかく、そうなった警察小説を読んでみたいという期待感。
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竜崎が神奈川県警の刑事部長に異動し一発目の事件は、東京町田の殺人事件で、被害者住所は町田にある神奈川の飛び地と云う厄介な場所。警視庁町田署に神奈川県警との合同捜査本部を設置。当然ながら警視庁刑事部長の伊丹と県警刑事部長の竜崎がツートップとなる。警視庁と県警の確執も有り、混乱するか...
竜崎が神奈川県警の刑事部長に異動し一発目の事件は、東京町田の殺人事件で、被害者住所は町田にある神奈川の飛び地と云う厄介な場所。警視庁町田署に神奈川県警との合同捜査本部を設置。当然ながら警視庁刑事部長の伊丹と県警刑事部長の竜崎がツートップとなる。警視庁と県警の確執も有り、混乱するかと思いきや…。更に中国の政府関係者がらみで、外事や外務省とさぞかし揉めるだろうと思いきや…。竜崎のおかげで役所・役人皆良い子に変貌(本質は良い人との主張か)してしまう。事件にしても淡々と事実を積み上げ、特段のひねりも驚きもなく、徐々に核心へと近づいていく。ある意味リアリティが有るのかもしれない。 そんなわけで話は結構退屈。既視感あると思ったら、この話、みなとみらい署暴対課の事件だったし、既に私の中では解決済みの事件。事件の使い回しだw。 最初の方で神奈川県警と云えば不祥事であり、その解決に向けて県警本部長が竜崎に期待しているというくだりが有ったが、この本ではその後の展開は無い。これから出てくるのだろうか。まぁ最初なので、県警側の主要人物紹介といった体。今後に期待する。
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7月-16。3.5点。 隠蔽捜査シリーズ。神奈川県警刑事部長になった竜崎。 町田で死体が発見される。警視庁の要請というか、伊丹の要請で神奈川県警も協力。 安定のシリーズ。今回は公安も関係しており、スケール大。 でも、竜崎も安定。妻の事故も上手く活かした。 次作も期待。
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