清明 の商品レビュー
本音と建前、って、つまり嘘つきよね。 その場は良くても後で響きそう。 かと言って本音だけで生きていくのは難しくて、それをさらりとやってしまう竜崎部長(署長って言いたい)の魅力が際立ちます。 捜査員は食事や風呂も満足に入れないだろう、幹部でよかった、なんて、竜崎さんじゃなければ、...
本音と建前、って、つまり嘘つきよね。 その場は良くても後で響きそう。 かと言って本音だけで生きていくのは難しくて、それをさらりとやってしまう竜崎部長(署長って言いたい)の魅力が際立ちます。 捜査員は食事や風呂も満足に入れないだろう、幹部でよかった、なんて、竜崎さんじゃなければ、何だ偉そうな、と思ったかもしれないけど、常日頃から部下の健康状態や休養を大事にしてる描写が入るから、納得してしまう。
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横浜中華街という華僑を抱える神奈川県ならではの事件が起きる。警視庁との合同捜査が組まれ伊丹とのやり取りが楽しい。竜崎刑事部長の放った「公務員が国民に隠し事をして、いいことなど一つもない」の一言に痺れた。さすがは竜崎刑事部長といったところ。 日本政府も中国など諸外国との外交において...
横浜中華街という華僑を抱える神奈川県ならではの事件が起きる。警視庁との合同捜査が組まれ伊丹とのやり取りが楽しい。竜崎刑事部長の放った「公務員が国民に隠し事をして、いいことなど一つもない」の一言に痺れた。さすがは竜崎刑事部長といったところ。 日本政府も中国など諸外国との外交においてはぜひ竜崎部長を見習って毅然としてほしいものです。
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読んだのは前作に続いて2冊目。前作で感じた主人公の竜崎の面白さが続いている。 大森署長から神奈川県の刑事部長に就任。最初の就任から他の人と違って突然に現れ、アポも取らずに上司の本部長に会う。周囲からは呆れられてしまうが、ここが他の人と違うところ。常に合理性を求めてしまう。 殺人事...
読んだのは前作に続いて2冊目。前作で感じた主人公の竜崎の面白さが続いている。 大森署長から神奈川県の刑事部長に就任。最初の就任から他の人と違って突然に現れ、アポも取らずに上司の本部長に会う。周囲からは呆れられてしまうが、ここが他の人と違うところ。常に合理性を求めてしまう。 殺人事件が起きて警視庁と合同本部を設けるが、自分が不必要と思うことも、部下からの進言で簡単に意見を変えてしまう。 今回は妻の交通事故にも対応するが、相手は警察の大先輩。揉めた大先輩と大胆な方法で和解。 事件は中国の政治問題も絡むが、淡々と必要な手を打って行く。不可能と思われた逮捕も周囲や犯人の意識を変えてしまう。本人が思う以上に竜崎ファンを作って行くのが爽快に感じる。次の作品も楽しみ。
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隠蔽捜査シリーズ。ずっと積本になっていたのを ようやく読んだ。 どんな場所でも冷静に人の顔色関係なく意見を言っていく姿はとてもスカッとする。 そして職場だけでなく家庭でも事件が起きるのはすでに定番になっていて、何やかんや家族のことも気になるところに人間らしさを感じる。 中国...
隠蔽捜査シリーズ。ずっと積本になっていたのを ようやく読んだ。 どんな場所でも冷静に人の顔色関係なく意見を言っていく姿はとてもスカッとする。 そして職場だけでなく家庭でも事件が起きるのはすでに定番になっていて、何やかんや家族のことも気になるところに人間らしさを感じる。 中国の思想的な問題等が出てきて、言論の自由が弾圧されるなどの話から中国も北朝鮮と同じような闇を持ってはいるが、この本のタイトルになっている 「晴明」は中国の杜牧の漢詩であり、とても美しい風景が浮かぶような文学の歴史や料理の味わい深さなど中国の古からの文化などには罪はないと思う。 どんな立場の人ともしっかり自分の考えを対話し、意見を求めて語ることで、その人からの信用や信頼を築いていける。 当たり前のことだけど、大人になるほどこの当たり前をするのが難しいと実感する。
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- ネタバレ
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感想 県警の部長になり、また周囲との関係を一から構築することに。今回も参議官は何やらクセがありそう。これからどのような関係を作っていくのかも見どころ。 あらすじ 神奈川県警の刑事部長になった竜崎の新たなスタート。警視庁と県警の境目の町田で殺人事件が発生した。殺害されたのは、中国人であることがわかった。 一方、妻がドライブスクールで事故を起こし、損害請求されたが、ドライブスクールの校長が県警OBだった。竜崎は県警OBと揉めるが、このOBを利用して中華街の華僑に聞き込みを行う。 やがて事件は中国の政治的なことを背景にして、中国の公安部が民主化運動を行う被害者を抹殺したことが分かる。事実を公表するかどうかについて公安部と一悶着。原理原則に従う竜崎は全てを公表する方針を貫く。
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図書館で久々に借りた隠蔽捜査シリーズ。 神奈川県警に行って、竜崎さんは最初はちょっと変わった?と思いつつも、最後はやっぱり変わらない。(そこでホッとする) 竜崎&伊丹コンビもまたいいです。 最初は敵なのに、最終的に味方にしてしまう竜崎さんがまたいいです。
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神奈川県警に異動して、初めての事件。 部署名が県警によって違うとか、新しい登場人物が増えたり、事件関係者が中国人な上に偽名を使ったりで、固有名詞が覚えられず、頭が混乱した。 が、話は面白かった。 家族のことも上手く絡めて、上手に着地したなと。 次回作も早く読みたいところだ。
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今野敏の隠蔽捜査シリーズの8。 清明とは漢詩に出てくる24節気のひとつで物語の中で出てくる。 ストーリーは神奈川県警本部刑事部長に赴任した竜崎が活躍する話。 相変わらず、杓子定規な竜崎とそれに振り回される周りの人達が、少しずつ竜崎の言う通りになっていくのが面白い。 幼馴染の伊丹も...
今野敏の隠蔽捜査シリーズの8。 清明とは漢詩に出てくる24節気のひとつで物語の中で出てくる。 ストーリーは神奈川県警本部刑事部長に赴任した竜崎が活躍する話。 相変わらず、杓子定規な竜崎とそれに振り回される周りの人達が、少しずつ竜崎の言う通りになっていくのが面白い。 幼馴染の伊丹も活躍しており感心して読める警察小説でした。
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久しぶりの隠蔽捜査シリーズ。 最初からずっとニヤニヤしっぱなし。笑笑 ほんとこのシリーズ面白すぎる! みんな竜崎さんの虜になっちゃうのよね♥ 阿久津参事官とも良いコンビ?になりそうだし今後に期待しかない。 早く次も読みたいから買いに行かなきゃ!
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シリーズ第8弾。 今回から主人公の竜崎は神奈川県警の刑事部長に就任して、新しいメンバーとの仕事。 就任して最初の仕事は警視庁との合同捜査ということで旧知のメンバーと再会し、事件解決を目指す。 個人的にはどちらかというと堅物のイメージだった竜崎が原理原則を大切にしながら、柔軟に...
シリーズ第8弾。 今回から主人公の竜崎は神奈川県警の刑事部長に就任して、新しいメンバーとの仕事。 就任して最初の仕事は警視庁との合同捜査ということで旧知のメンバーと再会し、事件解決を目指す。 個人的にはどちらかというと堅物のイメージだった竜崎が原理原則を大切にしながら、柔軟に対応する部分に成長を感じて面白かった。 やや上から目線のようで恐縮ですが笑笑 次作が楽しみです!オススメ!
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