ボクはやっと認知症のことがわかった の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
★きっかけ テレビで長谷川先生が認知症になり、本を書いたと見て。認知症になった人が見ている世界を知りたかったから。 ★感想 印象に残ったのは、 認知症になった人もそうでない人と同じ、今まで生きてきたことの延長であるということ。 認知症と診断されたからといって、急にその人のパーソナリティーが変わるわけではない。 長谷川先生が言う通り、認知症の人を自然と「あちらの人」、自分やそうでない人を「こちらの人」と分けてしまっていたなとドキリとした。 あと、嬉しい、楽しい、悲しい、つらいといった様々な感情は感じているということ。 認知症の人に対して、どうせ分からないだろう、忘れるからいいだろう、と粗末に扱ってしまったら、私たちと同じく悲しくて悔しい思いをするんだな、と改めて思った。 認知症の人が何か間違えたり、失敗した時にキツく当たってしまってないか? 認知症ではない私だって間違えたり、失敗する時はある。 認知症全体のことも分かりやすく書かれていて、知っていることも多くあったけど、長谷川先生が生涯を通じて(まさに生涯現役!)伝えたいことなんだな、と思いが強く伝わりました。 生きているなら、自分ができることを最大限にやる…長谷川先生の生き様、かっこいいです。
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急に人が変わるわけではないけれども、一緒に暮らしていないとその変化が急なものに感じられるのだと思う。 また、よくできた人というイメージが、現状を受け入れられないのだと思う。が、それは本人が一番そうで、なんとももどかしい気持ち、不快な気持ちになるのは本人自身なのだと感じた。 聴くこ...
急に人が変わるわけではないけれども、一緒に暮らしていないとその変化が急なものに感じられるのだと思う。 また、よくできた人というイメージが、現状を受け入れられないのだと思う。が、それは本人が一番そうで、なんとももどかしい気持ち、不快な気持ちになるのは本人自身なのだと感じた。 聴くことは待つこと。結論を急いでしまうのはよくないのだな。 いまを生きなさいという言葉がぐっと迫ってくる。
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何百人、何千人もの患者さんを診てきた専門医が ご自分も認知症になられ、 専門医として日本人に伝えたい遺言 認知症かどうか判断するテストの 長谷川式スケール、これを考案、作成された。やはりあちらこちらに、素晴らしい方、 ひかることば文言がある。 本文よりー認知症になったからと言...
何百人、何千人もの患者さんを診てきた専門医が ご自分も認知症になられ、 専門医として日本人に伝えたい遺言 認知症かどうか判断するテストの 長谷川式スケール、これを考案、作成された。やはりあちらこちらに、素晴らしい方、 ひかることば文言がある。 本文よりー認知症になったからと言って人が急に変わるわけではない 自分が住んでいる世界は昔も今も連続しているし、昨日から今日へと自分自身は 続いている。 ニンチだからと心のなかに壁をつくって あの人はあちら側の人間、自分はこちら側の人間と 仕分けてしまう人がいる パーソナリティがある日を境に突然かわるわけではない。 きちんと三食食べること。 そして「耐えること」生きること 我慢すること 生きるということは大変なこと 笑いの大切さ 生活を シンプルにわかりやすくする。 トイレ、寝る場所、 大切なものはシンプルに。 人間が長生きになった分だけ どうしても、認知になる確率は多い「当然」 読んでるうちに、そうね 認知症も怖くない、ある程度で付き合っていかなければ〜なんてね。 長谷川先生は1日中、調子が悪いというわけではない。朝のうちはいいとか まあ、消耗するのでしょうね。
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「意志の力」だけでは対応出来ないのが認知症というもの。そういう方向に傾斜しないように、日々心身共に磨いていきたい。落ちてしまったら、落ちていく中で対応していくことにしたい。
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認知症になって、そうだと自覚している人の話を聞くことはとても重要なんだな。 その症状は人によって現れ方も違うから、一概には言えないにしても、誰もがいつかはなる可能性が高いのだから、それが特別ではなく、それが当たり前のように関わり合える世の中になれば良いと思う。 そういう世の中を...
認知症になって、そうだと自覚している人の話を聞くことはとても重要なんだな。 その症状は人によって現れ方も違うから、一概には言えないにしても、誰もがいつかはなる可能性が高いのだから、それが特別ではなく、それが当たり前のように関わり合える世の中になれば良いと思う。 そういう世の中を作る仕事ができないものかな…
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私も認知症の人を相手にするときは人生の大先輩だと思って接してます。 確かにさっき言った事を忘れて説明が通じない事ばかり。だけどその方が混乱するようなことはしてはいけない、ちゃんと受け入れていく姿勢が大事。 でもこれは仕事上勉強したからできることだと思う。家族がいつか認知症になった...
私も認知症の人を相手にするときは人生の大先輩だと思って接してます。 確かにさっき言った事を忘れて説明が通じない事ばかり。だけどその方が混乱するようなことはしてはいけない、ちゃんと受け入れていく姿勢が大事。 でもこれは仕事上勉強したからできることだと思う。家族がいつか認知症になった時のためにこの本を読んで勉強した方がいい。難しい教材を読めとは言わない、認知症のことを知り尽くした長谷川先生が書いたものだからとてもわかりやすい。 いつもお世話になっている長谷川スケールを書いた人はこの方なんだ、すごい人じゃん!と感動した。
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TVで見て気になってたやつ! 認知症専門医として第一人者の先生が、自分も認知症にかかって書いた本。「痴呆」を「認知症」に変えた1人。生き方がすごい
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読み物としてとても易しく、認知症への理解はもちろんのこと、長谷川さんの生き様と人の役に立ちたいという思いに感銘を受ける。
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図書館で借りてお正月休みに一気読み。 ・認知症の医学的概要 ・痴呆→認知症の社会的変遷 ・認知症の人との関わりかた ・長谷川先生の功績、業績 が知れる。 明日から実践できる認知症(患者)との向き合いかた。 難しくなく、解りやすい。
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仕事柄読んでみたいと思って図書館で借りたけど、時間もなかったのと、本に入り込めず、途中で返却。 また時間がある時ゆっくり読みたい。
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