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ボクはやっと認知症のことがわかった の商品レビュー

3.9

129件のお客様レビュー

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2020/03/09

長谷川認知症スケールの生みの親が認知症に。 その人の目にはどんな景色が映っているのかな、と思って半ば興味本位で購入してみた。 たとえ認知症になっても、その人の人生は生活はずーっと続いている。その延長線にある出来事であって、その人自身は昔も今もそこにある。なぜ認知症の"患...

長谷川認知症スケールの生みの親が認知症に。 その人の目にはどんな景色が映っているのかな、と思って半ば興味本位で購入してみた。 たとえ認知症になっても、その人の人生は生活はずーっと続いている。その延長線にある出来事であって、その人自身は昔も今もそこにある。なぜ認知症の"患者"という表現をしないのか、本当の意味で理解ができた気がする。

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2020/03/05

★★★ 今月2冊目。 長谷川式スケールを作った長谷川先生が認知症に。 期待したけど、まあそんな内容がある本ではなかった

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2020/03/01

認知症の研究者が当事者になった。長年研究してきても、当事者になってみないとわからないことがある。とても胸にささった。そして、それを伝えていかなければならないという使命感をお持ちになってお仕事を続けていらっしゃることがとても尊い。

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2020/02/29

認知症の専門医である著者が自らの認知症を観察して言葉にする。それは「確かさがゆらぐ」ことであるが、自身は過去から連続していて、別の世界に行ってしまったわけではないものの、これまでどおりの暮らしが難しくなる「暮らしの障害」ではあるらしい。ただ、だからこそ、認知症の人を遠ざけるのでは...

認知症の専門医である著者が自らの認知症を観察して言葉にする。それは「確かさがゆらぐ」ことであるが、自身は過去から連続していて、別の世界に行ってしまったわけではないものの、これまでどおりの暮らしが難しくなる「暮らしの障害」ではあるらしい。ただ、だからこそ、認知症の人を遠ざけるのではなく、家族、地域が当人を中心とした「パーソン・センタード・ケア」を行えば、本人も周囲も困らない生活が継続できるという。 そのほか、認知症の特徴やメカニズム、著者の個人史なども盛り込まれている。 今後ますます高齢化が進展する社会で、増え続ける認知症といかに付き合うかという点からも示唆に富む。

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2020/02/15

ともかく認知症の人を関与させずにその人のことを決めないでほしい。認知症と診断されたからって、その人がかわるわけではない。1日のうちでも調子がかわる。朝は頭がよく働く。って、私は今でもそうだけど。東大卒で留学もして海外に客員教授として行ったり、長谷川式スケールを作ったりしたえらい先...

ともかく認知症の人を関与させずにその人のことを決めないでほしい。認知症と診断されたからって、その人がかわるわけではない。1日のうちでも調子がかわる。朝は頭がよく働く。って、私は今でもそうだけど。東大卒で留学もして海外に客員教授として行ったり、長谷川式スケールを作ったりしたえらい先生で現役のときにはずいぶん厳しかったようだけど、今は妻や子に感謝あるのみという感じの穏やかな人。Person centered careを提唱している。

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2020/02/04

認知症当人が、どんなふうに感じているか、どんなことを考えているか、の発信として、とても考えさせられる。認知症になっても、自分でものも考えられるし、日々を改善させられる、ということ。

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2020/02/02

嗜銀顆粒性認知症 しぎんかりゅうせい 80歳過ぎで発症。緩やかに進む。 長谷川先生の穏やかなお人柄のような一冊でした。 認知症を受け入れて、共に生きていく思いを受け取りました。 皮膚はどんどん入れ替わっていくのに、脳はずーーっと同じ。90年近くもおんなじ。 たしかにそれは凄...

嗜銀顆粒性認知症 しぎんかりゅうせい 80歳過ぎで発症。緩やかに進む。 長谷川先生の穏やかなお人柄のような一冊でした。 認知症を受け入れて、共に生きていく思いを受け取りました。 皮膚はどんどん入れ替わっていくのに、脳はずーーっと同じ。90年近くもおんなじ。 たしかにそれは凄いこと。 脳のある部分がポンコツになったなら、いろんな方法で補えばいい。そんな風に考えらる社会であればいいなぁ、とそう思いました。 理想論かもしれないけれど。。。 私は認知症になりたくないなぁって思っているけど、 将来そうなったら、受けとめて、豊かな時間を構築したい。

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2020/01/29

いつも認知症の評価に使わせていただいている長谷川式。それを作られた長谷川和夫先生の書かれた本。認知症というラベルが貼られたとしても、その人はそれまでのその人と連続して存在している。訪問診療で出会う時には、だいぶ進行していることも多いけれど、そのことを日々肝に銘じながら接していかな...

いつも認知症の評価に使わせていただいている長谷川式。それを作られた長谷川和夫先生の書かれた本。認知症というラベルが貼られたとしても、その人はそれまでのその人と連続して存在している。訪問診療で出会う時には、だいぶ進行していることも多いけれど、そのことを日々肝に銘じながら接していかなければなと感じさせられました。

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2020/01/29

認知症診断に使われている「長谷川式スケール」の開発者、長谷川和夫氏が2017年に自ら認知症であることを公表しました。 まだ認知症には「なったらおしまい」という意識が残っているかもしれませんが、著者は 認知症になってもいろいろな世界が見られるということを伝えたかったようです。 本...

認知症診断に使われている「長谷川式スケール」の開発者、長谷川和夫氏が2017年に自ら認知症であることを公表しました。 まだ認知症には「なったらおしまい」という意識が残っているかもしれませんが、著者は 認知症になってもいろいろな世界が見られるということを伝えたかったようです。 本書は、自らが患者となり認知症になって感じること、周囲の人々との関り、隔離、拘束の歴史、長谷川式スケール開発秘話に加えて、今後認知症患者が増えていく社会に対して医療は何ができるか、最終章では「日本人に伝えたい遺言」が述べられています。 専門医の当事者のお言葉であるだけに、とても心にしみます。 どうぞご覧ください。

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