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世界標準の経営理論 の商品レビュー

4.8

45件のお客様レビュー

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2021/06/20

あと何回か読み返したい。わかりやすい。時間をかけても通読した方がいいです。その上で必要なところを読み返す順番がいいと思います。

Posted byブクログ

2021/05/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

入山氏の著名な名著。 世界中の経営理論を網羅的に解説した本とのこと。 不確実性が高く、正解のないなか、思考の軸となるべきものにしうるのが世界標準の経営理論とのこと。 メモ ・ビジネスパーソンに経営理論が必要な理由  説得性、汎用性、不変性 ・SCP理論 需要と供給の関係、独占性(参入障壁・優位性構築)で利潤は決まる。現在は静的でなく、部分的にしか成立しなくなりつつある。 ・プリンシパルエージェント理論。経営者と管理者のモラルハザードなどのこと。株主と経営者間でも成り立つ。目的の不一致に関する問題。インセンティブ設計やモニタリングによる解消法がある。 ・不確実性の4分類 確実に見通せる、他の可能性、可能性の範囲が見えている、全く読めない未来 ・トランザクティ部メモリーを高めるためには、コミュニケーション手段はいかようであれ、顔が見えることが重要 ・ダイナミックケイパビリティ  センシングとサイジング。事業機会驚異を感知し、とらえること。  シンプルルール。数を絞ったシンプルルールだけを組織日徹底し、柔軟意思決定すべし。 ・弱いつながりがクリエイティビティにつながり、強いつながりが実践につながる。

Posted byブクログ

2021/05/08

◾️概要 経営理論を学び、実務に生かすため読みました。理論とは「経営・ビジネスのhow, when, whyに応えること」 です。ビジネスパーソンに経営理論が必要なのは、納得性・汎用性・普遍性が理由だからです。わかるわかる、なるほど、と思いながら読み進められました。 ◾️所感 ...

◾️概要 経営理論を学び、実務に生かすため読みました。理論とは「経営・ビジネスのhow, when, whyに応えること」 です。ビジネスパーソンに経営理論が必要なのは、納得性・汎用性・普遍性が理由だからです。わかるわかる、なるほど、と思いながら読み進められました。 ◾️所感 30の理論のうち、どこから目を通してもいいと思います。特に印象的だったのは、ダイナミックケイパビリティとで「急激な事業変化に合わせて、企業が内外のリソースを組み合わせ直し続ける、企業固有の能力・ルーティン」を問う理論のことです。手元に置き、事あるごとに読み返したい一冊です。

Posted byブクログ

2021/03/17

請求記号:335.1-IRI https://opac.iuhw.ac.jp/Akasaka/opac/Holding_list?rgtn=2M020302 <コメント> 世界で標準となっている経営理論を体系的にわかりやすく紹介している書籍である。この本を読めば、著名な経営理論...

請求記号:335.1-IRI https://opac.iuhw.ac.jp/Akasaka/opac/Holding_list?rgtn=2M020302 <コメント> 世界で標準となっている経営理論を体系的にわかりやすく紹介している書籍である。この本を読めば、著名な経営理論がほぼすべて知ることができるので、経営学に関心のある学生にとって必読の書籍です。 <BOOKデータ> 世界の経営学では、複雑なビジネス・経営・組織のメカニズムを解き明かすために、「経営理論」(management theories)が発展してきた。その膨大な検証の蓄積から、「ビジネスの真理に肉薄している可能性が高い」として生き残ってきた「標準理論」とでも言うべきものが、約30ある。世界の経営学者の英知の結集である。しかし、その知の大部分は学者だけの財産として眠っており、体系化も十分にされず、当然ビジネスパーソンにも知られてこなかった。これは、その標準理論を解放し、可能なかぎり網羅・体系的に、そして圧倒的なわかりやすさでまとめた史上初の書籍である。

Posted byブクログ

2021/02/28

経営学は経済学・心理学・社会学からの借り物で出来ているという着眼点を軸に、それぞれの視点の違いを活かして多角的な「経営学」像を浮かび上がらせる。 中でも新旧レッドクイーン理論を、3つの視点の交差点として描いているのがきわめて鮮やか。「競争を避けよ」のポーターでもなく、「競争に勝...

経営学は経済学・心理学・社会学からの借り物で出来ているという着眼点を軸に、それぞれの視点の違いを活かして多角的な「経営学」像を浮かび上がらせる。 中でも新旧レッドクイーン理論を、3つの視点の交差点として描いているのがきわめて鮮やか。「競争を避けよ」のポーターでもなく、「競争に勝て」のバーニーでもなく、「競争こそが強さをもたらし、競争こそが脆さをもたらす」という東洋思想のような解釈に唸らされる。 小学生のようなまとめ方をしてしまえば、両利きの経営により「地に足のついた大ボラ」=センスメイキングするのが最強ということになるだろうか。

Posted byブクログ

2021/02/25

ふぅ、なんとか最後まで読み終わった、というのが正直なところ。たしか出口治明氏の『還暦からの底力』で紹介されていて、興味を持ったのだった。参考になる部分は多々あったと思うけど、なにせ800ページの大著。一口で説明することはできない。経営学って、よくわからないなという思いは、必ずしも...

ふぅ、なんとか最後まで読み終わった、というのが正直なところ。たしか出口治明氏の『還暦からの底力』で紹介されていて、興味を持ったのだった。参考になる部分は多々あったと思うけど、なにせ800ページの大著。一口で説明することはできない。経営学って、よくわからないなという思いは、必ずしも今も払拭されたわけではないんだけどね。ただ、変化が激しく、どうしたらいいかわからない場面においても、判断、決断はくださないといけない。そうした場合の軸になるものを与えてくれる枠組み、くらいな感じなのかな。一応、通読はしたので、今後は参考になりそうなところを拾うリファレンスとして手元に置こう。

Posted byブクログ

2021/02/01

フレームワークというツール(本来、思考を整理するのが目的)に頼るのではなく、理論(本書で網羅的に分かりやすく解説している)を思考の軸として、ビジネスという現象についてのwhyを深く考察するうえで、本書は唯一無二の名著である。 非常にボリューミーだが、スラスラ読み進められる。おもし...

フレームワークというツール(本来、思考を整理するのが目的)に頼るのではなく、理論(本書で網羅的に分かりやすく解説している)を思考の軸として、ビジネスという現象についてのwhyを深く考察するうえで、本書は唯一無二の名著である。 非常にボリューミーだが、スラスラ読み進められる。おもしろい。すべての章を読む必要はなく、自分の関心のある分野のみを読んでいき、その章で紹介される数々の論文を読んでいけば、知識は必ず深まるなと思う。参考書であり、積読書である。

Posted byブクログ

2021/01/11

私にとって経営理論の参考書。 他の本とは一線を画す一冊です。 読了するための本ではなく、常に調べごとをするための本で、ページを開く回数の多さによって経営理論が身につくように思っています。

Posted byブクログ

2022/11/19

もやもやっとしていた世の中の流れや新しい動きが体系的に理解できました。 今、中小企業診断士の勉強をしているのですが、企業経営理論の分野が現実の動きに沿ってなるほどと具体的に頭に入っていきました。 ビジネスって究極の目標は、関係する人そして世の中全体を幸せにすることですね

Posted byブクログ

2020/12/31

コスパがとても良い本。 読みやすく書かれた刺激ある800ページの本が、2900円である。 辞書みたいだけど、何かの雑誌向けに何年もかけて書いたものを集めたからか、とても読みやすい。 理論は、how、when、whyに応えるものというのは、学生にも読ませたい一文である。多くの研究...

コスパがとても良い本。 読みやすく書かれた刺激ある800ページの本が、2900円である。 辞書みたいだけど、何かの雑誌向けに何年もかけて書いたものを集めたからか、とても読みやすい。 理論は、how、when、whyに応えるものというのは、学生にも読ませたい一文である。多くの研究者が再現性ある真理を求めて研究しているのだから、多くの気づきがあって当然ではあるが、なにより、今自分が興味があるのは何かということが俯瞰して読むことでわかるのは大きい。 例えば、企業に勤めている中でアドバース・セレクション、エージェンシー問題は本質的な問題だが、どのような対応があるのか。企業のビジョンを考える際、どのようにモチベートしていくのか。 今後、SH理論とか、業績が上がっている経営者を分析した結果から、違う業界に転職し、イントラパーソナル・ダイバーシティを高める必要があるのではないかとと考えたり。 3日位読むのに時間はかかるが、毎年読めば、毎年異なる気づきが得られるかもと思わせる良い本でした。

Posted byブクログ