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世界標準の経営理論 の商品レビュー

4.8

42件のお客様レビュー

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2021/03/17

請求記号:335.1-IRI https://opac.iuhw.ac.jp/Akasaka/opac/Holding_list?rgtn=2M020302 <コメント> 世界で標準となっている経営理論を体系的にわかりやすく紹介している書籍である。この本を読めば、著名な経営理論...

請求記号:335.1-IRI https://opac.iuhw.ac.jp/Akasaka/opac/Holding_list?rgtn=2M020302 <コメント> 世界で標準となっている経営理論を体系的にわかりやすく紹介している書籍である。この本を読めば、著名な経営理論がほぼすべて知ることができるので、経営学に関心のある学生にとって必読の書籍です。 <BOOKデータ> 世界の経営学では、複雑なビジネス・経営・組織のメカニズムを解き明かすために、「経営理論」(management theories)が発展してきた。その膨大な検証の蓄積から、「ビジネスの真理に肉薄している可能性が高い」として生き残ってきた「標準理論」とでも言うべきものが、約30ある。世界の経営学者の英知の結集である。しかし、その知の大部分は学者だけの財産として眠っており、体系化も十分にされず、当然ビジネスパーソンにも知られてこなかった。これは、その標準理論を解放し、可能なかぎり網羅・体系的に、そして圧倒的なわかりやすさでまとめた史上初の書籍である。

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2021/02/28

経営学は経済学・心理学・社会学からの借り物で出来ているという着眼点を軸に、それぞれの視点の違いを活かして多角的な「経営学」像を浮かび上がらせる。 中でも新旧レッドクイーン理論を、3つの視点の交差点として描いているのがきわめて鮮やか。「競争を避けよ」のポーターでもなく、「競争に勝...

経営学は経済学・心理学・社会学からの借り物で出来ているという着眼点を軸に、それぞれの視点の違いを活かして多角的な「経営学」像を浮かび上がらせる。 中でも新旧レッドクイーン理論を、3つの視点の交差点として描いているのがきわめて鮮やか。「競争を避けよ」のポーターでもなく、「競争に勝て」のバーニーでもなく、「競争こそが強さをもたらし、競争こそが脆さをもたらす」という東洋思想のような解釈に唸らされる。 小学生のようなまとめ方をしてしまえば、両利きの経営により「地に足のついた大ボラ」=センスメイキングするのが最強ということになるだろうか。

Posted byブクログ

2021/02/25

ふぅ、なんとか最後まで読み終わった、というのが正直なところ。たしか出口治明氏の『還暦からの底力』で紹介されていて、興味を持ったのだった。参考になる部分は多々あったと思うけど、なにせ800ページの大著。一口で説明することはできない。経営学って、よくわからないなという思いは、必ずしも...

ふぅ、なんとか最後まで読み終わった、というのが正直なところ。たしか出口治明氏の『還暦からの底力』で紹介されていて、興味を持ったのだった。参考になる部分は多々あったと思うけど、なにせ800ページの大著。一口で説明することはできない。経営学って、よくわからないなという思いは、必ずしも今も払拭されたわけではないんだけどね。ただ、変化が激しく、どうしたらいいかわからない場面においても、判断、決断はくださないといけない。そうした場合の軸になるものを与えてくれる枠組み、くらいな感じなのかな。一応、通読はしたので、今後は参考になりそうなところを拾うリファレンスとして手元に置こう。

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2021/02/01

フレームワークというツール(本来、思考を整理するのが目的)に頼るのではなく、理論(本書で網羅的に分かりやすく解説している)を思考の軸として、ビジネスという現象についてのwhyを深く考察するうえで、本書は唯一無二の名著である。 非常にボリューミーだが、スラスラ読み進められる。おもし...

フレームワークというツール(本来、思考を整理するのが目的)に頼るのではなく、理論(本書で網羅的に分かりやすく解説している)を思考の軸として、ビジネスという現象についてのwhyを深く考察するうえで、本書は唯一無二の名著である。 非常にボリューミーだが、スラスラ読み進められる。おもしろい。すべての章を読む必要はなく、自分の関心のある分野のみを読んでいき、その章で紹介される数々の論文を読んでいけば、知識は必ず深まるなと思う。参考書であり、積読書である。

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2021/01/11

私にとって経営理論の参考書。 他の本とは一線を画す一冊です。 読了するための本ではなく、常に調べごとをするための本で、ページを開く回数の多さによって経営理論が身につくように思っています。

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2022/11/19

もやもやっとしていた世の中の流れや新しい動きが体系的に理解できました。 今、中小企業診断士の勉強をしているのですが、企業経営理論の分野が現実の動きに沿ってなるほどと具体的に頭に入っていきました。 ビジネスって究極の目標は、関係する人そして世の中全体を幸せにすることですね

Posted byブクログ

2020/12/31

コスパがとても良い本。 読みやすく書かれた刺激ある800ページの本が、2900円である。 辞書みたいだけど、何かの雑誌向けに何年もかけて書いたものを集めたからか、とても読みやすい。 理論は、how、when、whyに応えるものというのは、学生にも読ませたい一文である。多くの研究...

コスパがとても良い本。 読みやすく書かれた刺激ある800ページの本が、2900円である。 辞書みたいだけど、何かの雑誌向けに何年もかけて書いたものを集めたからか、とても読みやすい。 理論は、how、when、whyに応えるものというのは、学生にも読ませたい一文である。多くの研究者が再現性ある真理を求めて研究しているのだから、多くの気づきがあって当然ではあるが、なにより、今自分が興味があるのは何かということが俯瞰して読むことでわかるのは大きい。 例えば、企業に勤めている中でアドバース・セレクション、エージェンシー問題は本質的な問題だが、どのような対応があるのか。企業のビジョンを考える際、どのようにモチベートしていくのか。 今後、SH理論とか、業績が上がっている経営者を分析した結果から、違う業界に転職し、イントラパーソナル・ダイバーシティを高める必要があるのではないかとと考えたり。 3日位読むのに時間はかかるが、毎年読めば、毎年異なる気づきが得られるかもと思わせる良い本でした。

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2020/08/27

読み始めてすぐ衝撃。フレームワークを使って経営コンサルを13年もやってきたことを恥ずかしく思った。ここは学び直すタイミングだと、地道に読み進めることとする。クリステンセンが、理論を大量に服用せよ、と言っていたけれど、この本はまさに大量服用が実現できる希少な手段となるだろう。202...

読み始めてすぐ衝撃。フレームワークを使って経営コンサルを13年もやってきたことを恥ずかしく思った。ここは学び直すタイミングだと、地道に読み進めることとする。クリステンセンが、理論を大量に服用せよ、と言っていたけれど、この本はまさに大量服用が実現できる希少な手段となるだろう。2020.8.27

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2020/07/29

800ページ超、60万字超、という、写真でお見せした人には伝わると思うが、まさに『辞書』のような本。 すごい本でした。 「世界標準」と判断してよい30程度の経営理論(メインは32章)を「経済学ディシプリン」「マクロ心理学ディシプリン」「ミクロ心理学ディシプリン」「社会学ディシプ...

800ページ超、60万字超、という、写真でお見せした人には伝わると思うが、まさに『辞書』のような本。 すごい本でした。 「世界標準」と判断してよい30程度の経営理論(メインは32章)を「経済学ディシプリン」「マクロ心理学ディシプリン」「ミクロ心理学ディシプリン」「社会学ディシプリン」の4つの体系に整理し、『「世界で標準となっている経営理論」を可能な限り網羅・体系的に、そしてわかりやすくまとめて皆さんに紹介する、世界初の書籍である。』(本書はじめの2行) いや、すごい本でした。辞書のような本、と書いたが、そうだね、辞書だね、と思って意識して、辞書のように今後何年もこの本にも戻ってきたり、参考文献も探してみたり、そうした『使う本』にしていくのがいいんだなぁと思いながら読み切りました。 当然俯瞰的に記載を行っているため、それぞれの章においては専門の本のほうが詳しいわけで、でもそんな中で、2020年現在での理論の状況をわかりやすく補足してくださり、さらに今後出てくる(実証が期待される)方向性を提示してくださったり、入山先生ならではの見解も章末に記載してくださっているところが、ほんとに今後長い付き合いになる本なんだろうな、と思いました。 個人的には、いくつか20年かけて読んできたビジネス本たちが、あぁこういう位置づけになるのね、と気づかせてもらったり(特に野中先生部分およびEQリーダシップ他)、また自分の生き方にも強いインパクトをあたえてくださっている社会起業家の方々(フローレンス駒崎さんやマザーハウスの山口さん、(働きながら、社会を変える。の)慎泰俊さん)が紹介されていたところもなんかほっとした。 そんな中での超個人的なところの引用としては、自分が大事にしている価値観が入山先生の「知の探索」「知の深化」の真骨頂の部分に記載されていた箇所を抜粋したい。(ほんとはこんなにいい本だからあとがきから抜粋すべきだとは思うが…) ======= P244 知の探索・深化の理論に基づけば、ダイバーシティの本質は、知の探索を促すためにある。 だとすれば、先のように「一つの組織に多様な人がいる」(=組織ダイバーシティ)ことも重要だが、「一人の人間が多様な、幅広い知見や経験を持っている」のなら、その人の中で離れた知と知の組み合わせが進み、新しい知が創造できるのだ。 これを経営学ではイントラパーソナル・ダイバーシティ(intrapersonal diversity)と呼ぶ。「個人内多様性」という意味だ。筆者は「一人ダイバーシティ」と呼んでいる。ダイバーシティは、一人でもできるのだ。これが、個人レベルの知の探索である。  イントラパーソナル・ダイバーシティという言葉は、初めて知った方も多いだろう。それもそのはずで、ここ10数年くらいの間で、経営学で注目されている新しい概念だからだ。 近年は実証研究が進んできており、そして多くの研究で「イントラパーソナル・ダイバーシティが高い人は様々な側面でパフォーマンスが高い」という結果が得られている。 =======

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2020/06/26

史上初の世界の主要経営理論30を完全網羅した解説書です。 ビジネスパーソンが考え抜くための羅針盤になること必至。 とにかく分かりやすく、面白いです。 800ページの大著ですが、一気に読めてしまいます。 世界の最高レベルの経営学者の英知の結集が、初めて完全に体系化された本です。 経...

史上初の世界の主要経営理論30を完全網羅した解説書です。 ビジネスパーソンが考え抜くための羅針盤になること必至。 とにかく分かりやすく、面白いです。 800ページの大著ですが、一気に読めてしまいます。 世界の最高レベルの経営学者の英知の結集が、初めて完全に体系化された本です。 経営理論の教科書となる本です。 本書の最後の方にある、「現代の経営理論はビジネスを説明できない」という事実には衝撃でした。 超お勧めです。 面白かった!

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