十二月の十日 の商品レビュー
ほぼ真顔で読んでしまったのだが…。 ユーモアは本人たちが笑うためのものだとも思うが、コンテストをよく分かっていれば、外野でも一周回って笑えるのだろうか。 『訓告』は怖くて印象に残った。
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図書館の予約待って読んだけれども、最初何が何だか分からず読むの辞めようかと思った笑 主人公がどんどん替わっていたのですね(^^; あまり好きな作風ではないけれど、気付いたら殆どを一気に1日で読んでしまっていた! 貧困だったり罪を犯していたりで、心が重くなるが、表題作は最後奥さんとの感じに希望が持てて1番良かった
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読みやすいけど内容が辛い…。短編集が続きましたが、これは本当に一番辛い部分の切り抜き、何か希望があるようで、短編に描かれないところにはしっかりと闇が残ってて、、、ある種結末が描かれないからこその重みと面白さがある。
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何かで勧められて「読みたい本」に入っていた短編集。率直に言えば何一つ私の琴線には引っかからなかった。どの話の世界観もふわっとしていて全然没入できないから読むのがすごく遅くなっていった。どれか1本でも面白いと思えるものがあるかもしれないと最後まで読んだものの何も変わらず。細かい描写...
何かで勧められて「読みたい本」に入っていた短編集。率直に言えば何一つ私の琴線には引っかからなかった。どの話の世界観もふわっとしていて全然没入できないから読むのがすごく遅くなっていった。どれか1本でも面白いと思えるものがあるかもしれないと最後まで読んだものの何も変わらず。細かい描写等はあるのだがもやもやしたまま何も心に残っていないというのが実態。
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10作品の短編集。 どの短編も人間の持つ面白みが感じられて噛めば噛むほど味がする。一度目では気づかなかった味に二度目なら気づくかもしれない。 一作目の「ビクトリー・ラン」でまず度肝を抜かれた。たった30ページの話なのに三人の視点でドラマが繰り広げられて緊迫感がすごい。少女は現実を知り、少年は自我を解放させる。少年が両親の束縛に対する内面の葛藤を振り払い、自分の主導権は自分で握るシーンが素晴らしかった。 もう一つ印象的なのは「スパイダーヘッドからの逃走」。何らかの罪を犯し服役中の主人公が薬の人体実験に参加している話。 非人道的なデータ収集が行われる中で、殺人に加担したくないと決断する主人公が切なかった。人が苦しむところを見たくないという良心があったこと、悲しいけれども救いに感じた。最後、薬の効果などなくても美しい語りと共に、心から喜びながら天に召されていって、それは崇高な精神を感じる瞬間だった。きっと天国に行ったのだろう。 表題作も胸が熱くなる話で、妻の表情に浮かぶ真意をしかと見つめているラストが良かった。著者は人間の心をよく見ているのだなと思った。
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映像を思い浮かべて読むタイプにとってはめちゃめちゃ相性が悪い。 エイミー・ベンダーを思い出させた。 どの話も、だいたい主人公の想像がぶっ飛んでてユーモアを誘う。 が、だいたい貧しい境遇のため、哀れみとスレスレのユーモア。 子犬はアウトかな。
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ソーンダーズの名声は聞いていたものの、初めて。 短編集なのだけれども、全編通して、なんかダメな人たちの集まり。 もう、どうしようもなくダメな人たち。しかも物語が進むにつれてさらにダメになっていく。 ソーンダーズは、そういうダメな人たちを、ちょっと突飛な設定、奇想的な設定の中からう...
ソーンダーズの名声は聞いていたものの、初めて。 短編集なのだけれども、全編通して、なんかダメな人たちの集まり。 もう、どうしようもなくダメな人たち。しかも物語が進むにつれてさらにダメになっていく。 ソーンダーズは、そういうダメな人たちを、ちょっと突飛な設定、奇想的な設定の中からうまく、本当に上手に切り出していく。ありえない舞台設定なのだけれども、絶対こういう人いるよねって思わせる。 すごい。すごいし、アメリカNo.1の短編作家だって言われたら確かにそうだって納得する。 ただ、少し難解で、ダメな人たちがあまりに生々しくダメな人たちなのでその描写を受け入れられないっていう人も多いだろうなって思う。なので万人に勧められるものではないけど、でもさすが岸本訳。美しい。 私はとても好きだし、堪能させてもらった。
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短編集10篇 どの作品も現実離れし妄想や想像の明後日のところに物語世界が広がっている。「センブリカガール日記」のSGの気持ち悪さ、「訓告」の6号室など意味不明存在など理解を超えるようなことが当たり前のようにある。 内容は悲惨ながら最後は少しホッとした「スパイダーヘッドからの逃走」...
短編集10篇 どの作品も現実離れし妄想や想像の明後日のところに物語世界が広がっている。「センブリカガール日記」のSGの気持ち悪さ、「訓告」の6号室など意味不明存在など理解を超えるようなことが当たり前のようにある。 内容は悲惨ながら最後は少しホッとした「スパイダーヘッドからの逃走」が良かった。表題作も結果オーライ的な意味で好きです。
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子どもへの愛情や人間への「愛」に重きが置かれてるのかな〜と思った どうしようもない現実を生きながら、主人公たちが、家族や恋人、動物などさまざまな対象に形や方法は異なれど愛を持っていて、最後になんとなくその愛が報われるような希望を持たせてくれるのが良かったな〜
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元々、翻訳本は苦手だが、何かで紹介されてて開いてみたが、十数ページで挫折。やはり、私には難しかった。描かれてる映像が全く見えなくて、理解出来なかった。
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