1,800円以上の注文で送料無料

デトロイト美術館の奇跡 の商品レビュー

3.7

203件のお客様レビュー

  1. 5つ

    31

  2. 4つ

    88

  3. 3つ

    65

  4. 2つ

    7

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

2023/04/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

第一章の夫婦のお話しがいきなり泣けた。 タイトルと背表紙から、 財政破綻からの怒涛の一発逆転ストーリーかと思いきや、 全く違った。 この美術館やアートを愛する普通の人たちの物語、 その人々の存在、その愛情こそが奇跡。

Posted byブクログ

2023/04/23

ページ数とか知らずに読み始めたら、あっと言う間に終わってしまった。リアルの本だと見た目で分かるけど、電子書籍だと気が付かない。 始まった途端、ジーンと来る。泣きそうになる。アート以前に、夫婦の愛に。 そこから先は、話がどんどん進む。気がつくと、章が進んでる。登場人物もどんどん入れ...

ページ数とか知らずに読み始めたら、あっと言う間に終わってしまった。リアルの本だと見た目で分かるけど、電子書籍だと気が付かない。 始まった途端、ジーンと来る。泣きそうになる。アート以前に、夫婦の愛に。 そこから先は、話がどんどん進む。気がつくと、章が進んでる。登場人物もどんどん入れ替る。ちょっとサクサク行き過ぎかな、と思わないこともない。 それにしてもこんな奇跡、日本じゃあ起こらないんだろうな…。日本のアートに対する意識、アートを見る目って、こんなに高くないよなあ。自分も含めて。 繰り返しになるけど、ちょっと短いかな。

Posted byブクログ

2023/04/16

東京に向かう飛行機の中で一気に読んだ本作。絵画を自分にとっての友人だという一人の老人の行動が、社会に大きな変化をもたらしていく。本当に強い思いがあれば、不可能と思えることでもできることがある。読む人に感動と勇気を与えてくれる作品だったように思う。芸術を愛するすべての人に読んでもら...

東京に向かう飛行機の中で一気に読んだ本作。絵画を自分にとっての友人だという一人の老人の行動が、社会に大きな変化をもたらしていく。本当に強い思いがあれば、不可能と思えることでもできることがある。読む人に感動と勇気を与えてくれる作品だったように思う。芸術を愛するすべての人に読んでもらいたい。

Posted byブクログ

2023/04/15

キャラクターに派手さはないけれど、無理だと思っていた事が、些細なきっかけから解決されていく事が素晴らしい。これが事実に即しているというからすごい。夫婦の絆も素敵だった。

Posted byブクログ

2023/04/09

事実に基づくフィクション。 絵画が好きなので、読んでみたいと思っていた原田マハさん。ページ数の少ない本からと思い手に取りました。「マダム•セザンヌ」という絵に魅了された人達が繋がり、やがて全米が注目する出来事に関わっていきます。 フレッドの物語がよかったです。美術館を訪れる事に...

事実に基づくフィクション。 絵画が好きなので、読んでみたいと思っていた原田マハさん。ページ数の少ない本からと思い手に取りました。「マダム•セザンヌ」という絵に魅了された人達が繋がり、やがて全米が注目する出来事に関わっていきます。 フレッドの物語がよかったです。美術館を訪れる事になったきっかけや「マダム•セザンヌ」を好きな理由がじんわりと心にしみます。終盤の展開も微笑ましい。 アートを大切にする文化が素晴らしいですね! デトロイト美術館に行ってみたくなりました。

Posted byブクログ

2023/03/11

今まで読んだ原田マハさんの作品が凄すぎてこちらは物足りない感じがしました。 短いストーリーなのですぐ読めます。 何もしないで大切な場所が無くなるのを待つのではなくて行動してみる。 そしたら同じような仲間が集まって大きな力になる。 勇気をもらえる本。

Posted byブクログ

2023/02/24

ノンフィクションではなく、事実に基づいたフィクションのようだ。 物語のキーパーソンである黒人男性も… 要点は、財政赤字で競売されそうになった美術品の流出を防ぐため、寄付を募って基金を作ったということ。 サザビーズが悪魔的に描かれているのが一方的過ぎる視点。 読了15分

Posted byブクログ

2023/02/07

原田マハさん初読!アートは友だちという一文が印象的…薄い本でサクッと読めるけど、自分が美術品を見て回ったかのような感覚になった 美術館に行きたくなる本!

Posted byブクログ

2023/01/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

久しぶりに小説を読みたいと思って手に取った本。 今年の自分的裏テーマは「アートに近づく」なので、そのものズバリっぽいタイトルのこちらを。 原田マハさんの小説は2冊目。 1冊目は恋愛小説の短編集で、 めちゃくちゃぐいぐい読めるけど、 わたしにとってあんまり引っかかってくるものがなかったという感想だった。 読書会ではとても評価が高い作家さんなのでテーマとの相性の問題かな、と思ってとりあえず恋愛ものっぽくなさそうなこの本にしたのだけれど、 うーん、正直物足りなかったなあ。 いや、面白かったんですよ。 その人の佇まいを感じさせる巧み人物描写で、 気がつけば物語に没入してしまう読みやすい文章。1章目の1行目からもうすいすい進むし、 そのわりに読んでたらうっかり泣けちゃうし…、 主軸になるセザンヌの絵の描写も素晴らしくて、 表紙を見返しながら 本物を見てみたいと思わせてくれるし、 ああ、いいなぁ〜好きだなぁ〜…、 おっ、出てきたよ!デトロイト市の破産からくるコレクション売却問題! 事実に基づいてるってあるし、 どんなふうに奇跡が起こるんだ?? …と、 思った1章目ラストが、 思い返せばピークでした。 まあかなり薄いから、 読み応えある感じにはならないんだろうとは最初から少し思ってたんだけど、 1章目の感じがすごく良かったし、 それ以降もとても雰囲気があって読ませる小説だったので、問題解決のあたりの肩透かし感、 むしろわたしにとってはちょっとしたドンデン返しでした。 …え、マジで?コレで終わり?みたいな。 まあでも、歯ごたえのあるヤツ読みたかったらやっぱり長編なんだろうな。 と、いうことで今度はアート系の長編に挑戦してみようと思います。

Posted byブクログ

2023/01/15

デトロイト美術館とそこに展示されているポール・セザンヌの妻、オルタンスの肖像画を中心としたお話。 安定に良かったしほっこりした

Posted byブクログ