デトロイト美術館の奇跡 の商品レビュー
#読了 #原田マハ 本当にあったデトロイト市破綻時の売却危機を乗り越えた物語。有名な美術館が生活の中に溶け込んでるのは羨ましい。 対談の中にも魅力的な美術館が紹介されていて、行きたいところがまた増えました。実際行くのは難しいかもだけど。
Posted by
アートを愛する者たちの強い希望と熱意がもたらした奇跡。 芸術について詳しくない私でも、この1冊でなんだか彼らの仲間になったような気分になれる。 うまく言葉にできないが、心の中にある大切な何かを思い出すきっかけになるような、少し視界が明るくなるような、読了後はそんな気持ちになった。...
アートを愛する者たちの強い希望と熱意がもたらした奇跡。 芸術について詳しくない私でも、この1冊でなんだか彼らの仲間になったような気分になれる。 うまく言葉にできないが、心の中にある大切な何かを思い出すきっかけになるような、少し視界が明るくなるような、読了後はそんな気持ちになった。 涙が出るほど感動的な物語ではないのに、なぜこうも感動したのか。不思議な1冊である。 デトロイトには何回も行ったことがあるが、美術館は前を通り過ぎるだけで入館したことは一度もなかった。 今までデトロイト美術館の存在すら忘れていたほどだったのだが、この本を読んで「なぜあの時行かなかったんだ…」とすごく後悔している。 この本をきっかけに、美術館や博物館にもっと足を運んで、私も登場人物たちのように「友だち」と出会う瞬間に遭遇したい。
Posted by
短編で読みやすく、デトロイト美術館に関する史実を元にしているため、物語がとてもリアルでイメージしやすかった。人々が思う地方や町全体における美術館に対する考え方が書き写されており、また末尾の対談でも語っていた通り現地の人に実際にインタビューしていたため、彼らの思いがダイレクトに伝わ...
短編で読みやすく、デトロイト美術館に関する史実を元にしているため、物語がとてもリアルでイメージしやすかった。人々が思う地方や町全体における美術館に対する考え方が書き写されており、また末尾の対談でも語っていた通り現地の人に実際にインタビューしていたため、彼らの思いがダイレクトに伝わってくる文章だった。また、美術館は心の拠り所であるべきなような、精神的な部分としても存在しているんだなと感じた。 絵ではなく、美術館と街、そしてそこに住む人々を題材にした本は珍しいなと感じるとともに、絵画に対する新たな見方が生まれて面白かった。
Posted by
・3/13 読了.自動車産業の衰退とともに財政破綻となったデトロイトで美術品が売却の危機に陥った美術館の一部事実に基づく物語.あるひとつの絵が気に入って執着する気持ちはなんとなく理解できる.
Posted by
財政破綻のため年金が支払われないようでは困るから美術品を売るべきという声と美術館を守るべきという声が上がります。しかし、美術館のために寄付を集めることで年金が支払われ、美術館は行政から独立することができました。発想の転換が素晴らしいです。思考停止してはいけないと学びました。
Posted by
サクッと読めて原田マハらしさを感じられて面白かった。実話に基づいたフィクションとのこと、素敵でした。
Posted by
今まで読んだ原田マハさんの中で1番サクサクと読み進めることができました。 アートを友と呼び、美術館を友だちの家と表現する登場人物にとても惹かれます。自分も友と思える作品に出会いたいと思える一冊でした。
Posted by
冒頭の文章に引き込まれ、一気に読んだ。 市の財政破綻が原因で所蔵品の珠玉のコレクションが売却の危機に。デトロイト美術館の所蔵品、カバーの表紙にもなっているセザンヌの夫人の絵が人々の心を動かしていく。 実話がもとになったノンフィクションのようなフィクション。作中に登場するロバート・...
冒頭の文章に引き込まれ、一気に読んだ。 市の財政破綻が原因で所蔵品の珠玉のコレクションが売却の危機に。デトロイト美術館の所蔵品、カバーの表紙にもなっているセザンヌの夫人の絵が人々の心を動かしていく。 実話がもとになったノンフィクションのようなフィクション。作中に登場するロバート・タヒナルは実在する人物で他の人物たちはフィクションらしい。全員存在していたか人物かのようなリアル感。すごくよかった。 読み終わってから表紙のマダム・セザンヌを改めて見たら、最初の印象と少し変わった。
Posted by
120ページの短編小説。 デトロイト市の財政破綻により、デトロイト美術館(DIA)のコレクションが売却されてしまう危機に。実話を元に書かれたデトロイト美術館の奇跡。 アートは友だち。友を追い出すわけには行かない。友を思う気持ちが奇跡を生む。奇跡のための第一歩目のシーンには思わず、...
120ページの短編小説。 デトロイト市の財政破綻により、デトロイト美術館(DIA)のコレクションが売却されてしまう危機に。実話を元に書かれたデトロイト美術館の奇跡。 アートは友だち。友を追い出すわけには行かない。友を思う気持ちが奇跡を生む。奇跡のための第一歩目のシーンには思わず、出先で涙を流してしまった。 登場人物はフィクションらしいが‥相変わらずマハさんは史実とフィクションを混ぜ合わせるのが上手い。何時も上手すぎて混乱してしまう。 短いけど感動できて、「アートは友だち」が体感できて、美術館をに行くための旅をしたくなる。デトロイト行ってみようかなぁ。。
Posted by
終始登場人物達の名前が覚えられず、ページを行ったり来たりしたが無事読み終えた。人に何かを感じさせる力、人とと人とを繋ぐ力が作品にはある。芸術って素晴らしい。絵を描く行動力、絵を見に行く行動力、それらのような考えた事を実行するという行動力を私も見習いたいと感じさせてくれるストーリー...
終始登場人物達の名前が覚えられず、ページを行ったり来たりしたが無事読み終えた。人に何かを感じさせる力、人とと人とを繋ぐ力が作品にはある。芸術って素晴らしい。絵を描く行動力、絵を見に行く行動力、それらのような考えた事を実行するという行動力を私も見習いたいと感じさせてくれるストーリーだった。
Posted by
