デトロイト美術館の奇跡 の商品レビュー
実話らしいが。ミステリーが全然無いので、感動してねって感じが匂ってしまう。美術館に行くことを「友人に会いに行く」と表現するのはマハの真骨頂だが、友人を救うと言っちゃうと、、、ちょっと味覚が違ってくる。
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アートは友だち。これまで原田マハさんの本を何冊か読んできたけど、その言葉が1番ストンと心に落ちた内容でした。自分たちの友だちと、その場所を守ろうと奮起した人々のお話です。 巻末の鈴木京香さんとの対談もお二人のアート愛が溢れていてよかったです。
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こんな夫婦になりたいなぁ。 素敵な、奇跡。 毎回感じることだけど、一枚の絵に、どれだけの物語があるのだろう。 原田マハさんのエッセイで、旅先で友人に会いに行くように絵画を観に行くと言っていたのを読んで、そういう楽しい気持ちで美術品と向き合うのって、すごくいいな、素敵だなと思っていたので、第一章のフレッドさんの奥さんの言葉が嬉しかった。 第一章だけでとても感動して泣いてしまった。 一緒に暮らしてきた人がいなくなってしまったら、それはもう寂しさで狂ってしまいそうだけど、最後にお願いされたら美術館に通うためにどうにか頑張って生きるかも。 その人との思い出の場所が残っていて、その人と一緒にいるような気持ちになれるのなら、きっと、寂しくないよね。 だから巡礼し切れないくらいにいろんな場所にたくさん行きたい! もちろん美術館にも。日本は47都道府県全てに美術館があるということなので、まずは制覇したい! わたしたちにとっての、《マダム・セザンヌ》を見つけたい。
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デトロイト美術館をめぐり、色んな立場の人目線で語られるそれぞれの想いを知ると、絵が売りに出されてしまうというのは、これまでの縁を切ってしまい、取り戻すことは不可能になってしまうんだろうなあと思った
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財政破綻したデトロイト市は美術館の作品売却を考える 救ったのは、アートを愛する人々の想いだった。 実話をもとにした短編。 「アートは友達」
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読み終わってふと、すぐ行ける範囲に素晴らしい美術館があると思い、金曜の夕方に久しぶりに上野の西洋美術館を訪れました。学生時代警備員のバイトをしていた頃は仕事だったからか作品に目を向けることはなかったけれど、改めて常設展を観て回って作品も空間もすごく素敵なところだなぁと思いました。...
読み終わってふと、すぐ行ける範囲に素晴らしい美術館があると思い、金曜の夕方に久しぶりに上野の西洋美術館を訪れました。学生時代警備員のバイトをしていた頃は仕事だったからか作品に目を向けることはなかったけれど、改めて常設展を観て回って作品も空間もすごく素敵なところだなぁと思いました。本って読んでる時が主だなと思うけれど、それによって現実世界、生活にも影響することがあるのがすごいなと思います。
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どう美術館を維持するのか、最後の解決策の部分がやや駆け足な印象だったので個人的にはそこの部分を膨らませた物語を読みたかった。 本書を書くためにわざわざ現地まで取材をしていたようなので、実際に足を運ぶとより臨場感を感じながら楽しめそう
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原田マハさんの本を久しぶりに読んだけど、やっぱり文章が好きだー!最初の1行目から美しい、、、 デトロイト美術館に行きたくなる。そして巻末の対談でおっしゃってた北海道とドイツの美術館にもいきたい。 アートは友達、美術館は友達の家。すてきだなあ。
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美術館にはあまり縁のない私でも、この物語の登場人物達が魅せられているマティスの絵が見てみたくなる様なお話でした。 実在の人物や実際にあったことを元にしたフィクションだから、芸術に携わる人の愛や熱意が伝わってきて暖かい気持ちになりました。
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フィクションですが史実がもとになっており、デトロイト美術館を愛する市民へのインタビューが生きていて、温もりの感じられる作品でした。 市民から友達のように愛される名画を観に行きたいです。
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