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地面師たち の商品レビュー

3.8

63件のお客様レビュー

  1. 5つ

    11

  2. 4つ

    23

  3. 3つ

    20

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2024/11/27

 実際に起こった土地売買詐欺を元にしたフィクション。ネット配信のドラマの原作となったとのことだが、確かにドラマ化映画を観ているような楽しさのある娯楽小説だった。そして土地売買がこのような手続きの下で行われれているということ、こんな詐欺があるんだということが分かった。

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2024/11/23

特に青柳さんに関しては、美しいところも醜いところも思考も感情も晒されていたのに対して、ハリソン山中視点で語られている部分が少なくて、台風の目は彼で関わっている人間も沢山いるのに、どこまでも得体の知れない存在なのが気持ち悪かった。

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2024/11/21

簡単なように見えて入念な打ち合わせの下、行われる詐欺はまるでどこかの国の諜報チームが仕事をしているかのようだった。 それらがテンポよく、要領よく行われる様は詐欺師とわかっていても見蕩れてしまう。 詐欺師たちのそれぞれのドラマや、彼らを追う警察のドラマも挿入されていて単なるコンゲー...

簡単なように見えて入念な打ち合わせの下、行われる詐欺はまるでどこかの国の諜報チームが仕事をしているかのようだった。 それらがテンポよく、要領よく行われる様は詐欺師とわかっていても見蕩れてしまう。 詐欺師たちのそれぞれのドラマや、彼らを追う警察のドラマも挿入されていて単なるコンゲームではなく、群像劇としても機能している。ただしまともな人間など一人もいない。標的を見つけたら骨の髄までしゃぶり尽くし、跡形すら残さない。その上足跡すら残さないのだから、人の皮を被った百鬼夜行の如しである。 痺れるクライムノベルだ。

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2024/11/12

ドラマ見ずに原作を読んだのだが、石洋ハウスのくだりから面白く感じて、時間を忘れてスラスラと読み進めてしまった。 それにしても、ハリソンの紳士そうに見えて外道なのは想像通りというかなんというか。 現実にもあるんだろうなぁこういうのは。と思うと、寒気付く

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2024/10/28

Netflixで地面師たちを視て、あまりの衝撃に原作も読んでみようと思った。 Netflixほど過激なシーンがなかったので落ち着いて読むことができた。 大体あらすじはわかっていたが、テンポもよく面白く読めた。そして怖かった。 こんなに怪しくて、偽装だらけなのにわからないもんなんだ...

Netflixで地面師たちを視て、あまりの衝撃に原作も読んでみようと思った。 Netflixほど過激なシーンがなかったので落ち着いて読むことができた。 大体あらすじはわかっていたが、テンポもよく面白く読めた。そして怖かった。 こんなに怪しくて、偽装だらけなのにわからないもんなんだな。。。 本の中でもハリソン山中が怖すぎる。 拓海くんも助かったし、次につながりそうな終わり方なので、続編も期待。

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2024/10/27

感想 Netflixで見てからの原作読み。 積水ハウスの地面師詐欺を題材にした作品。 ドラマとちょくちょく違うところも楽しみながら読める。 やっぱりドラマは原作から結構盛ってたんだな。 あらすじ 拓海は、元暴力団で地上げをやっていたハリソン山中らと地面師詐欺をやっていた...

感想 Netflixで見てからの原作読み。 積水ハウスの地面師詐欺を題材にした作品。 ドラマとちょくちょく違うところも楽しみながら読める。 やっぱりドラマは原作から結構盛ってたんだな。 あらすじ 拓海は、元暴力団で地上げをやっていたハリソン山中らと地面師詐欺をやっていた。 一山終えて、再び集まったある日、ハリソンはスリルを求めて、100億超えのディールをやってのけようと一同を焚き付ける。 山手線内、高輪ゲートウェイ駅の近くの泉岳寺という土地。石洋ハウスの青柳は社長レースに勝つため、大きな開発案件を必要としていた。 警察の辰から拓海の父親を騙したのは、ハリソンだと知らされる。石洋ハウスの案件はなんとか成功させるも、拓海は自分の父親の件をハリソンに問い詰める。

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2024/10/22

続編を先に読了。ハリソン山中なる人物の過去が気になり、本書を手に取る。常に丁寧語で話すハリソン山中。非情で残忍な性質に戦慄。唯一、人間性を感じたのは拓海である。真から悪になりきれず、引きこもりの長井を気にかけ、刑事の辰に救いを求める。妻子の命日には『G線上のアリア』を聴いて、幸せ...

続編を先に読了。ハリソン山中なる人物の過去が気になり、本書を手に取る。常に丁寧語で話すハリソン山中。非情で残忍な性質に戦慄。唯一、人間性を感じたのは拓海である。真から悪になりきれず、引きこもりの長井を気にかけ、刑事の辰に救いを求める。妻子の命日には『G線上のアリア』を聴いて、幸せだった在りし日を偲ぶ彼の姿を想像し、胸が締め付けられた。

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2024/10/15

ドラマの面白さに魅了され、原作を読みたくなり、一気に読み終えました。本では、より細かい心理描写が描かれていて、かなり面白い。

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2024/10/13

プロローグの案件のほうがドキドキして。尼さんの案件の方ももう少し書いて欲しかった。主人公の事件もあっさりしすぎのようか。ハリソン山中が怖い。。

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2024/10/10

2巻を先に読んでいたので、ちょっと微妙な解釈になるかしら。 映像は見てないので、イメージからハリソン山中は、2巻ともリリーフランキーになっている。辻本は、綾野剛でOK。 ハリソン山中の狂気はこちらの方が強い。キモすぎる。 ミッション達成ギリギリのところでの描写がヤバい。 何億もの...

2巻を先に読んでいたので、ちょっと微妙な解釈になるかしら。 映像は見てないので、イメージからハリソン山中は、2巻ともリリーフランキーになっている。辻本は、綾野剛でOK。 ハリソン山中の狂気はこちらの方が強い。キモすぎる。 ミッション達成ギリギリのところでの描写がヤバい。 何億もの報酬を得て、降りたくなるのは普通。が、絶対穏便に降りることはできない、ということは2巻ではわからなかった。恐ろしい。やり続けなければならない…ハリソン山中は、お金欲しさではない。何でそこまで⁈ そして騙し取られた方の人たちのことも気になる。辻本の例だけて充分か。

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