地面師たち の商品レビュー
映像化されると知りまずは原作から。 積水ハウスが55億円を騙し取られた事件を覚えている。 会社側が本人確認(ご近所の聞き取り)など基本的なことを怠った末に 55億もの大金を失うことになったという。 地主になりすまし不動産を勝手に売買する地面師。 小説の中の登場人物、ハリソン山...
映像化されると知りまずは原作から。 積水ハウスが55億円を騙し取られた事件を覚えている。 会社側が本人確認(ご近所の聞き取り)など基本的なことを怠った末に 55億もの大金を失うことになったという。 地主になりすまし不動産を勝手に売買する地面師。 小説の中の登場人物、ハリソン山中、拓海は 知識も豊富で緻密に計画を練るが 他のメンバーはどうだろう。 新庄さんはインタビューで 〈喜劇的なドタバタも実際に起こっている〉と。 完璧でなくてもほんの少しの隙間に入り込み詐欺を働く。 それにしてもハリソン山中、怖い。 実写版では、豊川悦司さんが演じる。 どんな展開になるだろう。 それも楽しみ。
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積水ハウス地面師詐欺事件をモデルにした作品。「地面師」という組織詐欺で用意周到に練られた手口で相手を圧倒していく。あまりの手際の良さや張られた伏線に、これじゃ騙されるよねと思う。赤子の腕をひねるようなもん。火事で母と妻子を亡くした拓海の虚無の人生も辿りながら過去の真相へ。面白かっ...
積水ハウス地面師詐欺事件をモデルにした作品。「地面師」という組織詐欺で用意周到に練られた手口で相手を圧倒していく。あまりの手際の良さや張られた伏線に、これじゃ騙されるよねと思う。赤子の腕をひねるようなもん。火事で母と妻子を亡くした拓海の虚無の人生も辿りながら過去の真相へ。面白かったです。
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ラストはちょい微妙でしたが面白かった。 地面師の「仕事」ぶり恐れ入りました。 そりゃ逮捕起訴収監されても何度でもやるわ…。
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さすがの新庄耕さん。圧巻。映画みたいな描写でするする読める。後書きで大根監督が「映像化したいけど地面師の話はスポンサーが乗らないから無理」って書いてて笑った。
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免許証を偽造し、土地の所有者(売主)になりすました人物を用意し、大手不動産会社から資金を詐取する。こんな簡単に出来てしまうのかと驚いた。
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実際の土地の詐欺事件をモチーフとした、地面師にスポットを当てた小説。 地面師たちの周到な準備が緻密に描かれ、交渉の場面も緊張感がリアルに伝わってくる。 主人公と詐欺師のリーダーとの因果は作り物感はあるものの(本作品のキモみたいなもんですが)、先を読ませないスリリングな展開は、読み応えありました。
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積水ハウス地面師詐欺事件をモデルにした小説。 他人の土地を利用して詐欺を働く「地面師」たち。チームを組んで用意周到に進めていく。 面白かった。 (図書館)
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超大手企業を騙す手口。 確かに、稀少な土地の買い取りはライバルを出し抜き先頭に立たなければならず、時間も限られるので、 専門的に準備されていればやられてしまうケースもあるのでしょう。
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面白かった。人物の描写もそれぞれ魅力的だし、詐欺の手法もリアルで良かった。後半のスピード感ある展開もナイス。ただ主人公が世捨て人だと感情移入が難しいね。老刑事も使い切れてない気はする。ラストがなかなか好き。無駄に詳しい登山シーンの描写もなかなか良かった。
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★3.5 地面師って、よく知らなかったけど、こんなにうまくいくもんかね。実際に起きた事件を参考にしてそうだし、騙されちゃうもんなのか。バレないか読んでてハラハラした。
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