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地面師たち の商品レビュー

3.8

63件のお客様レビュー

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2021/08/18

不動産売買詐欺師を題材にした小説。 所有者本人になりすまし、お金が振り込まれたらトンズラする。 主人公は何度も現場で顔を晒すが、実際には使い捨てで、主犯は顔を出さない。

Posted byブクログ

2021/08/06

海喜館事件を小説化。非常に楽しく読める。 主人公の背景をゴテゴテにしすぎなくても、ハリソン山中とその仲間たちでもっと面白くできたと思う。 新庄耕の不動産物は評価が高いので、また読みたい。

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2021/07/17

93昔からある手口やから新鮮味はないけど、実際にあった東京の話に基づいた裏付けがあって面白かった。不動産持っている人、たまには登記簿閲覧した方がいいかもね笑

Posted byブクログ

2021/02/13

喜怒哀楽も感情移入もほとんどない。それでも相当面白かった。そもそも地面師に関してボヤっとした知識しかなかったので『地面師たち』というよりも『地面師とは』という視点で読んだ。不動産詐欺を働くチーム地面師。ハイリスクハイリターンの勝負。不思議なことに作中の地面師たちに「捕まってほしい...

喜怒哀楽も感情移入もほとんどない。それでも相当面白かった。そもそも地面師に関してボヤっとした知識しかなかったので『地面師たち』というよりも『地面師とは』という視点で読んだ。不動産詐欺を働くチーム地面師。ハイリスクハイリターンの勝負。不思議なことに作中の地面師たちに「捕まってほしい」とも「成功してほしい」とも思わなかった。ただ主人公のキャラには惹かれた。クールで心情描写はそれほどないのに「若くして総白髪」というインパクト。過去の壮絶な心労が伺える。ハリソンは怖すぎ。後半にかけてのスリリングな展開には痺れた。

Posted byブクログ

2021/01/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読書備忘録558号。 ★★★。 世間を騒がせた積水ハウスの地面師事件。その犯罪手口をモチーフにした小説。 テーマはめちゃくちゃ興味あったけど、読んでみてがっかり。地面師の手口は実際に事件があった時に様々な専門家が解説してくれたので理解しているが、その手口を単にトレースしただけ。物語性は低く、ひねりは一切ない。ドキュメンタリーとしても弱い。 主人公辻本拓海は地面師犯罪グループの首謀者ハリソン山中の下で主役的な役割をもって詐欺を働く。 拓海は、小さいながらも家族経営の工場を営んでいた父のもとで真面目に働いていたが、父親が詐欺にあい放火による無理心中を図ったことで、妻と子供を失う。 失意の中、デリヘルドライバーで辛うじて生活していた時に山中に会い、地面師の世界に入る。 そして、実は山中が父親を騙した詐欺の首謀者で更に放火にも一役関わっていたことを知り復讐を図る、というどこにでも転がっている単純なストーリー。 他の地面師キャラクターも全然人物描写が浅い。 騙されるハウスメーカーの取締役も、こんなアホおらんやろ、というキャラ。 加えて、文体が読みにくい。 せっかく面白いテーマでも、小説家として次元の低い作家が書くとこんな感じになる、というお手本。

Posted byブクログ

2020/12/22

もっとよく知る人ならもっと良さに唸ったのかもしれないと思うところはあった。 私も簡単に騙される側だけど騙すほどのものを持っていないのが幸いなのかも。 読んでてクロサギを読み返したくなった。

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2020/12/07

にしていて臨場感バッチリ。人を欺くそれも企業ごと、余程、頭がしっかり纏めないと成功はおぼつかない。現代社会に跋扈する『騙し』という輩が手を変え品を変え我々の周りに生息している。生きづらい世の中手綱を締め直さねば! 

Posted byブクログ

2020/12/01

不動産専門の詐欺師、地面師たち 入念な準備を重ね、巧妙に本人に成り済まし、土地の売買を行う詐欺師たち。どの時代にも必ずいる彼ら。自身が医療機器の詐欺にあい、倒産、家族も火事で亡くしてしまい、自暴自棄に生をあきらめていた。そんな彼を再び表の世界に呼び戻したのは、地面師の仕事……彼...

不動産専門の詐欺師、地面師たち 入念な準備を重ね、巧妙に本人に成り済まし、土地の売買を行う詐欺師たち。どの時代にも必ずいる彼ら。自身が医療機器の詐欺にあい、倒産、家族も火事で亡くしてしまい、自暴自棄に生をあきらめていた。そんな彼を再び表の世界に呼び戻したのは、地面師の仕事……彼はなんのために詐欺を働くのか?お金のため?生きるため?

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2020/09/24

他人の土地の所有者になりすまし、その土地を第3者に勝手に売却する詐欺師を地面師と呼ぶ。数年前に積水ハウスが約60億円を騙し取られたことで有名になった言葉だ。その手口も驚かされた。チームを組み、リーダーの指示の下、土地調査、文書偽造、資金管理、なりすまし役とその手配など担当が明確化...

他人の土地の所有者になりすまし、その土地を第3者に勝手に売却する詐欺師を地面師と呼ぶ。数年前に積水ハウスが約60億円を騙し取られたことで有名になった言葉だ。その手口も驚かされた。チームを組み、リーダーの指示の下、土地調査、文書偽造、資金管理、なりすまし役とその手配など担当が明確化されていた。 そんな地面師集団をリアルに描いた裏社会小説。父の無理心中で家族を失った主人公が地面師となったいきさつが描かれ、彼が属する地面師チームと狙われた資産家、不動産会社、さらにチームを追う警察官がそれぞれに活躍し、テンポよく他人の土地がカネに化けていく。 読後、詳細に取材をしているという印象。これだけ綿密な準備をされれば、大手企業でもだまされるのも仕方がないか。積水ハウスにちょっと同情。地面師業界をめざす人のマニュアル本としても最適だ。

Posted byブクログ

2020/07/14

積水ハウス事件を彷彿とさせる内容。人物のなりすましを見抜けないで百億騙し取られる間抜けなんていないだろうと思うが、事実は小説より奇なりで実際にあったのだから・・・

Posted byブクログ