勿忘草の咲く町で ~安曇野診療記~ の商品レビュー
地域医療の課題、看取りの課題、医療提供時の課題。 読みながら、主人公たちと共に考える。 簡単には決して解答が出せない課題たち。 そして、解答が出せたとしても正解のない課題たち。 だからといって、考えない。という結論を出してはいけない課題たち。 考えない。見ない。のが一番楽ちんだも...
地域医療の課題、看取りの課題、医療提供時の課題。 読みながら、主人公たちと共に考える。 簡単には決して解答が出せない課題たち。 そして、解答が出せたとしても正解のない課題たち。 だからといって、考えない。という結論を出してはいけない課題たち。 考えない。見ない。のが一番楽ちんだもんな。。 とりあえず。。 安曇野に行きたくなった(笑)
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現役の医師である著者の作品だけに現在の医療現場が抱える様々な課題や問題点がよく分かる♪ 信州松本市郊外の小さな一般病院で看護師として3年目を迎える美琴だが、そんな地方病院に朴訥で飾らないが花に何故か詳しい研修医 桂がやって来た。好対照な2人だがともにある意味不器用で、しかしながら...
現役の医師である著者の作品だけに現在の医療現場が抱える様々な課題や問題点がよく分かる♪ 信州松本市郊外の小さな一般病院で看護師として3年目を迎える美琴だが、そんな地方病院に朴訥で飾らないが花に何故か詳しい研修医 桂がやって来た。好対照な2人だがともにある意味不器用で、しかしながら仕事には前向きで真摯な姿勢は共通する。そんな2人が様々な人間模様や色々な壁に当たりながら成長する一年間が爽やかに、偶にホロリとさせられながら進展する。作品に託して国に政治に行政に現在の医療の問題課題を汲み取って欲しい作者の思いが伝わってきました。
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「神様のカルテ」で描かれるのはベテラン医師が多いけど、 この作品では、研修医や看護師が中心。 終末医療、医療のこれからが描かれています。 シリーズ化して欲しい作品です。 医師として忙しい日常の中で、この様な素晴らしい作品を描ける作者を尊敬します。
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月岡美琴は松本市郊外にある梓川病院に勤めて3年目の看護師。 ここには高齢の患者が多く、特に内科病棟は、半ば高齢者の介護施設のような状態。 その内科へやってきたのが、外科での研修期間を終えた研修医・桂正太郎。 実家が花屋で花に詳しいけど、どこかつかみどころがないその研修医は、患者...
月岡美琴は松本市郊外にある梓川病院に勤めて3年目の看護師。 ここには高齢の患者が多く、特に内科病棟は、半ば高齢者の介護施設のような状態。 その内科へやってきたのが、外科での研修期間を終えた研修医・桂正太郎。 実家が花屋で花に詳しいけど、どこかつかみどころがないその研修医は、患者に対して真摯に向き合い、まだ不慣れながらも懸命に診療をこなし続ける。 患者の数だけある生と死の在り方に悩みながらも、まっすぐに歩み続ける2人。 恋愛要素もありながら、その有り様も爽やかで清々しい。 きれいごとでは済まされない高齢者医療の現実を描き出していて、親の看取り方、自分の逝き方など、いろいろ考えさせられることも多かったですが、とても素敵な医療小説だと思います!!♥
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神様のカルテの読後、こちらを読みました。 読みやすく、より患者側の感情に寄り添ったストーリーのように感じました。 個性豊かで魅力的なキャラクターのおかげでスイスイ読めますが、地域医療の抱える問題やそれに対峙する医師の苦悩、大変さ…(言葉にすると軽くなってしまって残念です)。また...
神様のカルテの読後、こちらを読みました。 読みやすく、より患者側の感情に寄り添ったストーリーのように感じました。 個性豊かで魅力的なキャラクターのおかげでスイスイ読めますが、地域医療の抱える問題やそれに対峙する医師の苦悩、大変さ…(言葉にすると軽くなってしまって残念です)。また病院、医師がここまでケアしてくれるの?と驚く内容もあったりで。 あたりまえに医療を受けて、感謝こそすれ、正直、それは当然と自分が感じていたことに気付かされました。恥ずかしながら。医療関係者には頭が下がる思いです… 神様のカルテ、本作を読んで他の医療モノにも断然興味が湧いてきました♬ 久々に出会えてよかったシリーズです!
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神様のカルテと結び付くかと思わせるシーンがあったがそこで終わってしまい残念である。桂先生と一止が出会って…な〜んて言う展開を読みたいな… 次の神様のカルテシリーズに是非桂先生を登場させて、繋げていって欲しい。
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安曇野、上高地の清冽な景色を思い浮かべながら読むことが出来る、とても清々しい医療&恋愛小説 『神様のカルテ』に出てきた居酒屋「九兵衛」や、大学病院の柿崎先生も出てきて嬉しかった
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高齢者医療の理想と現実の重たい話だが、読後はさわやかな風が吹く。ぜひ続編希望!! 居酒屋「九兵衛」が出てきたときは、思わずニヤっとしてしまった。「患者を引く男」とのコラボも待ってます。
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とても好き。 研修医である桂と 看護師の美琴。 お医者さんは、よく気がつき仕事ができるだけではなく場の雰囲気を読めて、明るさを持った看護師さんがいてくれることで大変な仕事もこなすことができるのだろう サンダーソニア、秋海棠、ダリア、山茶花、カタクリ、勿忘草…とお花に詳しいカ...
とても好き。 研修医である桂と 看護師の美琴。 お医者さんは、よく気がつき仕事ができるだけではなく場の雰囲気を読めて、明るさを持った看護師さんがいてくれることで大変な仕事もこなすことができるのだろう サンダーソニア、秋海棠、ダリア、山茶花、カタクリ、勿忘草…とお花に詳しいカツラ先生と美琴とのやりとりもいい。 寿命だと判断した患者を苦痛なく看取るということがいかに難しいか。終末期では生き方ではなく、死に方が問題になる。 「青い勿忘草」
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神様のカルテ書いた方ですね。 これも地方病院のお話で、新人研修医と3年目看護師目線の日常。 研修医さんがお花屋さんてのが所々で和むお花の話題があって良かった。 やっぱり地方病院の大変さとかがメインだったけど、どうやって死と向き合うかとか、なかなか深いところもあった
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