勿忘草の咲く町で ~安曇野診療記~ の商品レビュー
研修医桂先生、月岡看護師の奮闘記。 何が正しいのか決まりのない医療があります。 私の大好きなお花がたくさん出てきて、癒やされました〜
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“医療とは何か”を考えさせられる作品でした。 答えのない命の問題に日々向き合う研修医と看護師の物語。 命を延ばすことは必ずしも正しいことでは無い。これからの時代、どう看取るのかも大切な問題だと感じました。 また、「神様のカルテ」にも登場したあのお店やあの人も今回の作品では描かれ...
“医療とは何か”を考えさせられる作品でした。 答えのない命の問題に日々向き合う研修医と看護師の物語。 命を延ばすことは必ずしも正しいことでは無い。これからの時代、どう看取るのかも大切な問題だと感じました。 また、「神様のカルテ」にも登場したあのお店やあの人も今回の作品では描かれています。「神様のカルテ」から読まれている方には面白い作品ではないでしょうか☺️
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※このレビューにはネタバレを含みます
田舎町で看護師として働く主人公が、医療・田舎町での病院の裏側などを学びながら成長していく物語だった。 新米研修医が田舎町の病院で働くことになったのだが、医師ならではの悩みや実態も知った。 元々自分が、医療従事者になりたくて医療機関で実習したことがあるため、患者の状態や医療従事者サイドの描写について想像しやすく共感できた。
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今年、1月4日から心不全で、循環器に3週間弱入院しました。 利尿剤で、オシッコ処理が大変でした。 胆管結石でも、30年前に入院したので、 本の内容が良くわかり、未来を見ているようでした。 美琴さんのように可愛いくなくても良いので、やることをキチンとする、看護師がいいです。
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高齢者医療がテーマ。この歳になると、いろいろと感じるものが多い作品。親が癌で亡くなった時、急性期病院から退院させられ、病院で死ぬことも難しい時代になってだなぁと感じでいたので、感動する話ばかりであった。魅力あるふたりの主人公の続編を大いに期待してます。
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信州松本の高齢者患者が多い小さな病院に勤務する美琴と研修医の桂先生を視点にしたお話。 それぞれの医療の向き合い方、考え方なども見えますし、2人が少しずつ歩み寄る感じも良かったです。 またお花がキーとなっているのも素敵だなと思いました。
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安曇野の梓川病院は、患者がほとんど高齢者な上に人手不足。 地方医療が抱える問題、集末期医療など重いテーマが扱われているけど、研修医の桂、3年目の看護師美琴のフレッシュさが物語を爽やかにしている。 二人の医療に向き合う真っ直ぐな姿勢が素敵で、気持ちよく読めた。 シリーズ化して欲しい...
安曇野の梓川病院は、患者がほとんど高齢者な上に人手不足。 地方医療が抱える問題、集末期医療など重いテーマが扱われているけど、研修医の桂、3年目の看護師美琴のフレッシュさが物語を爽やかにしている。 二人の医療に向き合う真っ直ぐな姿勢が素敵で、気持ちよく読めた。 シリーズ化して欲しい!
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
【収録作品】プロローグ 窓辺のサンダーソニア/第一話 秋海棠の季節/第二話 ダリア・ダイアリー/第三話 山茶花の咲く道/第四話 カタクリ賛歌/エピローグ 勿忘草の咲く町で 実家から地元の梓川病院に通う看護師の月岡美琴と花屋の息子で研修医の桂勝太郎の視点で語られる、病院の日常。 第二話の谷崎医師の高齢者医療に対する考え方に共感する。若く、誠実な人には非情に聞こえるかもしれないが、高齢者を現実に知っている身には切実なことである。 実際、高齢者施設で働き疲弊していく若者を見るにつけても、高齢者偏重といえる医療状況を見るにつけても、違うだろ、と思ってしまう。谷崎医師のあり方がギリギリだろう。 ちらりと、ほんとうにちらりと、別シリーズの彼に言及されているところがあり、シリーズ読者としてはちょっと嬉しかった。
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「秋海棠の季節」 せめて満開の花を。 どんな状況か一番分かっているからこそ、どうすれば最善なのか悩んでしまうのかもしれないな。 どれだけ偉い人であろうと、お金で優遇出来る事には限界があり優先も変わる事があるのは当たり前だろう。 「ダリア・ダイアリー」 死神の心を動かす。 考え方...
「秋海棠の季節」 せめて満開の花を。 どんな状況か一番分かっているからこそ、どうすれば最善なのか悩んでしまうのかもしれないな。 どれだけ偉い人であろうと、お金で優遇出来る事には限界があり優先も変わる事があるのは当たり前だろう。 「ダリア・ダイアリー」 死神の心を動かす。 考え方としては確かに分からなくはないが、少しでも助かる希望があるならすべきではないのか。 助ける事が第一優先に変わりはないが、難しいと分かった時でも遺される者に時間を与えてもいいのかもな。 「山茶花の咲く道」 おかしいと思う事。 医療ミスというよりかは、偶然が重なって起こってしまった不慮の事故としか思えないけれどな。 遺族で一番近しい者が納得しているにも関わらず、遠縁の者が口出ししてくるのは一体何が目的なのだろう。 「カタクリ賛歌」 違和感の正体とは。 分からないのでと言われたら仕方ないが、全てお任せしますというだけは無責任なのではないか。 危ない状況だから非常識な時間と分かっていて呼んでいるのに、それに文句をつけるのは間違いではないか。
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読みやすかった。 地方の病院が直面するリアルな高齢者の医療の現実。 治療か看取りか。 医師と看護師の信頼と関係性。 研修医の桂先生の一生懸命で的確な判断で治療をする姿がかっこよかった。患者さんと家族のことを考えて、どこまでの治療をするかを決めるところが、よかった。感謝される治療を...
読みやすかった。 地方の病院が直面するリアルな高齢者の医療の現実。 治療か看取りか。 医師と看護師の信頼と関係性。 研修医の桂先生の一生懸命で的確な判断で治療をする姿がかっこよかった。患者さんと家族のことを考えて、どこまでの治療をするかを決めるところが、よかった。感謝される治療をしてくれる先生っていいなと思った。
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