1兆ドルコーチ の商品レビュー
シリコンバレーの有名人達にコーチングを行ったビルキャンベルという人物の本。 著者は3人で、グーグル創業者のエリックシュミット、ジョナサンローゼンバーグ、アランイーグル。 現代のリーダーには、優れたコーチングができる必要があることを説いている。 内容は主に、ビルにコーチをされた...
シリコンバレーの有名人達にコーチングを行ったビルキャンベルという人物の本。 著者は3人で、グーグル創業者のエリックシュミット、ジョナサンローゼンバーグ、アランイーグル。 現代のリーダーには、優れたコーチングができる必要があることを説いている。 内容は主に、ビルにコーチをされた人たちのインタビューや体験談から、その時どの様な問題があって、その問題にどうやってコーチングを行い解決できたかが書いてある。 マネージャーは管理、監督、評価、賞罰を中心とした伝統的なマネジメントの概念を超えて、コミュニケーション、敬意、フィードバック、信頼をもとにした文化を醸成しなくてはならない。 考察 リーダーとして、チームパフォーマンスを向上させるにはコーチングの能力が必要である。 チームファーストで物事を考える部下を育てることが重要で、そのためには、どのようにコーチングを行い信頼関係を構築するかが書かれている。 コーチには率直で献身性が必要だと書かれているが、特に特殊なスキルや能力は必要ないことから、すぐに実践ができる内容となっている。 下記は気になった部分をピックアップした内容 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ・リーダーは部下が作る 君がすぐれたマネージャーなら、部下が君をリーダーにしてくれる。リーダーをつくるのは君じゃない、部下なのだ ・独裁的な管理スタイルのマネージャーはうまくいかない。 ・リーダーは率直であること。 ・マネジメント手法の評価が平均から1標準偏差上がるごとに、従業員一人当たり時価総額が18,000ドル増加。 グーグル内の最高マネージャーのチームは離職率が低く満足度も高く、業績も良い。 →共通してるのがそのマネージャー達はすぐれたコーチであること。 ・天才とうまく付き合う。 こういう人材は最高のパフォーマンスを発揮できる様にサポートするが、チームにとって弊害があるのであれば去ってもらう必要がある。 ・コーチングを受け入れる人材とは 正直さと謙虚さ、あきらめず努力を厭わない姿勢、常に学ぼうとする意欲がある人 ・リーダーは先陣に立て 物事がうまくいかないとき、いつにも増して誠意、献身、決断力がリーダーに求められる。
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決してテクニック論として読んではいけない。 人間的度量の大きな人が、愛を持って、率直にコーチングすれば素晴らしいコーチになれるということだと思う。 自分の度量が十分かは分からないが、率直に接することが良いことであると思えた一冊。
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年始の読書の息抜きのため購読。 テックジャイアントの成長に寄与したビジネスコーチとその手法に関する話。 ビジネスにおけるコーチングの与えうるインパクトの大きさに気付かせてくれるし興味換気もされるが、手法に関しては理論と言えるものではなく当人のやってたものの紹介にすぎず、余り一...
年始の読書の息抜きのため購読。 テックジャイアントの成長に寄与したビジネスコーチとその手法に関する話。 ビジネスにおけるコーチングの与えうるインパクトの大きさに気付かせてくれるし興味換気もされるが、手法に関しては理論と言えるものではなく当人のやってたものの紹介にすぎず、余り一般的に有用なコンセプトとはいえなさそうなので、コーチングに関しては別途参照したほうが良さそうな気がする。
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ビル・キャンベルがどのような人で、どれだけスティーブ・ジョブズやエリック・シュミットに影響を及ぼし、そしてテックコミュニティのみんなから愛されていたかがわかる本。 この本のテーマを一言でいうとすれば「愛」。 どのように、お互いがお互いを信頼しているチームを作りあげられるかとい...
ビル・キャンベルがどのような人で、どれだけスティーブ・ジョブズやエリック・シュミットに影響を及ぼし、そしてテックコミュニティのみんなから愛されていたかがわかる本。 この本のテーマを一言でいうとすれば「愛」。 どのように、お互いがお互いを信頼しているチームを作りあげられるかということを豊富な事例から解説されている。 ただ、この本がただのハウツー本とは全く違うと感じるのは、著者たちとこの本の完成に協力したテックコミュニティの方々が本当にビル・キャンベルを愛しているということが伝わってきたからだと思う。 1兆ドルコーチの名前の通り、誰もが使うテックカンパニーに大きな愛を以って影響を及ぼした「ザ・コーチ」についての本、必読です。
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最近ハートドリブンを読んだばかりだったからその内容とも重なるところがあって、考えがより深まった。 テック系企業であるGoogleやAppleなどでどうして社員が幸福に働けるのか、今まで疑問に思ったこともなかったけど、一人のコーチが人の人生に向き合い続けた成果かもしれないと考える...
最近ハートドリブンを読んだばかりだったからその内容とも重なるところがあって、考えがより深まった。 テック系企業であるGoogleやAppleなどでどうして社員が幸福に働けるのか、今まで疑問に思ったこともなかったけど、一人のコーチが人の人生に向き合い続けた成果かもしれないと考えると胸が熱くなった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
なんとなく今は必要ない情報だと思って後半は足早に読んだ。だからと言って悪い本ではなく、ビル・キャンベルという人間の人柄や、彼が数々の人物に影響を与えたコーチングだけではなく、それを裏付ける科学的根拠も書かれており良き本だと思った。 コーチングが必要になったら再読が必要。
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ケースごとにビルのコメントを掘り起こす文章スタイルは冗長に感じる。 また抽象化されていないので具体的ではあるが、自分のためにするには色々とやらなくてはならない事がある。 正直1章読んだところでやめたくなった。 結局最後まで読んだ。 もう少しまとまりのある文章にならんか? 言...
ケースごとにビルのコメントを掘り起こす文章スタイルは冗長に感じる。 また抽象化されていないので具体的ではあるが、自分のためにするには色々とやらなくてはならない事がある。 正直1章読んだところでやめたくなった。 結局最後まで読んだ。 もう少しまとまりのある文章にならんか? 言っていることは良い事が多い。
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①あらゆるマネージャーの最優先課題は、部下のしあわせと成功だ。 ②コーチは相手の強みと弱みを知るだけでなく、相手が自分の強みと弱みをどれだけ認識しているかを知らなくてはならない ③人を大切にするには、人に関心を持たないといけない。そのためにプライベートな質問を尋ね、家族を理解...
①あらゆるマネージャーの最優先課題は、部下のしあわせと成功だ。 ②コーチは相手の強みと弱みを知るだけでなく、相手が自分の強みと弱みをどれだけ認識しているかを知らなくてはならない ③人を大切にするには、人に関心を持たないといけない。そのためにプライベートな質問を尋ね、家族を理解する。 大きなことが決定されるときは、チームの全員がそれを受け入れているのかを確認する。 企業の成功にとって大切なものは、会社のためになることを個人としても集団としても全力で取り組むコミュニティとして機能するチーム。
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ビル・キャンベル氏との思い出の場面が丁寧に切り取られ、彼の人柄にじわっと温かい思いがわいてきました。コーチングをお勉強されてない方にもオススメです。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
マネジメントとは?リーダーシップとは? これらの疑問に対する答えが知りたくて購入した。 マネジメントは会社において一番大事な人材を活かす仕事である。マネージャーは、部下に実力を最大限に発揮させ、成長の機会を促すことが求められる。このような環境を部下に提供するために、大事なのは、支援、敬意、信頼である。 支援は、部下のスキルセットを向上させるために手助けをすること、敬意は、部下のキャリアプランを尊重し、それを達成できるよう手助けすること、信頼は、部下に自由に仕事をさせ、判断をさせることである。 つまるところ、部下のしあわせと成功を実現させることが最も求められる。 リーダーはマネジメントを突き詰めた結果、部下から認められてなるものである。部下に敬意を求めるのではなく、常に謙虚に、献身的であることを示さなければならない。 部下にあれこれと指図するのではなく、自分は大切にされていると実感させることが大事で、そうすれば部下はやる気になり与えられた環境で成功しようとするだろう。 チームのパフォーマンスを高める効果があるのは、チーム内での知識の共有である。チームミーティングで問題を議論し、意思決定を下すのが良い練習になる。プライベートな話からミーティングを始めるのは連帯感を高める効果がある。 1on1は、部下を支援するのに良い機会である。お互いの重要な課題を共有し、認識を合わせるとよい。また、チームの目標を事あるごとに示すとともに、彼らが何をしているのか把握する。うまくいってない無いことがあれば軌道修正すふように支援する。ここでも話の最初は雑談で始めるのが良い。これは無駄に見えて、部下の幸福感を高める効果が大きい。
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