1兆ドルコーチ の商品レビュー
かなり話題になっていたので読みました。 AppleやFBを支えた名コーチの話。 コーチングの概念が非常に広まっている今だからこそ、 こういう話がフィーチャーされるのは良い。 コーチという職業はスペシャリストなので、 こういうのってどんどん促進すべきだし、外注とかもありだなぁ ■...
かなり話題になっていたので読みました。 AppleやFBを支えた名コーチの話。 コーチングの概念が非常に広まっている今だからこそ、 こういう話がフィーチャーされるのは良い。 コーチという職業はスペシャリストなので、 こういうのってどんどん促進すべきだし、外注とかもありだなぁ ■リーダーは部下がつくる マネージャーは肩書がつくるが、 リーダーは部下がつくっていく 経緯の強要ではなく、経緯を集めていく 謙虚さと献身さを示して、会社と部下を気にかけていることをわかってもらう マネジメントは細部にこだわる ビルは経営戦略の問題を取り上げることは少なく、 会社がしっかり運営されているか、マネージャーが成長しているかを気にしていた ・直面している機器はなにか?どれくらい早く脱出できそうか? ・チーム育成は進んでいるか? ・スタッフミーティングはどうだったか? ・全員からインプットを得たか? ・何が話題に出たか?出なかったか? など ■人がすべて どんな会社の成功を支えるのも、人だ。 マネージャーの一番大事な仕事は、部下が仕事で実力を発揮し、 成長し、発展できるように手を貸すことだ。 マネージャーは「支援」「敬意」「信頼」を通じて、成長環境を生み出すべきだ。 「支援」:成功するために必要なツールや情報、トレーニング、コーチングを提供すること。 「敬意」:1人ひとりのキャリア目標を理解し、選択を尊重すること。その達成の手助けをする。 「信頼」:自由に仕事に取り組ませ、決定をくださせること。必ず成功できると信じること。 ■職場環境とパフォーマンスの相関性 たのしい職場環境が高いパフォーマンスと相関している そうした環境を手っ取り早く生み出すためには、 家族や楽しいことについて話すのが一番 そのあと本題に入り、経営判断について話し合うには専門分野に関係なく全員が意見を述べる これが意思決定を改善し、仲間意識を高めるための手段 ■「1on1」と「業績評価」のためのビルのフレームワーク >職務に対するパフォーマンス ・売上数値など ・プロダクトの発売予定日や進捗目標など ・顧客からのフィードバック、プロダクトの品質など ・予算数値など >他部署との関係 ・プロダクト部門とエンジニアリング部門の関係はどうか? ・マーケティング部門とプロダクト部門の関係はどうか? ・セールス部門とエンジニアリング部門の関係はどうか?印発す >マネジメントとリーダーシップ ・部下を指導、コーチできているか? ・できの悪い社員を取り除いているか? ・採用に全力を尽くしているか? ・勇気ある行動を取るよう部下を駆り立てているか? >イノベーション ・つねに前進しているか、向上し続ける方法を考えているか? ・新しいテクノロジー、プロダクト、手法をつねに検討しているか? ・自分と業界トップや世界トップの人材を比較しているか?
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自分が亡くなった後にビルのように評価をしてくれる人が自分の周囲に1人でもいれば素晴らしい人生を送った事になると思う。口が悪いところは自分と似ている(笑)。
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最高のチームの条件 ・心理的安全性 ・明瞭さ ・意味 ・信頼関係 ・影響力 重要な意思決定をするとき大切なこと ・緊張や対立が表に出ていること ・専門分野に関係なく全員が意見を述べる ・賛成しなくても、全員がそれを受け入れていること ・対立があるなら決定に最も深く関わる二人に決めさせる。もし意見が異なっても、権限を二人に移譲するとなんとか決めてくる。決めないなら、「俺が決めちゃうぞ」というと、結果決めてくる。 ・問題そのものよりも、誰が、どのチームが対応にあたっているか?適材適所になっているかが大切。 マネージャーの要否 ・業務効率を求めるなら、マネージャーはいたほうがいい 決断と調整をしてくれるから ・創造性を求めるなら、マネージャーはいないほうがいい ゆるやかなネットワークを基盤とした進め方に分がある オペレーショナル・エクセレンス ・ミーティングを行う方法 ーコンセンサスを目指すと集団浅慮に陥る ー事前に全員の意見を聞き、すべての意見を俎上に上げた上で話し合う ・1on1のススメ方 ー職務に対するパフォーマンス ー他部署との関係 ーマネジメントとリーダーシップ ・部下を指導できてる?できの悪い社員を取り除いている?採用に全力?部下にリスクあるチャレンジを促している? ・親身なのか厳しいのか?ではない。親身にかつ厳しいスタンスが理想 ーイノベーション ・つねに向上する方法を考えている? ・新しいテクノロジー、手法を検討している? ・自分と業界や世界のトップ人材を比較している? ・バーを引き上げる ・部下に説明責任をもたせる ・なにより、部下が「自分は大切にされている」と実感させる。耳を傾け、注意を払う=部下が ー家族や楽しいことについて話す。会議前とか。 ・正しいプレーヤを見つける ーCEOのためになにかの業務を統括する人は、その範囲でCEOより秀でていなければならない。 マネージャーは部下が作る ・すぐれたマネージャーなら、部下がリーダーにしてくれる。 ・部下に謙虚さと献身を示せば受け入れてくれる。 ビジネスの序列 ・テクノロジーとプロダクトが最上位 ・それ以外(財務、営業、マーケなど)はプロダクトを世に出すための道具 コーチされるに値する人 ・正直 ・謙虚 ・諦めず努力を厭わない ・つねに学ぼうとする意欲 自分よりチームを大事にする ・それができない人はエゴにとらわれている。 ・一言、「今回は頑張ってほしい」と声をかけるだけで、部下のモチベーションは変わる ・人を大切にするには人に関心を持つ。プライベートについて尋ね、家族を理解し、大変なときに駆けつける。 採用で大事なことは ・スキルとマインドセットがわかれば将来の可能性がわかる ・経験よりも大切な判断基準 大企業でどうするか? ・すべての部署に「実行家」を見つけて、その人材を公式非公式に集めて議論させ、成果を出させた。みんあが、それを楽しみにできるほど。 自己防衛的なギバーになる ・なんでも親身になると身が持たない。周囲が、自分が幸せになると思ったところにギブする。
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シリコンバレーのコーチであったビル・キャンベル氏への追悼と礼賛の書。「コーチ」に係る帰納的法則や汎用的手法が描かれるわけではなく、ビル氏個人の人柄やスキルに多分に依拠した内容なのでやや注意が必要。(この御時世、彼のように「口汚く」罵ったとしたら!) スタートアップCEOやそれに...
シリコンバレーのコーチであったビル・キャンベル氏への追悼と礼賛の書。「コーチ」に係る帰納的法則や汎用的手法が描かれるわけではなく、ビル氏個人の人柄やスキルに多分に依拠した内容なのでやや注意が必要。(この御時世、彼のように「口汚く」罵ったとしたら!) スタートアップCEOやそれに準じるグロース中の経営者は孤独な商売であり、指導し鼓舞し寄り添う者の大切さを痛感させられる。従来は西洋だとコンサル、東洋だと占い師が常だったが、なるほど、「コーチ」はよい。ビルはプレイヤーファーストでありながらチーム全体のパフォーマンス最大化に主眼を置く。印象的なエピソードが、エリック・シュミッツがIPO直前に会長職を解された際、ビルはラリーペイジやセルゲーブリンと直接交渉し影響を行使する実力も立場もあったけれども、そうではなくエリック自身と向き合い自身の決断としてモチベーションを回復させた。問題解決ではなくその結果を見据えたプロセスを重んじる。 本書から大量のインスパイアが得られるが、ビルのスタイルを真似して組織に「コーチ」を導入してもうまくいかないだろう。(日本にはOBの「顧問」という悪しき制度があるが)もう少し「コーチ」というシステムの詳述と真髄に迫ってほしかった。 あと私もビルのハグと悪態を味わいたかった。
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ビル・キャンベルというフットボールのコーチがビジネスの世界のコーチになった。 しかもコーチするのは、スティーブ・ジョブズ、ラリー・ペイジ、セルゲイ・ブリンや著書の1人であるエリック・シュミットなどシリコンバレーの著名人たち。 たくさんの伝説的なエピソードが紹介されながら、ビルとい...
ビル・キャンベルというフットボールのコーチがビジネスの世界のコーチになった。 しかもコーチするのは、スティーブ・ジョブズ、ラリー・ペイジ、セルゲイ・ブリンや著書の1人であるエリック・シュミットなどシリコンバレーの著名人たち。 たくさんの伝説的なエピソードが紹介されながら、ビルという男のコーチングの原則を見出していく。人柄もすごくよく分かる。 こんな男になりたい、こんなリーダーになりたい。そして、こんな死に方がいいなと思わせてくれた。 凄い一冊だ。
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ビル•キャンベルがどれだけ凄いかは良くわかったが、何をやってきたかをつらつらまとめているのみで、それをどうやって実現すれば良いのかのHowの部分が分からなかった。 何をやってきたかも、人を大事に、とかチームを大事にということでありきたりな内容が多く、でもそれを実現するのが難しいので、どうやって実現すれば良いかのHowの部分はもう少し充実して欲しかった。 そんな中でも印象に残ったのは、問題に着目するのではなくチームに着目するということ。問題を解決するのは優秀なチーム。問題にあれこれ口を挟むのではなく、最良のチームを整えるのが重要であるということ!
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組織や結果に人を合わせるばかりがいいわけではなく、状態がいい人がいい組織や結果を生み出すということを確認できた
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シリコンバレー中の成功者に絶大な影響を与えた伝説のリーダーの「成功の方程式」! とのコメントがある通り、そこを学びたくて購入した2019年11月の新刊。 すごい方なんだと思う。(正直すごすぎてよくわからんレベル、あと僕が登場人物をそんなに全員知っていないのですが相当すごすぎるはず) 『愛』がすごく伝わってきた。 僕もラグビースクールでコーチをやっていて、それは選手のことを考えすぎてというのはあるが、ビジネスの世界ではまだそのレベルではできていない。けれど「チームファーストで考える」とか「正しく勝利する」とか、自分でも大事にしている価値観はたくさん出てきた。 「率直さ+思いやりの方程式」なんて、ものすごく僕が目指したいものだし、「心理的安全性」の話はこれまでも何度も出てきますし。 ヒントになることは多数あるし自分でも意識しているところはたくさんあるけれど、たぶん丁寧さとかそうしたエモーショナルな部分の精度がすごく高いんだなと思った。 フットボールのコーチからビジネス界への転身ということで、僕もラグビーフットボールのコーチから学んだことは多いので、特に参考にしながら、また読み返したいと思う。
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自分のチームを思い浮かべながら読み進めた。コミュニティとして機能しているか、チームコーチングの考え方はどうか。1on1の実施といった個人へのアプローチに寄りすぎていたなと痛感した。個の集合であるチーム。リーダーとしての自分が今何をすべきか。そのきっかけを与えてくれた1冊だった。
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GoogleやAppleをはじめ、多くのシリコンバレー企業の成功の裏にはビルキャンベル氏の存在があった。 元アメフト選手である彼特有のコーチングスタイルで多くの人の成功を支援してきた。 ビジネスの成功に大前提として必要なマインドセットについて学べる。 マネジメントで行き詰ま...
GoogleやAppleをはじめ、多くのシリコンバレー企業の成功の裏にはビルキャンベル氏の存在があった。 元アメフト選手である彼特有のコーチングスタイルで多くの人の成功を支援してきた。 ビジネスの成功に大前提として必要なマインドセットについて学べる。 マネジメントで行き詰まりを感じた時に読み返したい。
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