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山の上のランチタイム の商品レビュー

3.3

55件のお客様レビュー

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2020/09/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

母親が表紙借りして、貸してくれた本。 一文が短めで、くだけた文体で、さくさく読める。 好みは分かれるかも。 山の麓にあるレストランで働く主人公の成長の物語。 朝ドラを見ているかのような、ザ主人公という印象の一生懸命で素直すぎる性格には、なかなか共感しにくいところも多かったけど、 第4話から5話にかけての、病院から抜け出した小柄なおばあちゃんとその息子のエピソードにはじんときた。 就職をして距離ができた息子をいつまでも思う母。息子が昔登った山の登頂へ無理をしてでも登りたい母。来ないかもしれない息子の分までサンドウィッチを買って持っていく母。 後日店にやってきた息子に、主人公の父親がかけた「あなたは、母親が命を懸けてこの世に生み出した人間です」という言葉に涙が出た。 「人生には、無理をしなきゃいけない時があるでしょう」 母親が人生の終わりに選んだ無理は、闘病ではなく、息子が7歳児参りで登った山、自分もこっそり後をつけた山に、息子と一緒に登ること。 どこまでも我が子を思う母親に泣けた。 店長の作る料理に、キャラ違いな説明口調の食レポを繰り出す主人公、クールな男の子が助けてもらった直後からデレる少女漫画的展開におうってなる場面もありつつ、 主人公と父親の、共に経験した悲しい過去から、お互いの気持ちは分かりつつ、受け入れられない、受け入れたくない、過保護や反発、距離感がよかった。 オリーブオイルのおにぎり、作ってみよっと。

Posted byブクログ

2020/08/31

ーここにいることが、愛おしい。 葵岳のふもとにあるレストラン「コッヘル デル モタキッラ」で調理補助とホールとして働く美玖。調理する姿が美しすぎてギネスに乗ってしまうのではないかと心配するほどのイケメンシェフと、これまたイケメンでシェフの甥っ子のアルバイト3人で毎日を切り盛りす...

ーここにいることが、愛おしい。 葵岳のふもとにあるレストラン「コッヘル デル モタキッラ」で調理補助とホールとして働く美玖。調理する姿が美しすぎてギネスに乗ってしまうのではないかと心配するほどのイケメンシェフと、これまたイケメンでシェフの甥っ子のアルバイト3人で毎日を切り盛りする。絶品の料理を心温まる店内で、もしくはお弁当として葵岳の頂上でいただく。極上の時間に心までとろけてしまう。 もう、たまらないです、、、! 今まで読んだ美味しい話の中で、過去いちばん美味しいかもしれません!! 魚のムニエルのことを、「銀色の鱗はプラチナ、ギュッとしまった身は真珠色。箸でほろりと解れる。」なんて言われたら……。 オムライスをつくる時「ジューッという音からチリチリピチピチという音に変わりご飯が跳ね始めた。」なんて言われたら……。 にんじんスープのことを「秋の陽光を煮詰めたようなスープに光の粒が浮かんでる」なんて言われたら!!!! たまらないですよ、もう。 そして美味しいだけじゃなくて、山や自然の厳しさや、命の尊さ、命に対する感謝までもが詰め込まれていて、自分の生きてきたこれまでのことが全部愛おしくなります。痛みだって大切だ。 何度も読み返したくなる本です。 高森美由紀さんの本もっと読んでみたくなりました。

Posted byブクログ

2020/08/30

描写が細かくてつい読み飛ばしそうになっちゃう おっとっと、と戻る 葵岳の風を感じられるから頑張って活字を追う(^^;; キセキレイのきみちゃん(^ ^) 短編なんだけど大きなテーマがあって 読み終えて、よかったと思った 自分の身近な所にいる若い子も 生きる道を見つけてほしいなぁ...

描写が細かくてつい読み飛ばしそうになっちゃう おっとっと、と戻る 葵岳の風を感じられるから頑張って活字を追う(^^;; キセキレイのきみちゃん(^ ^) 短編なんだけど大きなテーマがあって 読み終えて、よかったと思った 自分の身近な所にいる若い子も 生きる道を見つけてほしいなぁ 秋冬に読んだらいいかも 清々しい澄んだ空気がいっそう感じられるはず!

Posted byブクログ

2022/10/01

山の麓のレストランで働く、主人公”美玖”が、山を通して自分と向き合い、成長していく過程が描かれた小説。自然の美しさと怖さが丁寧に書かれていました。 死がテーマのひとつになっていますが、イケメンの店長に恋する美玖が可愛く、明るいシーンが多いので救われます。料理も美味しそうだし。アナ...

山の麓のレストランで働く、主人公”美玖”が、山を通して自分と向き合い、成長していく過程が描かれた小説。自然の美しさと怖さが丁寧に書かれていました。 死がテーマのひとつになっていますが、イケメンの店長に恋する美玖が可愛く、明るいシーンが多いので救われます。料理も美味しそうだし。アナグマや猪を料理する部分など、細かい描写から、死が特別な事ではなく身近な存在だと伝わってきます。山で足を滑らせたり、怪我をするシーンが多くてハラハラしながら読みました。 美玖はおっちょこちょいだけど、本当に強くて素敵。ラストのトリュフチョコの章は、新しい一歩を踏み出したくなるストーリーでした。

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2020/08/13

気持ちがフーッと前向きになる本。 森沢朋夫さんのような感じの世界観。 食べ物の描写ももちろんだけど、山の自然の描写も心地よい1冊。

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2020/08/07

オムライスが美味しそう どれもこれも美味しそう 店長どこまでもイケメン オリーブオイルのおにぎり オムライス 山の入口 キセキレイ きみちゃん

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2020/07/16

最初スムーズに入ってこなかったけど、途中からスッと入り込んで読めた。 葵レストランのレシピが美味しそうすぎて、、

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2020/07/13

七歳児参りの子供たちへのお弁当、悩む中学生への 特製クッキー、登山に挑戦する老夫人に贈る サンドイッチ…。イケメンシェフ、お手伝いの 美少年、へっぽこ従業員・美玖がお届けする、 極旨&やみつきの書き下ろしお料理小説。

Posted byブクログ

2020/05/31

美玖が働く葵岳の麓の素敵なカフェ、コッフェル デル モタキッラ。イケメンのシェフの料理はどれも魅力的。その料理のあともうちょっとを的確にアドバイスする美玖はすごい!でも、めちゃめちゃどんくさい…。 登山をする人目線で読んでも面白かった。続編希望。

Posted byブクログ

2020/05/25

山の上のレストランならではの食材。きっと地物がたくさん出てきているんだろうけれど、半分ぐらいわからなかった(無知…) 2時間ぐらいの映画をそのまま文章にした印象。ちょっと読みにくい。 2020/4/22読了

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