山の上のランチタイム の商品レビュー
図書館のトピックコーナーで見つけて借りました。 マメイケダさんの装画に目を惹かれます。 青森県の山の麓にあるレストランが舞台、主人公 青木美玖は元柔道家で小さくてコロンとしていて、常連のお客さんから「こぐまちゃん」と愛を持って呼ばれている。 レストランのシェフ 登磨は超イケメン...
図書館のトピックコーナーで見つけて借りました。 マメイケダさんの装画に目を惹かれます。 青森県の山の麓にあるレストランが舞台、主人公 青木美玖は元柔道家で小さくてコロンとしていて、常連のお客さんから「こぐまちゃん」と愛を持って呼ばれている。 レストランのシェフ 登磨は超イケメンで、たまにお店を手伝う甥っ子 瑛太も同じくイケメン。 登磨は美味しい料理を作ることだけしか興味がない(と言いつつ、とても優しい)。 美玖はちょっと(いやだいぶ)おっちょこちょいで大切なレストランの売り物の料理をすっ転んで台無しにしたりする。 最初、読んでて鈍臭いなあと思ってちょっとイラついたりしてたけど、心根の優しい女性なので、段々好きになってきます。 お母さんを山で亡くした辛い過去がある美玖は、目の前の壁を越えられるのか。 読み終えるとほっこりする1冊です。
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おっちょこちょいの美玖にはクスッと笑える場面もあり仕事では失敗も多いがそんな美玖をイケメン店長は怒ることなく‥最後の場面で、「お客様のことを考えて動いてくれる、その部分においては一度もミスはしていない」と言ってくれた。 店長との恋の行方!?が気になるし、辛い過去から前を向いて進もうする美玖のリスタートを応援したいと思った。
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スルッと読める、んだけどその割になかなか読み終わらない。なんでだろう、分量が単純に多いのかな。 ご飯がおいしそうでお腹が空いてしまった。主人公や周りの人の成長というか、考え方が変わっていくのが生きている人間という感じで好ましかった。
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装丁のおいしそうなデザインに惹かれてたまたま手にとったら、読み心地が良くてスイスイと読めてしまった。 舞台は、青森県にある葵岳のふもとに建つレストラン、「コッヘル デル モタキッラ」(通称、葵レストラン)。そこで働く人たちと訪れる人たちの人間模様を描いた物語。 出てくる料理はどれ...
装丁のおいしそうなデザインに惹かれてたまたま手にとったら、読み心地が良くてスイスイと読めてしまった。 舞台は、青森県にある葵岳のふもとに建つレストラン、「コッヘル デル モタキッラ」(通称、葵レストラン)。そこで働く人たちと訪れる人たちの人間模様を描いた物語。 出てくる料理はどれもおいしそうで、読んでいるだけでお腹が空いてくる。特に気になったのは、オリーブオイルと塩でふんわり握ったおにぎり。材料はごくシンプルなのに、物語ゆえの魔法なのか、読んでいるうちにどうしても食べてみたくなった。 心温まるストーリーなのかと思いきや、(そういう要素もあったけれど)それよりも登場人物たちの仕事へ向き合う姿勢にハッとさせられる部分が多々あった。
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色んな訳アリのお客さんが訪れる。 でも一番訳アリは主人公の美玖ちゃんだ。 自分でも知らずに分厚いメッキをまとって生きてきたけれどそれを剥がし前へと進んでいく。頑張れ!と応援したくなる。 それにしてもおにぎり食べたいな。
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どれも美味しそう。聞き馴染みのない食材もシンプルなごちそうも。至高はおにぎり。 ただ展開が大袈裟というか鎖場のある山で無茶しすぎというか盛り盛りすぎて引いてしまった。
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「世の中には楽しいことと嬉しいことしかないみたいな甘々なメッキで、ずーっとあんた、隠してたでしょ」 私がずっと自分に対して思ってたこと突っ込まれてビックリした。 そう、外の世界に対して笑顔のメッキで固めてるのは私。 物心ついた頃には既にアダルトチルドレンの道化として生きてきたから、これを剥がすのは容易じゃないんだわ。 だって、メッキの中身見たら皆私に幻滅するでしょ? それでも片手で余る位にはメッキの中身を見せられる人もできてきたのよ。 でもこの子みたいに思春期に笑顔のメッキを覚えたら周りにバレるんだろうなぁ。 バレるのはそれはそれで悪くないと思う。 気付いてくれる人がいるのも悪くないと思う。 だって隠し続けるのは辛いもの。 私が私のジョミに全部向き合うにはまだまだ時間も労力もかかるけど、生きてる間に全部噛み砕いて飲み干せているといいな。 と大脱線したけど、この本表紙が美味しそうなのよ。中に出てくるのも美味しそうなのよ。 見返しがテーブルクロスみたいで素敵なの。 内容もとても優しいの。 イケメン店長を実写化するなら誰が良いだろうと本気で悩んだのも確か。 基本的にはとても楽しめる本。
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続編の方を先に読んでしまい美玖たちの過去が気になってこちらも読んでみた。 想像していたより重くてしんどくなる場面も多くありましたが乗り越えようと逃げずに向き合う健気な美玖ちゃんがより一層大好きになった。
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葵岳のふもとにあるレストランで働く主人公・美玖と都会で修行したオーナーの登磨など周囲の人々を描いた小説。美味しそうなごはんとあったかい人々が出てきて、心まであったかくなる。
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最後までこんなにイライラさせられる主人公は初めて。「店長のような」と余計な一言で料理の美味しさをなくす本日の看板メニュー、結婚式の料理を台無しにする無責任さ、アヒージョとは何かとお客さんに聞かれて「しゃぶしゃぶ」と答えるとんちんかん…。共感ゼロ、とにかく不快でした。
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