しらふで生きる の商品レビュー
大伴旅人は大酒飲みだった。酒を讃むる歌十三首。 酒の楽しみは、人生の資産ではなく、負債そのもの。 マイナスのほうが大きい。 物事には、プラスとマイナスの面がある。酒はマイナス面のようが大きい。楽しみの本質は、酔い、であって数時間で消える。残らないので負債だけが残る。 嫌酒剤は、割...
大伴旅人は大酒飲みだった。酒を讃むる歌十三首。 酒の楽しみは、人生の資産ではなく、負債そのもの。 マイナスのほうが大きい。 物事には、プラスとマイナスの面がある。酒はマイナス面のようが大きい。楽しみの本質は、酔い、であって数時間で消える。残らないので負債だけが残る。 嫌酒剤は、割が合わない。楽しみがないのに苦しみだけがある。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
町田康は比較的面白い小説を書く人らしいと言った程度の認識で、氏の書いた小説はひとつも読んだことがない。 新聞の書評に大酒飲みがある日突然断酒をしたそしてそのご一滴も飲んでいないということを知った。書評では老いていく自分を冷静にみようとして断酒したように書いてあったが読んでみると確かにそうとも読めるが、なぜ禁酒するにいたったかのいろいろな思考の変遷が書いてあった。 要するに飲酒による快楽とは一種の逃避行動であり、それは本当に悲しみや不安から逃げているのではなくほっかむりをしている状態だということで、ほっかむりはいつか脱がないといけない。ならほっかむりはないことにしようというそういう話だった。常にしらふでいると頭もスッキリ、体型もほっそり、仕事のかっきりといいことずくめ。出費も抑えられ家計もバッチリといいことづくめのようである。 これにならってみようかなと思う。
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うーん、文体に癖があり、非常に読み辛かった… 自分を平均以下のアホと思う=酒なんて飲んでるうちはアホと考える、と捉えて、この本はおしまい。
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この本と出会ってから半年以上経過。 週一回の外食でのお酒は減らない。 楽しみでもあり、良しとしよう。 それ以外は、禁酒をできている。 昨年までは360日呑んでいたが。 すごい変化だ。 五キロは、痩せた。 週一回のアルコールは、 今まで以上に、酔う(^^) 良い本...
この本と出会ってから半年以上経過。 週一回の外食でのお酒は減らない。 楽しみでもあり、良しとしよう。 それ以外は、禁酒をできている。 昨年までは360日呑んでいたが。 すごい変化だ。 五キロは、痩せた。 週一回のアルコールは、 今まで以上に、酔う(^^) 良い本に出会ったなぁと時間が 経過して思いました。
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私もタバコをやめた時筆者と同じような思いをしたことがあります。それまで感じなかった、草木の香りや食べ物の味のこれまでとの違い、空気や雨の香りまで感じられるようになったのには驚いた。 様々なことが敏感に感じられるようになったように思えた。 でも私は酒はもう40年以上飲んでるが、やめ...
私もタバコをやめた時筆者と同じような思いをしたことがあります。それまで感じなかった、草木の香りや食べ物の味のこれまでとの違い、空気や雨の香りまで感じられるようになったのには驚いた。 様々なことが敏感に感じられるようになったように思えた。 でも私は酒はもう40年以上飲んでるが、やめられない。確かにやめて得るものも多いと思うが、嫌なことを忘れられたり、普段言えないことを言えたり、やれないことをやれたり、夢見たりもお酒の力で出来たりする。お酒の友達は必要だ。私の人生には必要なのできっと私はやめないだろう。
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めちゃめちゃ思い当たるフシがありながら、めちゃめちゃ笑い転げながら読んだ。私には普通の位置が高すぎた。大酒はやめます。
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よくもまあ、断酒だけのテーマでこれだけ書けるものだ。 アルコール中毒になると丁度良いほどほどのお酒とのつき合いができなくなり、全か無かの二択しかないのだろうか? いずれにしても、体調もよくなり節約もできて、良いことずくめのハッピーエンドであった。
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ここ半年くらい、酒をやめたくていろいろな断酒本を手に取っていた。 その矢先、大好きな町田康がこんな本出してる、てか酒やめたの!?とびっくりして、久しぶりに読んだ町田康。 人生は普通苦しいもの、それを「楽しむ権利がある!」と毎晩酒を飲む… 人生を楽しむ者=勝者、人生を楽しまない者...
ここ半年くらい、酒をやめたくていろいろな断酒本を手に取っていた。 その矢先、大好きな町田康がこんな本出してる、てか酒やめたの!?とびっくりして、久しぶりに読んだ町田康。 人生は普通苦しいもの、それを「楽しむ権利がある!」と毎晩酒を飲む… 人生を楽しむ者=勝者、人生を楽しまない者=敗者、というのは、ひとつの欺瞞 この解釈が私にはすごーく腑に落ちて、結果それから酒飲んでません。 ありがとう!町田康!
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酒をやめるに至ったエッセイ本かと思いきや、そりゃそうだよな、グチグチグチグチ、グダグダグダグダ、そうでした、町田康でした。 真剣に読んでるとあれ?バカバカし…?となるこの感覚だけども、自分は普通以下のアホと思うとか、そもそも人生は楽しいものではないとかの認識改造については、酒関係...
酒をやめるに至ったエッセイ本かと思いきや、そりゃそうだよな、グチグチグチグチ、グダグダグダグダ、そうでした、町田康でした。 真剣に読んでるとあれ?バカバカし…?となるこの感覚だけども、自分は普通以下のアホと思うとか、そもそも人生は楽しいものではないとかの認識改造については、酒関係なしに、楽に生きられるヒントを与えられたようでした。 実際、酒を辞めてから変わったことの最後の章を読んで、私も酒に逃げる習慣を辞めてみようと思った。
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自己認識改革だけで酒がやめられる?そんなウソみたいな本当の話。180万部売れるビジネス本のように即効性のあるメソッドはほとんどないが、なんでやめられたかわからない人の話の方がなんかやめられる気がしてきます。今んところ全然やめられる気がしないけど。
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