深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと の商品レビュー
感想 周囲を遮断するのではなく、溶け込むことで安息できる空間を作る。自分のテリトリーを手放すことが大人も楽しめる遊びの第一歩なのかもしれない。
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折り畳みの椅子を持って行き、気に入った場所でお酒を飲む「チェアリング」という遊びを広めたのが著者だということをこの本を読んで知った。 チェアリングは椅子を設置して座るだけでそこが自分にとって落ち着く場所になるという魔法のような効果がありクセになる。日常をほんのちょっと乗り越えて楽...
折り畳みの椅子を持って行き、気に入った場所でお酒を飲む「チェアリング」という遊びを広めたのが著者だということをこの本を読んで知った。 チェアリングは椅子を設置して座るだけでそこが自分にとって落ち着く場所になるという魔法のような効果がありクセになる。日常をほんのちょっと乗り越えて楽しいことをする、そういう話がいろいろ書かれている。
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著者はネットライター。 ネットに書いた記事をまとめた本。 表題に惹かれて借りた。 深夜高速バスは乗ったことが無いが、若い頃行ったスキーバスみたいなもんかと思っている。 来年から無職になるので大阪とか色々旅するのに使うかな、と思っていたが色々読むと、やはり金出しても新幹線が良いやと...
著者はネットライター。 ネットに書いた記事をまとめた本。 表題に惹かれて借りた。 深夜高速バスは乗ったことが無いが、若い頃行ったスキーバスみたいなもんかと思っている。 来年から無職になるので大阪とか色々旅するのに使うかな、と思っていたが色々読むと、やはり金出しても新幹線が良いやとなった。 興味のあるところだけ読み散らかしたけど結構楽しかった。著者の親父が自分と同年配なんだな。 作品紹介・あらすじ ウェブメディア界の真打、「チェアリング」の開祖、若手飲酒シーンの大本命、ついに初の単著! 人、酒、店、旅……、現代日本に浮かび上がる疑問を調査し、記録する、ザ・ベスト・オブ・スズキナオ! 岸政彦(社会学者)、林雄司(「デイリーポータルZ」編集長)推薦!!
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スズキナオさんの2冊目。 やっぱりこの本の中に流れる空気感が好き。 ナオさんにしか作れないんだよなぁって思う。 ほのぼのするんだよね。 いつでも読める、すきま時間に読める感じが好きです。
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きっと描かれているのは数年前の風景なのに、失われつつある社会がそのまま描写されているような…失われる前に自分の目で見てみたいな…
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他で読んだ本で紹介されていたので興味を持って読んでみたのだが、予想外に面白かった。 特別、文が上手い!とか内容が物凄く面白い!というわけでもないが、何となくヘェ〜と読み進めていってスルスル読んでしまった。発想というか物事の捉え方がすごく面白い人だと感じました。 自分も四つ手網...
他で読んだ本で紹介されていたので興味を持って読んでみたのだが、予想外に面白かった。 特別、文が上手い!とか内容が物凄く面白い!というわけでもないが、何となくヘェ〜と読み進めていってスルスル読んでしまった。発想というか物事の捉え方がすごく面白い人だと感じました。 自分も四つ手網の小屋に行ってみようかなぁと思ったり、実家や自宅周辺の通り過ぎていた店に入ってみようかなと思った。何より筆者のように、日常の何気ない思いつきをトライしてみたり、何気ない事に楽しみを見出せる暮らし方をしてみたいなと思えた。人生の楽しみ方のヒントをもらえるような本でした。
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スズキナオさんの文章には、デイリーポータルZのWeb記事で大いにお世話になっていたので、Kindleのセールで本著を発見して購入。帯にある「若手飲酒シーンの大本命」ってキャッチコピー、どういうコト?(笑 あと、デイリーポータルでもそんな記述を見かけていましたが「ただ座って飲んでる...
スズキナオさんの文章には、デイリーポータルZのWeb記事で大いにお世話になっていたので、Kindleのセールで本著を発見して購入。帯にある「若手飲酒シーンの大本命」ってキャッチコピー、どういうコト?(笑 あと、デイリーポータルでもそんな記述を見かけていましたが「ただ座って飲んでるだけで、知らない人から話しかけられるひと」という評、これって凄いなぁと。自分がそうじゃないのもあるので羨ましさもありつつ…。 んで、読んでみたら「デイリーポータルZ」をはじめ、各種Webメディアに掲載した記事をまとめ直したもの、という感じで、あんまりバスに乗ってる感じじゃないですね!ただ、あらためて面白く読ませてもらいました。 (無粋な余談ですが、"深夜バス"という表現は「水曜どうでしょう用語」で、ホントは"夜行バス"ですね。深夜バスは夜に走るちょっと高い路線バスだったかと) スズキナオさんのような目の付け所は、本当に「コロンブスの卵」だなぁと思います。 たとえば、本著の最終編「名前のないラーメンを探して」は、ある意味ではBS-TBS「町中華で飲ろうぜ」のはしりだと思うのですが、同番組が始まったのは2019年4月、スズキナオさんが本編を上梓したのが2012年12月。 氏が提唱?している「チェアリング」も、遠からずTV番組で取り上げられるような文化になるかもしれません(とか言いつつ、こないだ既にワイドショーにちょっと登場していたような…)。 一見社会的に役に立つ訳ではないのかもしれませんが、こういった文化、大事にしていきたいものです。
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なかなか味わい深い本であり、人生とは こんな楽しみ方もあるのか、としみじみ 考えさせられます。 みうらじゅん氏につながるような、それ まで誰も考えもしなかった日常にテーマ を与えて、新しいスタイルの「イベント」 へ昇華させているのです。 例えば「スーパーの半額値引き肉だけで ...
なかなか味わい深い本であり、人生とは こんな楽しみ方もあるのか、としみじみ 考えさせられます。 みうらじゅん氏につながるような、それ まで誰も考えもしなかった日常にテーマ を与えて、新しいスタイルの「イベント」 へ昇華させているのです。 例えば「スーパーの半額値引き肉だけで 半額焼肉パーティー」、バーベキューで はなく「お鍋キュー」を公園で楽しむ、 ただし中に入れる具は近場のコンビニで 手に入るものに限る、これを競う。 さらにディズニーランドや豊島園の中に 入るのではなく、その周りにある風景を 散歩して楽しむ、などちょっとした視点 のズラしが秀逸です。 「これは面白そうだな。今度やってみ よう」と思ってしまう一冊です。
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毎日を楽しむバイブル。 とにかく1回検索して目次を見てほしい。 銭湯の鏡広告、廃バスラーメン、四つ手網体験記、 厳密割り勘飲み会、動物園飲み、 終電逃したつもり深夜散歩…… ひとつでもわくわくしたらぜひ読んで。 “考え方次第で、なんでもない日々を 少しくらいは楽しいものにする...
毎日を楽しむバイブル。 とにかく1回検索して目次を見てほしい。 銭湯の鏡広告、廃バスラーメン、四つ手網体験記、 厳密割り勘飲み会、動物園飲み、 終電逃したつもり深夜散歩…… ひとつでもわくわくしたらぜひ読んで。 “考え方次第で、なんでもない日々を 少しくらいは楽しいものにすることができる” というコンセプトが、 わたしの「羨ましい」にぶっささった。 筆者、わたしの生き別れの血縁者なのでは? と思うくらい、 諸々の事柄に対する感想に共感。 「うんうん」「たしかに」「おっしゃるとおりで!」 と思いつつ、文章力で「ふふ」と笑わせてくれる。 密かに師匠にしよう。 “当たり前すぎてみんなが素通りしていくものや、 忘れられたようにひっそりとあるもの、 いつも一緒にいてくれる友人とか田舎の親戚とか、 そういうところにずっと目を向けたがっている” という筆者の嗜好や考え方は超似ているんだけど、 決定的に違うところもあって、 店主に「聞いてみる」とか友人に「声をかけ」ることが 私はなかなかできないんだよなぁ、くやしいぜ。
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※このレビューにはネタバレを含みます
タイトルから、深夜バスの回想記かと思って読み始めたんだけど、これには良い意味で裏切られた。 タイトル自体は一エッセイからの引用で、あちゃーと思いながら読み続けていると、独特のゆるい時間の流れと楽観的な思考に気づけばにんまり。続刊が出るようなら、確実に手に取りたい。
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