さんかく の商品レビュー
人物それぞれの視点から捉えた話の切りかえしが心地よかった。 話の一区切り一区切りをさらりとした書き口で料理の作り方、見た目、味で表現していた。 後半が近づくにつれ、中途半端に居心地の良さを考え、決断する速さ、気持ちの切り替えができない登場人物に最後までモヤモヤ感が残ってしまった...
人物それぞれの視点から捉えた話の切りかえしが心地よかった。 話の一区切り一区切りをさらりとした書き口で料理の作り方、見た目、味で表現していた。 後半が近づくにつれ、中途半端に居心地の良さを考え、決断する速さ、気持ちの切り替えができない登場人物に最後までモヤモヤ感が残ってしまった。
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各章で出てくる食べ物がどれもこれも美味しそうで、美味しそうで。 題名のさんかくは、三角関係のさんかくかー。 食べ物に関してはとても心躍ったけど、 最後は何だか若い男女の痴話喧嘩に巻き込まれた感。
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35歳過ぎたフリーの書き物をする高村先輩とバイトで昔同じだった年下の伊東くん。 ひとつ屋根の下で暮らす男女なのだが。。。 少し歯痒い二人り。。。
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不思議な三角関係のお話。伊東くんさ、なんかずるくね?とも思いながら読んだが、高村さんの作る料理やお店の料理が美味しそう。結局 高村さんが大人なんだなぁと思う。
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三角関係に満たない さんかく 三点の間を結ぶ線が、未来に繋がっていくほど強くない 女、男、女 の話だった 食事との関係が 三人を繋いでいる 食べる行為、あらためて自分の中でどういうものなのか 考えてみたいと思った一冊でした 正和 の位置にいるので 夕香 の要素を増やしたいな...
三角関係に満たない さんかく 三点の間を結ぶ線が、未来に繋がっていくほど強くない 女、男、女 の話だった 食事との関係が 三人を繋いでいる 食べる行為、あらためて自分の中でどういうものなのか 考えてみたいと思った一冊でした 正和 の位置にいるので 夕香 の要素を増やしたいなと ひとりごちた 私がいました。 あなたは どうですか? 食事へのこだわりって 恋愛関係にもすごく密接に関わってきてるかもな 趣味とかよりももっと。 でも合うからといって、パートナーにならない関係も あるわけで それを、友情とよべない せつなさよ。 ああ ふらっといって手作りご飯をだしてくれる場所 欲しいなあ と読み終えました
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装丁と京都と町家という設定にひとめぼれ。 ゆるい三角関係に、どうなるのだろう?と思ったけど、それを上回るごはんの美味しそうな様子が伝わってきました。恋愛小説でもあるけど、ご飯小説でもあると思う。 …大人はみんなずるいなあと思ってしまいました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
高村さん、適度に交流があり、伊東君への胃袋作戦も成功してるあたり、自分がどういう人間なのかよく理解している。スマートだけどちょっと怖いと思ってしまった。ラストの切れ味、普通のアラフォーにはできないもの。 逆に、華のわちゃわちゃ。傷ついてるってわかってほしいよね。彼女も曲げないあたり、伊東くんは振り回されていればいいよ。
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初出 2018〜19年トーハン「新刊ニュース」 食べ物の名前のタイトルがついた連続18話 独立したデザイナーでアラフォー高村夕香は京都の町家にひとり暮らし。そこへ昔のバイト仲間で年下の伊藤くんが食の好みがあって高村の料理に惹かれて同居するが、恋愛感情はなく、ふたりで食を楽しむ。...
初出 2018〜19年トーハン「新刊ニュース」 食べ物の名前のタイトルがついた連続18話 独立したデザイナーでアラフォー高村夕香は京都の町家にひとり暮らし。そこへ昔のバイト仲間で年下の伊藤くんが食の好みがあって高村の料理に惹かれて同居するが、恋愛感情はなく、ふたりで食を楽しむ。彼には大学で動物の解剖をしている華という恋人がいるが研究一筋で、互いにちょっと踏み込めていない。この奇妙な「さんかく」関係の3人が、代わるがわる語り手となって、いろんな食べ物を間にして自分のあり方、相手との係わり方をめぐって考えながら展開する。 ああわかるわかる、ああ美味しそう、がたくさんで良質なエンタテイメント。 途中でどう終わらせるのか気になったが、まあ、思ったとおりのエンディング。 今年はぐいぐい読ませる『神様の暇つぶし』のほうが良かったかな。
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不思議な三角関係。 男女でも、同性でも食の好みが合うと親近感がわくのはとてもよくわかる。居心地がいい人って損なのかな。伊東くんみたいな受け身な感じ嫌いじゃない。美味しそうな料理がいっぱいでお腹が空く1冊だった。
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アラフォー自営業の高村さんは「いいかげんなものは食べたくない」というモットー、グルメであり料理上手。そんな彼女に胃袋掴まれた年下男性伊東君。同居し、ご相伴にあずかる日々。しかし伊東君には恋人がいる。高村さんとの間に男女の関係はない。理解できるようなできないような、奇妙な三角関係の...
アラフォー自営業の高村さんは「いいかげんなものは食べたくない」というモットー、グルメであり料理上手。そんな彼女に胃袋掴まれた年下男性伊東君。同居し、ご相伴にあずかる日々。しかし伊東君には恋人がいる。高村さんとの間に男女の関係はない。理解できるようなできないような、奇妙な三角関係の話。あまり伊東君は好きではない。高村さんには共感。私もいいかげんなものは食べたくない。「美味しいね」って言い合える関係、素敵だ。そこに本当に愛はなかったのか?不思議な読後感。とにかく美味しそうなご飯がたくさん出てくる物語。(新刊)
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